FCポートパラメーター設定

概要

装置とホスト間の接続、およびRECまたはStorage Migration 装置間の接続に使用する、FCホストインターフェースポートのパラメーターを設定します。

Caution
  • 運用中にポートパラメーターを変更する場合は、必ず設定を変更するポートに接続されているホストアクセスを停止してください。新規に増設したCAのポートパラメーターを変更する場合は、ホストアクセスを停止する必要はありません。

  • オンライン方式およびオフライン方式のStorage Migration経路が設定されているFC-Initiatorポートは、ポートパラメーターを変更できません。

Note
  • FCポートのポートモードには、接続に使用する「CA」、RECで使用する「RA」、その両方に使用できる「CA/RA」、およびStorage Migration で使用する「Initiator」の4種類があります。ポートモードを切り替える場合は、「ポートモード設定」を参照してください。初期値は「CA」です。

  • FC-CAのパラメーター設定については各OS種別対応の『構築ガイド(サーバ接続編)』を参照してください。

  • FC-Initiatorポートのポートパラメーターを変更する場合は、該当ポートに設定されている経路グループを削除してください。詳細は、「Storage Migration経路削除」を参照してください。

設定内容

FCポートパラメーターの設定

ホスト接続時、REC実行時、またはStorage Migration実行時、本装置のポート接続情報(FCポートの詳細情報)を設定します。

FCポートパラメーターは以下の3タイプで設定項目が異なります。

FCポートパラメーターをコピーして設定

複数のFCポートを選択し、FCポートパラメーターの設定およびコピーを行います。詳細は、FCポートパラメーターをコピーして設定する場合を参照してください。

ポートモードが「CA」の場合

項目 説明 設定値

ポート

設定対象となるポートを選択します。

選択肢として対象ポートの位置情報が表示されます。

ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6の場合

CE#n CM#n CA#n Port#n

ETERNUS DX600 S6またはETERNUS DX8100 S6の場合

CM#n CA#n Port#n

タイプ

対象ポートのタイプが表示されます。

8G FC

16G FC

32G FC

64G FC

SFPタイプ

対象ポートのSFPタイプが表示されます。SFPが搭載されていない場合、「Unmount」が表示されます。

  • 16G SWL SFP+

    最大16 Gbit/s のFC に搭載されるSFP (16G SFP+) です。

  • 32G SWL SFP+

    最大32 Gbit/s のFC に搭載されるSFP (32G SFP+) です。

  • 64G SWL SFP+

    最大64 Gbit/s のFC に搭載されるSFP (64G SFP+) です。

  • Unknown

    上記以外のSFPです。

ポートモード

対象ポートのポートモードが表示されます。

FC-CA

接続形態

対象ポートの接続形態を「Fabric」または「FC-AL」から選択します。

「FC-AL」を選択した場合は、対象ポートに Loop ID を割り当てる必要があります。

  • Fabric

    ファイバチャネルスイッチを経由して複数のノード間通信を同時に実行できる接続形態です。

  • FC-AL

    複数のノードをループ上に接続する形態です。

Caution
  • 8 Gbit/sで直接接続する場合は、「FC-AL」を選択してください。ただし、接続先ファイバチャネルカードにより、接続形態に「Fabric」を選択する場合があります。詳細は、『構築ガイド(サーバ接続編)』(*1)の「サーバとの接続形態に関する設定(FC ポートパラメーター設定)」を参照してください。

    *1  :  『構築ガイド(サーバ接続編)ファイバチャネル/ETERNUS AF series, ETERNUS DX200F オールフラッシュアレイ, ETERNUS DX S6/S5/S4/S3 series ハイブリッドストレージシステム 設定用』のことです。
  • 16 Gbit/s 以上で直接接続する場合は、「Fabric」を選択してください。接続先ファイバチャネルカードによりファイバチャネルスイッチが必要な場合があります。詳細は、ファイバチャネルカードの仕様を確認してください。

Fabric

FC-AL

Loop ID 設定

接続形態に「FC-AL」を選択した場合、Loop IDの設定方法について「手動」か「自動」かを選択します。

「Loop ID」とは、ループ内でのノードの識別番号です

手動

自動

Loop ID

手動

Loop IDの設定方法が「手動」の場合、Loop IDを入力します。

Loop IDは、すべてのポートと重複しない値にしてください。

0x0(初期値)~ 0x7D

自動

Loop IDの設定方法が「自動」の場合、「昇順」か、「降順」を選択します。

昇順

降順

転送速度

対象ポートの転送速度を選択します。FCのタイプ、SFPタイプ、および接続形態により、選択できる転送速度が異なります。

タイプ SFPタイプ 接続形態 転送速度
64G FC 64G SWL SFP+ Fabric

Auto-negotiation

16 Gbit/s

32 Gbit/s

64 Gbit/s

32G SWL SFP+

Auto-negotiation

16 Gbit/s

32 Gbit/s

32G FC

32G SWL SFP+

Fabric

Auto-negotiation

8 Gbit/s

16 Gbit/s

32 Gbit/s

FC-AL

Auto-negotiation

8 Gbit/s

16G SWL SFP+

Fabric

Auto-negotiation

8 Gbit/s

16 Gbit/s

FC-AL

Auto-negotiation

8 Gbit/s

その他

Auto-negotiation

8 Gbit/s

Caution
  • 転送速度に「16 Gbit/s」または「32 Gbit/s」が設定されている場合、接続形態を「Fabric」から「FC-AL」に変更すると、転送速度は「Auto-negotiation」が選択されます。

Auto-negotiation

8 Gbit/s

16 Gbit/s

32 Gbit/s

64 Gbit/s

フレームサイズ

対象ポートのフレームサイズを選択します。

「フレームサイズ」とは、通信情報の長さを規定したものです。

512 bytes

1024 bytes

2048 bytes(初期値)

Reset Scope

対象ポートのリセット作用範囲を選択します。

リセット作用範囲とは、対象ポートが複数のサーバと接続している場合、サーバからのコマンドリセット要求が作用する範囲のことです。

  • I_T_L (I:Initiator、T:Target、L:LUN)

    コマンドリセット要求を送信したサーバからのコマンド要求だけをリセット(キャンセル)します。

  • T_L (T:Target、L:LUN)

    対象ポートに接続される全サーバから受けているコマンド要求をすべてリセット(キャンセル)します。

I_T_L

T_L

Chipリセット時のリザベーション解除

対象ポート(チップ)がリセットされたとき、ボリュームのリザーブ状態解除を「有効にする」か、「無効にする」を選択します。

有効にする

無効にする

ポートモードが「RA」または「CA/RA」の場合

項目 説明 設定値

ポート

設定対象となるポートを選択します。

選択肢として対象ポートの位置情報が表示されます。

ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6の場合

CE#n CM#n CA#n Port#n

ETERNUS DX600 S6またはETERNUS DX8100 S6の場合

CM#n CA#n Port#n

タイプ

対象ポートのタイプが表示されます。

8G FC

16G FC

32G FC

64G FC

SFPタイプ

対象ポートのSFPタイプが表示されます。SFPが搭載されていない場合、「Unmount」が表示されます。

  • 16G SWL SFP+

    最大16 Gbit/sのFCに搭載されるSFP (16G SFP+) です。

  • 32G SWL SFP+

    最大32 Gbit/sのFCに搭載されるSFP (32G SFP+) です。

  • 64G SWL SFP+

    最大64 Gbit/sのFCに搭載されるSFP (64G SFP+) です。

  • Unknown

    上記以外のSFPです。

ポートモード

対象ポートのポートモードが表示されます。

FC-RA

FC-CA/RA

接続形態

対象ポートの接続形態を「Fabric」または「FC-AL」から選択します。

「FC-AL」を選択した場合は、対象ポートに Loop ID を割り当てる必要があります。

  • Fabric

    ファイバチャネルスイッチを経由して複数のノード間通信を同時に実行できる接続形態です。

  • FC-AL

    複数のノードをループ上に接続する形態です。

Caution
  • 8 Gbit/sで直接接続する場合は、「FC-AL」を選択してください。ただし、接続先ファイバチャネルカードにより、接続形態に「Fabric」を選択する場合があります。詳細は、『構築ガイド(サーバ接続編)』(*1)の「サーバとの接続形態に関する設定(FC ポートパラメーター設定)」を参照してください。

    *1  :  『構築ガイド(サーバ接続編)ファイバチャネル/ETERNUS AF series, ETERNUS DX200F オールフラッシュアレイ, ETERNUS DX S6/S5/S4/S3 series ハイブリッドストレージシステム 設定用』のことです。
  • 16 Gbit/s 以上で直接接続する場合は、「Fabric」を選択してください。

Fabric

FC-AL

Loop ID 設定

接続形態に「FC-AL」を選択した場合、Loop IDの指定方法について「手動」か「自動」かを選択します。

「Loop ID」とは、ループ内でのノードの識別番号です

手動

自動

Loop ID

手動

Loop IDの設定方法が「手動」の場合、Loop IDを入力します。

Loop IDは、すべてのポートと重複しない値にしてください。

0x0(初期値)~ 0x7D

自動

Loop IDの設定方法が「自動」の場合、「昇順」か、「降順」を選択します。

昇順

降順

転送速度

対象ポートの転送速度を選択します。FCのタイプ、SFPタイプ、および接続形態により、選択できる転送速度が異なります。

タイプ SFPタイプ 接続形態 転送速度
64G FC 64G SWL SFP+ Fabric

Auto-negotiation

16 Gbit/s

32 Gbit/s

64 Gbit/s

32G SWL SFP+

Auto-negotiation

16 Gbit/s

32 Gbit/s

32G FC

32G SWL SFP+

Fabric

Auto-negotiation

8 Gbit/s

16 Gbit/s

32 Gbit/s

FC-AL

Auto-negotiation

8 Gbit/s

16G SWL SFP+

Fabric

Auto-negotiation

8 Gbit/s

16 Gbit/s

FC-AL

Auto-negotiation

8 Gbit/s

その他

Auto-negotiation

8 Gbit/s

Caution
  • 転送速度に「16 Gbit/s」または「32 Gbit/s」が設定されている場合、接続形態を「Fabric」から「FC-AL」に変更すると、転送速度は「Auto-negotiation」が選択されます。

Auto-negotiation

8 Gbit/s

16 Gbit/s

32 Gbit/s

64 Gbit/s

フレームサイズ

対象ポートのフレームサイズを選択します。

「フレームサイズ」とは、通信情報の長さを規定したものです。

512 bytes

1024 bytes

2048 bytes(初期値)

Reset Scope

対象ポートのリセット作用範囲を選択します。

リセット作用範囲とは、対象ポートが複数のサーバと接続している場合、サーバからのコマンドリセット要求が作用する範囲のことです。

本項目は、ポートモードが「FC-CA/RA」の場合に表示されます。

  • I_T_L (I:Initiator、T:Target、L:LUN)

    コマンドリセット要求を送信したサーバからのコマンド要求だけをリセット(キャンセル)します。

  • T_L (T:Target、L:LUN)

    対象ポートに接続される全サーバから受けているコマンド要求をすべてリセット(キャンセル)します。

I_T_L

T_L

Chipリセット時のリザベーション解除

対象ポート(チップ)がリセットされたとき、ボリュームのリザーブ状態解除を「有効にする」か、「無効にする」を選択します。

本項目は、ポートモードが「FC-CA/RA」の場合に表示されます。

有効にする

無効にする

REC回線番号

対象ポートのREC回線番号を選択します。

REC回線番号は、回線故障発生時に通信経路を切り替える際に使用します。REC回線番号で故障回線を区別するため、物理的な通信経路ごとに異なるREC回線番号を設定します。正常運用時は、REC回線番号がすべて同じ値でも、異なる値でも従来どおりのRECが動作します。REC回線番号に優先順位はありません。

本項目は、アドバンスト・コピーのライセンスが登録されている場合だけ表示されます。

Caution
  • 回線故障発生時、コピー元装置のREC回線番号で通信経路が切り替えられます。しかし、データのリカバリーを考慮し、基本的にコピー元装置とコピー先装置で同じ値を設定してください。

  • ポートモードを「CA/RA」または「RA」からそのほかのモードに変更した場合、REC回線番号は初期値(「0」)に戻ります。「CA/RA」から「RA」または「RA」から「CA/RA」に変更した場合、REC回線番号は設定状態が引き継がれます。詳細は、「ポートモード設定」を参照してください。

0(初期値)~ 127

REC転送モード

対象ポートで以下の転送モードのREC を「有効にする」か「無効にする」かを選択します。

  • Sync(同期転送モード)

  • Async Stack(非同期Stackモード)

  • Async Consistency(非同期Consistencyモード)

  • Async Through(非同期Throughモード)

「有効にする」を選択した場合、対象ポートで各転送モードのRECが動作します。

「無効にする」を選択した場合、対象ポートで各転送モードのRECは動作しません。

例えば、Consistency 用のポートとStack 用のポートを別々に指定すると、互いに影響することなくデータ転送が行えます。設定状態は、REC経路を設定しても引き継がれます。すべてのREC 転送モードに「有効にする」を選択した場合、従来どおりのREC が動作します。

本項目は、アドバンスト・コピーのライセンスが登録されている場合だけ表示されます。

Caution
  • 対象ポートでRECが動作中でも、コピーセッションを Suspend することなくREC転送モードを変更できます。設定状態の変更は即座に装置に反映されます。

  • すべてのRAポートとCA/RAポートで特定のREC転送モードを無効にした場合、そのREC転送モードのコピーセッションを起動すると、すべてのRAポートおよびCA/RAポートが経路閉塞とみなされ、エラーになります。動作中のコピーセッションのREC転送モードを無効にした場合、該当コピーセッションは Halt状態になります。

  • すべてのRAポートとCA/RAポートで「Async Consistency」を無効にした場合、RECバッファーの状態は「異常」になります。

  • データのリカバリーを考慮し、基本的にコピー元装置とコピー先装置で同じ設定にしてください。ただし、コピー元装置にREC転送モードを設定していれば、コピー先が以下の装置であっても、指定したREC転送モードで動作します。
    • 旧機種(ETERNUS DX S5/S4/S3 seriesまたはETERNUS AF S3 series)

    • 「REC転送モード」を設定していない装置

  • ポートモードを「CA/RA」または「RA」からそのほかのモードに変更した場合、REC転送モードは初期値(「有効にする」)に戻ります。「CA/RA」から「RA」または「RA」から「CA/RA」に変更した場合、REC転送モードは設定状態が引き継がれます。詳細は、「ポートモード設定」を参照してください。

有効にする

無効にする

ポートモードが「Initiator」の場合

項目 説明 設定値

ポート

設定対象となるポートを選択します。

選択肢として対象ポートの位置情報が表示されます。

ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6の場合

CE#n CM#n CA#n Port#n

ETERNUS DX600 S6またはETERNUS DX8100 S6の場合

CM#n CA#n Port#n

タイプ

対象ポートのタイプが表示されます。

8G FC

16G FC

32G FC

64G FC

SFPタイプ

対象ポートのSFPタイプが表示されます。SFPが搭載されていない場合、「Unmount」が表示されます。

  • 16G SWL SFP+

    最大16 Gbit/sのFCに搭載されるSFP (16G SFP+) です。

  • 32G SWL SFP+

    最大32 Gbit/sのFCに搭載されるSFP (32G SFP+) です。

  • 64G SWL SFP+

    最大64 Gbit/sのFCに搭載されるSFP (64G SFP+) です。

  • Unknown

    上記以外のSFPです。

ポートモード

対象ポートのポートモードが表示されます。

FC-Initiator

接続形態

対象ポートの接続形態を「Fabric」または「FC-AL」から選択します。

「FC-AL」を選択した場合は、対象ポートに Loop ID を割り当てる必要があります。

  • Fabric

    ファイバチャネルスイッチを経由して複数のノード間通信を同時に実行できる接続形態です。

  • FC-AL

    複数のノードをループ上に接続する形態です。

Caution
  • 8 Gbit/sで直接接続する場合は、「FC-AL」を選択してください。

  • 16 Gbit/s 以上で直接接続する場合は、「Fabric」を選択してください。

Fabric

FC-AL

Loop ID 設定

接続形態に「FC-AL」を選択した場合、Loop IDの設定方法について「手動」か「自動」かを選択します。

「Loop ID」とは、ループ内でのノードの識別番号です

手動

自動

Loop ID

手動

Loop IDの設定方法が「手動」の場合、Loop IDを入力します。

Loop IDは、すべてのポートと重複しない値にしてください。

0x0(初期値)~ 0x7D

自動

Loop IDの設定方法が「自動」の場合、「昇順」か、「降順」を選択します。

昇順

降順

転送速度

対象ポートの転送速度を選択します。FCのタイプ、SFPタイプ、および接続形態により、選択できる転送速度が異なります。

タイプ SFPタイプ 接続形態 転送速度
64G FC 64G SWL SFP+ Fabric

Auto-negotiation

16 Gbit/s

32 Gbit/s

64 Gbit/s

32G SWL SFP+

Auto-negotiation

16 Gbit/s

32 Gbit/s

32G FC

32G SWL SFP+

Fabric

Auto-negotiation

8 Gbit/s

16 Gbit/s

32 Gbit/s

FC-AL

Auto-negotiation

8 Gbit/s

16G SWL SFP+

Fabric

Auto-negotiation

8 Gbit/s

16 Gbit/s

FC-AL

Auto-negotiation

8 Gbit/s

その他

Auto-negotiation

8 Gbit/s

Caution
  • 転送速度に「16 Gbit/s」または「32 Gbit/s」が設定されている場合、接続形態を「Fabric」から「FC-AL」に変更すると、転送速度は「Auto-negotiation」が選択されます。

Auto-negotiation

8 Gbit/s

16 Gbit/s

32 Gbit/s

64 Gbit/s

フレームサイズ

対象ポートのフレームサイズを選択します。

「フレームサイズ」とは、通信情報の長さを規定したものです。

512 bytes

1024 bytes

2048 bytes(初期値)

WWN(ポートネーム)

オフライン方式のストレージマイグレーション機能を実行する場合、本装置(移行先装置)を移行元装置と接続するホストとみなします。「WWN(ポートネーム)」には、移行元FC-CAポートと接続していたホストのWWPN (World Wide Port Name) を設定します。

「WWN(ポートネーム)」の初期値は、[ デフォルト ] ボタンの右横の( )内に表示されます。[ デフォルト ] ボタンをクリックすると、初期値に戻ります。

Caution
  • 移行元FC-CAポートとホストがホストアフィニティを設定していた場合だけ、ホストのWWPNを設定します。

    移行元FC-CAポートに対してLUNマッピングされた場合、初期値を変更する必要はありません。

  • FC-Initiatorポートをオンライン方式のストレージマイグレーション機能または無停止ストレージマイグレーション機能で使用する場合、初期値を変更する必要はありません。

WWPN(16桁の16進数)

本装置のWWPN

WWN(ノードネーム)

オフライン方式のストレージマイグレーション機能を実行する場合、本装置(移行先装置)を移行元装置と接続するホストとみなします。「WWN(ノードネーム)」には、移行元FC-CAポートと接続していたホストのWWNN (World Wide Node Name) を設定します。

「WWN(ノードネーム)」の初期値は、[ デフォルト ] ボタンの右横の( )内に表示されます。[ デフォルト ] ボタンをクリックすると、初期値に戻ります。

Caution
  • 移行元FC-CAポートとホストがホストアフィニティを設定していた場合だけ、ホストのWWNNを設定します。

    移行元FC-CAポートに対してLUNマッピングされた場合、初期値を変更する必要はありません。

  • FC-Initiatorポートをオンライン方式のストレージマイグレーション機能または無停止ストレージマイグレーション機能で使用する場合、初期値を変更する必要はありません。

WWNN(16桁の16進数)

本装置のWWNN

FCポートパラメーターをコピーして設定する場合

コピー元ポートのFCポートパラメーターを設定して、その設定内容をコピーします。

項目 説明 設定値

ポート

コピー元ポートを選択します。

選択肢として対象ポートの位置情報が表示されます。

ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6の場合

CE#n CM#n CA#n Port#n

ETERNUS DX600 S6またはETERNUS DX8100 S6の場合

CM#n CA#n Port#n

上記以外の設定項目については、ポートモードごとに以下を参照してください。

[ コピー設定 ] 画面

コピー元ポートのパラメーターを確認し、コピー先ポートを選択します。

コピー元ポート

項目 説明

ポート

コピー元ポートの位置情報が表示されます。

CE#n CM#n CA#n Port#nまたはCM#n CA#n Port#n

タイプ

コピー元ポートのタイプが表示されます。

8G FC

16G FC

32G FC

64G FC

SFPタイプ

対象ポートのSFPタイプが表示されます。SFPが搭載されていない場合、「Unmount」が表示されます。

16G SWL SFP+

32G SWL SFP+

64G SWL SFP+

Unknown

Unmount

ポートモード

コピー元ポートのポートモードが表示されます。

FC-CA

FC-CA/RA

FC-RA

FC-Initiator

接続形態

コピー元ポートの接続形態、Loop IDの指定方法、Loop ID、およびLoop IDの指定方法 (詳細) が表示されます。

Fabric 接続

FC-AL 接続(Loop ID:自動(昇順))

FC-AL 接続(Loop ID:自動(降順))

FC-AL 接続(Loop ID:手動(xx))

xx:Loop ID (0x0 ~ 0x7D)

転送速度

コピー元ポートの転送速度が表示されます。

Auto-negotiation

8 Gbit/s

16 Gbit/s

32 Gbit/s

64 Gbit/s

フレームサイズ

コピー元ポートのフレームサイズが表示されます。

512 bytes

1024 bytes

2048 bytes

Reset Scope

コピー元ポートのリセット作用範囲が表示されます。

本項目は、ポートモードが「FC-CA」または「FC-CA/RA」の場合に表示されます。

I_T_L

T_L

Chipリセット時のリザベーション解除

コピー元ポートでChipリセットが発生したときにリザベーションを解除するかどうかが表示されます。

本項目は、ポートモードが「FC-CA」または「FC-CA/RA」の場合に表示されます。

有効にする

無効にする

REC回線番号

コピー元ポートのREC回線番号(0 ~ 127)が表示されます。

本項目は、アドバンスト・コピーのライセンスが登録されており、ポートモードが「FC-CA/RA」または「FC-RA」の場合だけ表示されます。

REC転送モード

Sync

コピー元ポートのREC転送モードが表示されます。

本項目は、アドバンスト・コピーのライセンスが登録されており、ポートモードが「FC-CA/RA」または「FC-RA」の場合だけ表示されます。

  • Sync(同期転送モード)

  • Async Stack(非同期Stackモード)

  • Async Consistency(非同期Consistencyモード)

  • Async Through(非同期Throughモード)

有効にする

無効にする

Async Stack

Async Consistency

Async Through

WWN(ポートネーム)

移行元FC-CAポートと接続していた本装置(移行先装置)のWWPN (World Wide Port Name) が表示されます。

本項目は、ポートモードが「FC-Initiator」の場合だけ表示されます。

WWN(ノードネーム)

移行元FC-CAポートと接続していた本装置(移行先装置)のWWNN (World Wide Node Name) が表示されます。

本項目は、ポートモードが「FC-Initiator」の場合だけ表示されます。

コピー先ポート

その他の項目はコピー元ポートを参照してください。

項目 説明

コピー先ポート選択チェックボックス

コピー先ポートのチェックボックスをオンにします。

操作手順

FCポートパラメーターを手動で設定する場合

  1. パラメーターを設定するFCポートを選択し(複数選択可)、[ アクション ] から「FCポートパラメーター設定」をクリックします。

    Note
    • SFPタイプとポートモードが両方とも同じFCポートを複数選択できます。

    • 一度の操作で複数ポートに同じパラメーターまたは異なるパラメーターを設定できます。設定する際は、対象ポートを選択後、ポートごとにパラメーターを指定します。すべてのポートのパラメーターを指定後、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

  2. 選択したすべてのポートにパラメーターを指定し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • サーバ運用中に Loop ID を変更した場合、速やかにサーバのリブートを行ってください。サーバをリブートせずに動作させた場合、サーバに警告メッセージが出力されたり、サーバがシステムダウンしたりすることがあります。

    • 入力条件を満たしていないパラメーターがある場合、エラー画面が表示されます。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → FCポートパラメーター設定が開始されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ FCポート ] 画面に戻ります。

FCポートパラメーターをコピーして設定する場合

  1. パラメーターのコピー元ポートおよびすべてのコピー先ポートを選択し、[ アクション ] から「FCポートパラメーター設定」をクリックします。

    Note
    • SFPタイプとポートモードが両方とも同じFCポートを複数選択できます。

    • 一度の操作でFCポートパラメーターの設定およびコピーが実行できます。

  2. コピー元ポートのパラメーターを指定し、[ コピー ] ボタンをクリックします。

    → [ コピー設定 ] 画面が表示されます。

  3. コピー先ポートをすべて選択して、[ コピー ] ボタンをクリックします。

    → [ FCポートパラメーター設定 ] 画面に戻ります。

  4. コピー対象外のパラメーターを指定し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • コピー対象外のパラメーターは、「Loop ID 設定(手動)」の「Loop ID」です。接続形態が「FC-AL」で Loop ID 設定が「手動」の場合は、コピー後に「Loop ID」を設定してください。

    • サーバ運用中に Loop ID を変更した場合、速やかにサーバのリブートを行ってください。サーバをリブートせずに動作させた場合、サーバに警告メッセージが出力されたり、サーバがシステムダウンしたりすることがあります。

    • 入力条件を満たしていないパラメーターがある場合、エラー画面が表示されます。

  5. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → FCポートパラメーター設定が開始されます。

  6. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ FCポート ] 画面に戻ります。