システム

概要

システム情報と現在装置にログインしているユーザーの一覧が表示されます。

Caution
  • メッセージに「構成設定情報が装置に適用されました。」が表示された場合、装置の再起動が必要です。装置を再起動して、適用した構成設定情報が有効になるまで、すべての設定処理を実行できません。

  • ログインユーザーは、「ユーザー設定」の権限を持つユーザーIDでログインした場合だけ表示されます。

  • ログインユーザーには、以下のユーザーが表示されます。
    • Web GUI でメインCM にログインしているユーザー

    • Web GUI でサブCM にログインしているユーザー

    • CLIまたはソフトウェアでメインCM にログインしているユーザー

      (CLIまたはソフトウェアでサブCM にログインしているユーザーは表示されません。)

    • RESTful APIでメインCMにログインしているユーザー

表示内容

装置情報

項目 説明

装置名

装置名が表示されます。

[ 装置名 ] リンクをクリックすると、ナビゲーション [ コンポーネント ]の [ 装置状態 ] 画面が表示されます。

モデル名

モデル名が表示されます。

シリアルナンバー

製造番号が表示されます。

WWN

装置のWWNが表示されます。

ファームウェア版数

稼働中のコントローラーファームウェアの総合版数が表示されます。

VxxLyy-zzzz

Vxx:Version

Lyy:Level

zzzz:リリース

ステータス

装置の総合ステータス(詳細)が表示されます。

詳細は、装置の総合ステータス(詳細)を参照してください。

操作モード

動作モードが表示されます。

  • Normal

    装置は動作中です。

  • Maintenance Mode

    装置は保守作業中です。

システムメモリ容量

装置で使用可能な CEあたりのシステムメモリ容量が表示されます。

キャッシュモード

キャッシュの動作状態およびその要因が表示されます。正常状態は、「Write Back Mode」です。

ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6の場合、クリックすると、[ Controller Enclosure ] 画面が表示されます。詳細は、「Controller Enclosure」を参照してください。

  • Write Back Mode

    ホストからのWrite要求に対し、キャッシュ領域に書き込み完了時に「Write 完了」とするモードです。

  • Write Through Mode

    ホストからのWrite要求に対し、キャッシュ領域だけではなくドライブへの書き込み完了時に「Write 完了」とするモードです。

    Write Through Modeの場合、「Write Through (要因)」が表示されます。要因が複数ある場合、「/」(スラッシュ)で区切られてすべて表示されます。

    Write Through Modeの要因は、以下のように表示されます。

    • Write Through (Pinned Data)

      大量のPINデータ が発生しました。

    • Write Through (Battery)

      バッテリーの充電率が低くなりました。

    • Write Through (Maintenance)

      次の機能が動作中です。

      • 活性コントローラーファームウェア適用

      • RAIDグループの担当CM変更

      • Deduplication/Compressionモード設定(有効にする場合)

      • リード専用キャッシュサイズ設定

    • Write Through (1CM)

      1CMで運用しています(*1)。

*1  :  「サブシステムパラメーター設定」で「1CM Write Through」が有効で、かつ装置が1CMで運用している(CM故障などで1CMしか動作できない)場合に表示されます。「サブシステムパラメーター設定」の「1CM Write Through」は、「保守作業」の権限を持つユーザーだけが指定および表示できます。初期値は無効です。

接続モジュール

Web GUI が接続している CM が表示されます。

CE#n CM#nまたはCM#n

拡張機能情報

項目 説明

リモートサポート

リモートサポート(REMCS)の状態が表示されます。

  • 運用中

    リモートサポート運用中です。

  • 保守中

    保守作業中のため、リモートサポートは一時停止状態です。

    保守作業終了操作後、リモートサポートは自動的に再開します。

  • 停止中

    リモートサポート停止中です。

  • 「-」(ハイフン)

    リモートサポート未設定です。

Deduplication/Compression

装置のDeduplication/Compression が有効か、無効かが表示されます。

本機能は、ETERNUS DX600 S6/DX900 S6およびETERNUS DX8900 S6でサポートしています。ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6の場合、Compressionのみサポートしています。

Storage Cluster

Storage Cluster機能のライセンスが登録済みの場合は「有効」が、未登録の場合は「無効」が表示されます。

本項目が有効の場合、Storage Cluster機能で使用するボリュームの装置あたりの最大総容量が「有効 (最大総容量)」の形式で表示されます。

Storage Cluster機能のライセンスの登録および最大総容量の変更は、Web GUI から実行できません。ライセンスを登録する場合は、ETERNUS SF Storage Cruiser を使用してください。ボリュームの最大総容量を変更する場合は、CLIまたはETERNUS SF Storage Cruiser を使用してください (*1)。

最大総容量をデフォルト容量から拡張した場合、キャッシュメモリの共用領域が使用されます。モデルごとのデフォルト容量は、以下のとおりです。

  • ETERNUS DX600 S6の場合、768 TB

  • ETERNUS DX900 S6の場合、1 PB

  • ETERNUS DX8900 S6の場合、1 PB

*1  :  最大総容量を CLI で変更する場合は、CLIコマンド "set storage-cluster-license"のパラメーター「max-tfo-capacity」で指定してください。ETERNUS SF Storage Cruiser で変更する場合は、ETERNUS SF Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。

Virtual Volume

Virtual Volume機能が有効か、無効かが表示されます。

Virtual Volume機能は、Web GUIから設定できません。Virtual Volume を設定する場合は、ETERNUS SF Storage Cruiser を使用してください。

RESTful API

RESTful API機能が有効か、無効かが表示されます。

ライセンス情報

項目 説明

無停止ストレージマイグレーションライセンス

無停止ストレージマイグレーションライセンスの登録状態が表示されます。

ETERNUS DX8100 S6の場合、本項目は表示されません。

ログインユーザー

装置にWeb GUI、CLI、RESTful API、またはSOFT(そのほかのソフトウェア)からログインしているユーザー情報が一覧で最大96セッション表示されます。それぞれの最大セッションは以下のとおりです。

  • Web GUI:最大16セッション

  • CLI(SOFTを含む):最大16セッション

  • RESTful APIおよびEasy Administration Viewの合計:最大64セッション

Web GUIは、メインCMまたはサブCMにログインしているユーザーが両方とも表示されます。CLI、RESTful API、またはSOFT(そのほかのソフトウェア)は、メインCMにログインしているユーザーだけが表示されます。ログインユーザーは、インターフェース(GUI → CLI → SOFT → REST)、ログイン日時(昇順)、セッションID(昇順)の順に並べ替えて表示されます。

項目 説明

インターフェース

ログインしているユーザーのインターフェースが表示されます。

  • GUI

    Web GUI (Normal View)でログインしていることを示しています。

  • GUI2

    Web GUI (Easy Administration View)でログインしていることを示しています。

  • CLI

    CLIでログインしていることを示しています。

  • SOFT

    ソフトウェアからログインしていることを示しています。

    以下の場合が該当します。

    • デフォルトロールの「Software」を割り当てたソフトウェアからCLIでログイン

    • SMI-Sを使用してソフトウェアからログイン

    • DLM (Dynamic LUN Mirroring) を使用してソフトウェアからCLIでログイン

    • RJA(RESTful API JOB Agent)を使用してRESTful APIからログイン

  • REST

    RESTful APIからログインしていることを示しています。

セッションID

ログインしているユーザーの識別番号(0 ~ 1999999)が表示されます。

セッションIDはログインごとに取得され、ログアウトで解放されます。セッションIDは離散的に取得されるため、同じユーザーが再度ログインしても同じセッションIDにはなりません。

使用するセッションのIDの範囲は以下のとおりです。

  • Web GUI (Normal View):1 ~ 999
  • CLI(インターフェースが「SOFT」の場合を含む):10001 ~ 33999
  • RESTful APIおよびEasy Administration View:1000001~1999999

自セッションには、IDの前に「*」(アスタリスク)が表示されます。

ユーザーID

ログインしているユーザーの名前(ユーザーID)が表示されます。インターフェースが「SOFT」(SMI-S/DLM/RJA(RESTful API JOB Agent))の場合、空白になります。

役割

ログインしているユーザーに割り当てられた役割(ロール)が表示されます。

Monitor

Admin

StorageAdmin

AccountAdmin

SecurityAdmin

Maintainer

Software

カスタムロール

ログイン日時

ログインした日時(YYYY-MM-DD hh:mm:ss)が表示されます。

ロック

ログインしているユーザーが装置で管理しているデータを更新中の場合は「Yes」が、更新中ではない場合は「No」が表示されます。「Yes」が表示されているユーザーが存在するとき、「No」が表示されているユーザーはデータを更新できません。

複数のユーザーは、装置で管理しているデータを同時に更新できません。装置は情報更新時だけ一人のユーザーに占有され、更新が終了すると占有状態が解除されます。

IPアドレス

ログインしているユーザーのIPアドレスが表示されます。インターフェースが「SOFT」(SMI-S/DLM/RJA(RESTful API JOB Agent))の場合、空白になります。

IPv4アドレスの場合

xxx.xxx.xxx.xxx

xxx:0~255(10進数)

IPv6アドレスの場合

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff(16進数、「a」~「f」は英小文字)

詳細は、IPv6のアドレス表記を参照してください。