コピーパラメーター設定

概要

SDP使用率の閾値とSDPE を設定します。

SnapOPC+実行中にSDP容量が不足すると、そのコピーセッションとそれ以前の世代のコピーセッションはエラー停止します。本機能は閾値とSDPEを変更するときに使用します。

Caution
  • ETERNUS DX8100 S6 では、本機能は未サポートです。

  • 本機能を実行するには、アドバンスト・コピー機能のライセンスの登録が必要です。

Note
  • SDPの閾値設定
    • SDP使用率が閾値を超えたときに自動的にユーザーに通知することができます。通知する場合は、通知方法を事前に指定します。詳細は、「イベント通知設定」を参照してください。

    • 複数レベルの閾値に同時に達した場合、最も高いレベルの通知が行われます。

    • 通知は各ポリシーレベルで1回だけです。前回の通知から24時間以内は、閾値に達しても通知されません。24時間経過後であれば通知されます。

  • SDPE 設定
    • 現在のSDPEとSDP容量を確認できます。詳細は「Snap Data Pool」を参照してください。

    • 最大SDP容量は、SDPEにより決定します。以下にSDPEごとの最大SDP容量を示します。

      なお、装置に搭載可能なドライブの最大物理容量により、最大SDP 容量は制限されます。

      SDPEごとの最大SDP容量

      モデル SDPE 最大SDP容量

      ETERNUS DX600 S6

      1GB 64TB
      2GB 128TB
      4GB 256TB

      ETERNUS DX900 S6

      ETERNUS DX8900 S6

      1GB 128TB
      2GB 256TB
      4GB 512TB
    • 運用中にSDPEを変更すると、それ以降に作成したSDPVのSDPEが変更されます。使用中のSDPVや作成済みのSDPVのSDPEは、既存のまま変更されません。SDPEは運用を開始する前に決定し、運用後は変更しないことを推奨します。

設定内容

SDPのポリシーレベルごとに、通知を行う閾値を指定します。

Snap Data Poolのポリシー

項目 説明 設定値

ポリシーレベル1(情報)閾値

指定したSDP使用率の閾値に達した場合、ポリシーレベル1(情報)として通知します。

半角数字

1 ~ 97 %

50 %(初期値)

ポリシーレベル2(警告)閾値

指定したSDP使用率の閾値に達した場合、ポリシーレベル2(警告)として通知します。

半角数字

2 ~ 98 %

70 %(初期値)

ポリシーレベル3(エラー)閾値

指定したSDP使用率の閾値に達した場合、ポリシーレベル3(エラー)として通知します。

半角数字

3 ~ 99 %

99 %(初期値)

SDPE設定

項目 説明 設定値

SDPE

SDPEを選択します。

1GB(初期値)

2GB

4GB

操作手順

SDP使用率の閾値とSDPEを指定します。

  1. [ アクション ] から「コピーパラメーター設定」をクリックします。

  2. 各項目を指定し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • 「ポリシーレベル1の閾値」 < 「ポリシーレベル2の閾値」 < 「ポリシーレベル3の閾値」の大小関係が成り立たない状態で [ 設定 ] ボタンをクリックした場合、エラー画面が表示されます。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → コピーパラメーター設定が実行されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ Snap Data Pool ] 画面に戻ります。