コピー経路

概要

自装置と接続先装置間のREC経路の状態が表示されます。「コピー経路設定」で設定したコピー経路が正しく動作しているかを確認できます。

接続先装置(最大16台)から任意の装置を選択すると、以下の項目が表示されます。

  • 装置情報

  • アドバンスト・コピー経路状態

Caution
  • 「コピー経路設定」を行った場合は、必ず本機能でコピー経路の状態を確認してください。

Note
  • 本機能は、アドバンスト・コピー機能のライセンスまたはStorage Cluster機能のライセンス(*1) が登録されており、かつ RECをサポートしているモデルだけ表示されます。

    *1  :  Storage Cluster機能のライセンスは、ETERNUS SF Storage Cruiser から登録してください。
  • 「速度レベル」と「多重度」は接続先Box IDごとに変更できます。詳細は、「REC多重度設定」を参照してください。

  • 遠隔接続の場合、接続先Box IDごとに「実効回線速度」を変更できます。詳細は、「REC実効回線速度設定」を参照してください。

表示内容

装置に登録されている接続先装置が一覧表示されます。

自装置情報

自装置の情報が表示されます。

項目 説明

Box ID

自装置のBox IDが表示されます。

接続先装置一覧

接続先装置の情報が表示されます。

項目 説明

Box ID

自装置と経路が設定されている接続先装置のBox IDが表示されます。

クリックすると[ コピー経路詳細 ] 画面が表示されます。

接続形態

自装置と経路が設定されている接続先装置との接続形態が表示されます。

直接接続

遠隔接続

速度レベル

自装置と経路が設定されている接続先装置が直接接続の場合、速度レベルが表示されます。

遠隔接続の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

  • 自動

    「EC/OPC速度設定」の速度モード(自動/高速/中速/低速/超低速)でRECが実行されます。

  • 1 ~ 8

    表示された速度レベルでRECが実行されます。「1」は「EC/OPC速度設定」の「超低速」に相当し、「8」は「高速」に相当します。

多重度

自装置と経路が設定されている接続先装置が遠隔接続の場合、多重度が表示されます。

直接接続の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

  • 自動

    「応答遅延時間測定」の測定結果から算出される推奨多重度でRECが実行されます。

  • 1 ~ 1024

    「REC多重度設定」で手動設定した多重度でRECが実行されます。

推奨多重度

自装置と経路が設定されている接続先装置が遠隔接続の場合、推奨多重度が表示されます。

直接接続の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

  • 1 ~ 1024

    「応答遅延時間測定」の測定結果から算出された推奨多重度です。

  • ***

    「応答遅延時間測定」で応答遅延時間が測定されていません。

実効回線速度

自装置と経路が設定されている接続先装置が遠隔接続の場合、実効回線速度(1 ~ 65535Mbit/s)が表示されます。

直接接続の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

[ コピー経路詳細 ] 画面

自装置と接続先装置とのコピー経路の詳細が表示されます。

装置情報

装置の情報が表示されます。

項目 説明

自装置Box ID

自装置のBox IDが表示されます。

接続先装置Box ID

選択した接続先装置のBox IDが表示されます。

接続形態

自装置と選択した接続先装置との接続形態が表示されます。

直接接続

遠隔接続

速度レベル

自装置と選択した接続先装置が直接接続の場合、速度レベルが表示されます。

遠隔接続の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

  • 自動

    「EC/OPC速度設定」の速度モード(自動/高速/中速/低速/超低速)でRECが実行されます。

  • 1 ~ 8

    表示された速度レベルでRECが実行されます。「1」は「EC/OPC速度設定」の「超低速」に相当し、「8」は「高速」に相当します。

多重度

自装置と選択した接続先装置が遠隔接続の場合、多重度が表示されます。

直接接続の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

  • 自動

    「応答遅延時間測定」の測定結果から算出される推奨多重度でRECが実行されます。

  • 1 ~ 1024

    「REC多重度設定」で手動設定した多重度でRECが実行されます。

推奨多重度

自装置と選択した接続先装置が遠隔接続の場合、推奨多重度が表示されます。

直接接続の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

  • 1 ~ 1024

    「応答遅延時間測定」の測定結果から算出された推奨多重度です。

  • ***

    「応答遅延時間測定」で応答遅延時間が測定されていません。

実効回線速度

自装置と選択した接続先装置が遠隔接続の場合、実効回線速度(1 ~ 65535Mbit/s)が表示されます。

直接接続の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

アドバンスト・コピー経路状態

コピー経路の詳細が表示されます。

項目 説明

自装置ポート

自装置のポート情報が表示されます。

CE#n CM#n CA#n Port#nまたはCM#n CA#n Port#n

状態

自装置と接続先装置とのポート経路の状態がアイコンと文字列で表示されます。

  • 正常:経路状態が正常です。

  • 異常:経路状態が異常です。

接続先ポートWWN / iSCSI Name

接続先装置のポートのWWNまたはiSCSI Nameが表示されます。

IPバージョン

ポート種別がiSCSIの場合、コピー経路で使用しているiSCSIポートのIPバージョンが表示されます。

ポート種別がFCの場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

IPv4

IPv6(リンクローカル)

IPv6(コネクトIP)

IPアドレス

ポート種別がiSCSIの場合、コピー経路で使用している接続先ポートのIPアドレスが表示されます。

IPバージョンにより表示形式が異なります。

ポート種別がFCの場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

IPv4アドレスの場合

xxx.xxx.xxx.xxx

xxx:0~255(10進数)

IPv6アドレスの場合

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff(16進数、「a」~「f」は英小文字)

詳細は、IPv6のアドレス表記を参照してください。

帯域制限

自装置側でパスに送出する帯域の制限値が表示されます。

無制限

1 ~ 65535 [Mbit/s]

詳細情報

コピー経路の詳細な状態が表示されます。

経路の状態に異常がある場合は、異常の詳細、または被疑箇所の略称が表示されます。被疑箇所が複数ある場合は、略称が複数表示されます。

  • 通信可能

    経路は正常状態です。

  • 経路不安定

    自装置と接続先装置間で一定時間内に経路のリンクダウンを繰り返す、または通信に失敗するなど経路の状態が不安定です。

  • ビットマップ解像度不一致

    自装置と接続先装置のコピー倍率が異なります。

  • 被疑箇所 (D)

    経路設定に不正の可能性があります。

  • 被疑箇所 (N)

    被疑箇所は接続先装置です。

  • 被疑箇所 (T)

    被疑箇所は接続先装置のFC-RAポートまたはiSCSI-RAポートです。

  • 被疑箇所 (C)

    被疑箇所はケーブルです。

  • 被疑箇所 (O)

    被疑箇所は自装置でも接続装置でもないアダプターです。

  • 被疑箇所 (S)

    被疑箇所はスイッチまたはスイッチの設定です。

  • 被疑箇所 (I)

    被疑箇所は自装置のFC-RAポートまたはiSCSI-RAポートです。

  • 被疑箇所 (M)

    被疑箇所はメモリのエラーです。