外部ドライブ作成

概要

外部ストレージ装置のボリューム情報(外部LU情報)を ローカルストレージ装置 に引き継ぎ、外部ドライブを作成します。

本機能は、無停止ストレージマイグレーションライセンスが登録されている場合だけ使用できます。

モデルごとに作成できる最大外部ドライブ数 (*1) は、以下のとおりです。

  • ETERNUS DX600 S6の場合、8192

  • ETERNUS DX900 S6の場合、16384

  • ETERNUS DX8900 S6の場合、16384

*1  :  一度の操作で移行できるボリューム数は、外部ストレージ装置あたり512 ボリュームです。
Caution
  • 外部LU情報 を引き継いだ 外部ドライブ は、Storage Cluster機能で使用できません。

  • 作成した外部ドライブに対し、以下の操作は実行できません。
    • 外部ドライブをホットスペア(グローバル・ホットスペアまたは専用ホットスペア)として使用する

    • 外部ドライブからRECディスクバッファーを作成する

    • 外部ドライブにディスクパトロールを設定する

    • 外部ドライブを診断する

    • 外部ドライブの保守作業(「活性予防保守」、「強制組込」、「強制縮退」、および「ドライブ活性減設」)を行う

Note
  • ボリューム情報を引き継いだ外部ドライブは、[ 外部ドライブ ] 画面に表示されます。詳細は、「外部ドライブ」を参照してください。

  • 外部ドライブは削除できます。詳細は、「外部ドライブ削除」を参照してください。

設定内容

外部ドライブ設定

項目 説明

外部LU情報

外部ドライブ作成時に外部ストレージ装置のボリューム情報(外部LU情報)を引き継ぐ場合、「引き継ぐ」のチェックボックスをオンにします。

「引き継ぐ」のチェックボックスをオン(初期値)にした場合、本操作で作成するすべての外部ドライブに適用されます。

Caution
  • データ移行先ボリュームをStorage Cluster機能で使用する場合は、「引き継ぐ」のチェックボックスをオフにしてください。

表示内容

外部ストレージ選択

[ 外部ストレージ選択 ] 画面 で選択した外部ストレージ装置の情報が表示されます。外部ストレージ装置を選択していない場合、項目名および[ Browse... ] ボタンが表示されます。

項目 説明

シリアルナンバー

外部ストレージ装置の製造番号が表示されます。

ベンダーID

外部ストレージ装置の製造社名が表示されます。

プロダクトID

外部ストレージ装置の製品名が表示されます。

接続パス

対象WWN:Initiatorポート

外部ストレージ装置とローカルストレージ装置間の接続パス情報が「xx:yy」のように「:」(コロン)で区切られて表示されます。

「xx」には、外部ストレージ装置のFCポートのWWNが表示されます。「yy」には、ローカルストレージ装置のFC-Initiatorポートの位置情報が表示されます。複数のパスで接続されている場合は、複数の接続パス情報が表示されます。

CE#n CM#n CA#n Port#nまたはCM#n CA#n Port#n

機能ボタン

項目 説明

[ Browse... ]

移行元とする外部ストレージ装置を選択します。

本ボタンは、[ 外部LU選択 ] 画面 でボリュームを1つも選択していない場合に有効です。

クリックすると、[ 外部ストレージ選択 ] 画面 が表示されます。

外部LU選択

[ 外部LU選択 ] 画面 で選択した外部ストレージ装置のボリューム一覧が表示されます。ボリュームを選択していない場合、項目名および[ 追加 ] ボタンが表示されます。

項目 説明

削除LUN選択チェックボックス

削除するボリュームのチェックボックスをオンにします。

LUN

外部ストレージ装置のボリュームの番号(ホストLUN)が表示されます。

LUN Addressing が「PRHL」または「FLAT」の場合

0 ~ 4095(10進数)

そのほかの場合

ボリューム番号(16桁の16進数)

UID

外部ストレージ装置のボリュームをホストから特定するための識別子(デバイス名)が表示されます。

32桁の半角数字英大文字(16進数)

容量

外部ストレージ装置のボリュームの容量(TB/GB/MB)が表示されます。

LUN Addressing

外部ストレージ装置のボリュームに設定されているLUNアドレッシング形態のフォーマット種別が表示されます。

LUN Addressing が「PRHL (Peripheral device addressing)」および「FLAT (Flat space addressing)」のいずれでもない場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

機能ボタン

項目 説明

[ 追加 ]

ローカルストレージ装置に外部LU情報を引き継ぐボリュームを追加します。

クリックすると [ 外部LU選択 ] 画面 が表示されます。

[ 外部ストレージ選択 ] 画面で外部ストレージ装置を選択していない場合、[ 追加 ] ボタンはクリックできません。

この時点では、作成する外部ドライブ一覧は装置に反映されていません。

[ 削除 ]

チェックボックスで指定したボリュームを一覧から削除します。

ボリュームを1つも選択してない場合、[ 削除 ] ボタンはクリックできません。

この時点では、作成する外部ドライブ一覧は装置に反映されていません。

[ 外部ストレージ選択 ] 画面

ローカルストレージ装置に接続している外部ストレージ装置の一覧が表示されます。

移行元とする外部ストレージ装置を1台選択します。

項目 説明

外部ストレージ装置選択ラジオボタン

移行元とする外部ストレージ装置を選択します。

シリアルナンバー

外部ストレージ装置の製造番号が表示されます。

ベンダーID

外部ストレージ装置の製造社名が表示されます。

プロダクトID

外部ストレージ装置の製品名が表示されます。

接続パス

対象WWN:Initiatorポート

外部ストレージ装置とローカルストレージ装置間の接続パス情報が「xx:yy」のように「:」(コロン)で区切られて表示されます。

「xx」には、外部ストレージ装置のFCポートのWWNが表示されます。「yy」には、ローカルストレージ装置のFC-Initiatorポートの位置情報が表示されます。複数のパスで接続されている場合は、複数の接続パス情報が表示されます。

CE#n CM#n CA#n Port#nまたはCM#n CA#n Port#n

[ 外部LU選択 ] 画面

[ 外部ストレージ選択 ] 画面で選択した外部ストレージ装置の情報およびボリューム一覧が表示されます。

ローカルストレージ装置に外部LU情報を引き継ぐボリュームを選択します。

外部ストレージ情報

項目 説明

シリアルナンバー

外部ストレージ装置の製造番号が表示されます。

ベンダーID

外部ストレージ装置の製造社名が表示されます。

プロダクトID

外部ストレージ装置の製品名が表示されます。

外部LU選択

項目 説明

外部LU選択チェックボックス

ローカルストレージ装置に外部LU情報を引き継ぐボリュームのチェックボックスをオンにします。

表示されているすべてのボリュームを選択する場合は、「LUN」の左横のチェックボックスをオンにします。

Note
  • ローカルストレージ装置にすでに作成されている外部ドライブと同じUIDを持つ LUN は、本一覧に表示されません。

LUN

外部ストレージ装置のボリュームの番号(ホストLUN)が表示されます。

LUN Addressing が「PRHL」または「FLAT」の場合

0 ~ 4095(10進数)

そのほかの場合

ボリューム番号(16桁の16進数)

UID

外部ストレージ装置のボリュームをホストから特定するための識別子(デバイス名)が表示されます。

32桁の半角数字英大文字(16進数)

容量

外部ストレージ装置のボリュームの容量(TB/GB/MB)が表示されます。

LUN Addressing

外部ストレージ装置のボリュームに設定されているLUNアドレッシング形態のフォーマット種別が表示されます。

LUN Addressing が「PRHL」および「FLAT」のいずれでもない場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

操作手順

  1. [ アクション ] から「作成」をクリックします。

  2. 外部ストレージ装置のボリューム情報(外部LU情報)を引き継ぐかどうかを選択します。

    Note
    • 外部ドライブ作成時に外部LU情報を引き継ぐ場合、「引き継ぐ」のチェックボックスをオンにします。

    • Storage Cluster機能で使用するボリュームは、「引き継ぐ」のチェックボックスをオフにします。

  3. 外部ストレージ選択の [ Browse... ] ボタンをクリックします。

    [ 外部ストレージ選択 ] 画面 が表示されます。

  4. 移行元にする外部ストレージ装置を選択して、[ OK ] ボタンをクリックします。

    → 元の画面に戻ります。選択した外部ストレージ装置の情報が表示されます。

  5. 「引き継ぐ」のチェックボックスをオンにした場合、ローカルストレージ装置に外部LU情報を引き継ぐ外部ストレージ装置のボリュームを追加します。

    1. 外部LU選択右下の[ 追加 ] ボタンをクリックします。

      [ 外部LU選択 ] 画面 が表示されます。

    2. ローカルストレージ装置に外部LU情報を引き継ぐボリュームを選択して(複数選択可)、[ OK ] ボタンをクリックします。

      → 元の画面に戻ります。選択したボリュームの情報が表示されます。

      Note
      • 表示されているすべてのボリュームを選択する場合は、[ 外部LU選択 ] 画面で項目「LUN」の左横のチェックボックスをオンにします。

    3. ボリュームを複数追加する場合は、手順aおよび手順b を繰り返します。

      Note
      • 最大512個のボリュームが [ 外部LU選択 ] 欄に表示されます。

  6. [ 作成 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。
      • 外部LU情報を引き継ぎに失敗した

      • 作成した外部ドライブが正常ではない

      • モデルごとに作成可能な最大外部ドライブ数を超えている

  7. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → 外部ドライブの作成が開始されます。

  8. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ 外部ドライブ ] 画面に戻ります。