日付時刻設定

概要

装置に内蔵されている時計の日付時刻、およびタイムゾーン(装置を設置する地域)を設定します。

この時計は、装置の内部ログや、エコモードで使用されます。タイムゾーンは、リモートサポート機能で利用されます。

日付時刻設定は、装置の設置場所を変更した場合、および装置の日付時刻情報を変更したい場合に使用します。

なお、NTPサーバを使用し、時刻を自動調整する設定も可能です。NTP機能が使用できない場合は、定期的に(1か月に1回程度)時刻設定を行うようにしてください。

Caution
  • エコモードを使用する場合は、必ず日付時刻を正しく設定してください。装置の日付時刻が誤っていると、ディスクのモーター停止/起動処理がエコモード・スケジュールどおりに動作しません。

  • NTPサーバとの時刻同期中は「日付時刻設定」を実行できません。

Note
  • NTPサーバを使用する場合、時刻の修正方式は stepモード(即座に修正)になります。

  • NTPサーバを使用する場合、3 時間ごとに時刻の同期がとられます。

表示内容

NTPのアクセス状態が表示されます。

NTP設定

項目 説明

アクセス状態

NTPサーバの最も新しいアクセス状態が表示されます。

NTPサーバで時刻補正を行った場合は、補正状況が表示されます。

  • NTPサーバと同期するに「有効にする」を選択した場合
    • アクセス記録なし

      NTPサーバの同期結果がありません。

    • YYYY-MM-DD hh:mm:ss 優先NTPサーバと同期成功

      YYYY-MM-DD hh:mm:ss に優先NTPサーバと時刻補正を行い、同期が成功しました。

    • YYYY-MM-DD hh:mm:ss 代替NTPサーバと同期成功

      YYYY-MM-DD hh:mm:ss に代替NTPサーバと時刻補正を行い、同期が成功しました。

    • YYYY-MM-DD hh:mm:ss 同期失敗

      YYYY-MM-DD hh:mm:ss にNTPサーバと時刻補正を行い、同期に失敗しました。

  • NTPサーバと同期するに「無効にする」を選択した場合
    • 未設定

      NTPサーバは未設定です。

設定内容

装置に内蔵されている時計の日付時刻、およびタイムゾーン(装置を設置する地域)を設定します。

日付時刻

項目 説明 設定値

日時

現在設定されている日付時刻を変更します。

YYYY-MM-DD hh:mm:ss

YYYY:年(2001~2037)

MM:月(01~12)

DD:日(01~31)

hh:時(00~23)

mm:分(00~59)

ss:秒(00~59)

現在の日付時刻(初期値)

タイムゾーン設定

項目 説明 設定値

タイムゾーン

タイムゾーンを選択します。

該当する地域がない場合は、「直接入力」を選択します。

タイムゾーン

タイムゾーン(時差設定)

タイムゾーンに「直接入力」を選択した場合、グリニッジ標準時間からの時差 [+]/[-] 、時、分を指定します。

時差:+/-

時:00 ~ 12

分:00、15、30、45

サマータイム設定

項目 説明 設定値

サマータイム

サマータイムを「有効にする」か「無効にする」かを選択します。

有効にする

無効にする(初期値)

期間

サマータイムが有効の場合、サマータイムの期間を「曜日指定」で設定するか、「日付指定」で設定するかを選択します。

曜日指定(初期値)

日付指定

開始

(期間に「曜日指定」を選択した場合)

サマータイムが有効の場合、開始曜日および開始時刻を指定します。

開始曜日

月:01 ~ 12

週:第1~第4、最終

曜日:月曜日~日曜日

開始時刻

時間:00~23

月:01 第1 日曜日 00:00(初期値)

終了

(期間に「曜日指定」を選択した場合)

サマータイムが有効の場合、終了曜日および終了時刻を指定します。

終了曜日

月:01 ~ 12

週:第1~第4、最終

曜日:月曜日~日曜日

終了時刻

時間:00~23

月:01 第1 日曜日 00:00(初期値)

開始

(期間に「日付指定」を選択した場合)

サマータイムが有効の場合、開始日および開始時刻を指定します。

開始日

月:01 ~ 12

日:01~31、最終日

開始時刻

時間:00~23

月:01 日:01 00:00(初期値)

終了

(期間に「日付指定」を選択した場合)

サマータイムが有効の場合、終了日および終了時刻を指定します。

終了日

月:01 ~ 12

日:01~31、最終日

終了時刻

時間:00~23

月:01 日:01 00:00(初期値)

NTP設定

項目 説明 設定値

NTPサーバと同期する

NTPサーバを使用して時刻同期を行う場合は「有効にする」を、時刻同期を行わない場合は「無効にする」を選択します。

有効にする

無効にする(初期値)

優先NTPサーバ

ドメイン/IPアドレス

優先NTPサーバのドメイン名またはIPアドレスを指定します。

IPアドレスの指定方法には、「IPv4」と「IPv6」があります。入力できるIPv6アドレスは、「リンクローカルアドレス」、「グローバルアドレス」、「ユニークローカルアドレス」、または「6to4アドレス」です。詳細は、設定可能なIPv6アドレス を参照してください。

本項目は、NTPサーバと同期するに「有効にする」を選択した場合だけ指定できます。

ドメイン名またはIPアドレス

ドメイン名の場合

1~63文字の半角英数字記号

IPv4アドレスの場合

xxx.xxx.xxx.xxx

xxx:先頭は、1~255(10進数)

xxx:そのほかは、0~255(10進数)

IPv6アドレスの場合

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff (FFFF)(16進数、半角英数字)

詳細は、IPv6のアドレス表記を参照

使用ポート

優先NTPサーバとの接続に使用するポートを選択します。

本項目は、NTPサーバと同期するに「有効にする」を選択した場合だけ指定できます。

MNT(初期値)

RMT

代替NTPサーバ

ドメイン/IPアドレス

代替NTPサーバのドメイン名またはIPアドレスを指定します。

IPアドレスの指定方法には、「IPv4」と「IPv6」があります。入力できるIPv6アドレスは、「リンクローカルアドレス」、「グローバルアドレス」、「ユニークローカルアドレス」、または「6to4アドレス」です。詳細は、設定可能なIPv6アドレス を参照してください。

本項目は、NTPサーバと同期するに「有効にする」を選択した場合だけ指定できます。

ドメイン名またはIPアドレス

ドメイン名の場合

1~63文字の半角英数字記号

IPv4アドレスの場合

xxx.xxx.xxx.xxx

xxx:先頭は、1~255(10進数)

xxx:そのほかは、0~255(10進数)

IPv6アドレスの場合

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff (FFFF)(16進数、半角英数字)

詳細は、IPv6のアドレス表記を参照

使用ポート

代替NTPサーバとの接続に使用するポートを選択します。

本項目は、NTPサーバと同期するに「有効にする」を選択した場合だけ指定できます。

MNT(初期値)

RMT

操作手順

  1. [ アクション ] から「日付時刻設定」をクリックします。

  2. 各項目を指定し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。
      • 日付時刻に存在しない日付が指定された

      • サマータイム設定の期間に「曜日指定」を選択したとき、開始と終了の日時が同一

      • サマータイム設定の期間に「日付指定」を選択したとき、開始と終了の日時が同一

      • サマータイム設定の期間に「日付指定」を選択したとき、開始月日に存在しない日付が指定された

      • サマータイム設定の期間に「日付指定」を選択したとき、終了月日に存在しない日付が指定された

      • NTPサーバと同期するに「有効にする」を選択して、優先NTPサーバのドメインまたはIPアドレスが未入力

      • NTPサーバと同期するに「有効にする」を選択して、優先NTPサーバと代替NTPサーバのドメイン/IPアドレスが同一

      • NTPサーバと同期するに「有効にする」、使用ポートに「MNT」を選択したとき、NTPサーバのIPv4アドレスとMNTポートのブロードキャストアドレスが同一

      • NTPサーバと同期するに「有効にする」、使用ポートに「RMT」を選択したとき、NTPサーバのIPv4アドレスとRMTポートのブロードキャストアドレスが同一

      • NTPサーバと同期するに「有効にする」を選択して、以下の状態のとき
        • NTPサーバのIPv4アドレスがローカルホストアドレスと同一

        • NTPサーバのIPアドレス(IPv4アドレスまたはIPv6アドレス)がネットワークアドレスと同一

        • NTPサーバのIPアドレス(IPv4アドレスまたはIPv6アドレス)がMNTポートのIPアドレスと同一

        • NTPサーバのIPアドレス(IPv4アドレスまたはIPv6アドレス)がRMTポートのIPアドレスと同一

        • NTPサーバのIPアドレス(IPv4アドレス)がFSTポートのIPアドレスと同一

    Note
    • サマータイム設定の期間が「曜日指定」の場合、開始または終了の週として、指定月の「最終」を選択できます。

    • サマータイム設定の期間が「日付指定」の場合、開始または終了の日として、指定月の「最終日」を選択できます。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → 日付時刻の設定が開始されます。

    Caution
    • NTPサーバに接続していない環境でNTPサーバと同期するに「有効にする」を設定して日付時刻設定を実行したり、NTPサーバに接続していてもネットワークが不安定な状態で日付時刻設定を実行したりすると、処理に時間がかかる場合があります。画面が更新されない場合は、しばらくお待ちください。NTPサーバへの接続に失敗しても日付時刻設定は正常に終了したように見えます。NTPサーバに接続できたかを確認するため、「日付時刻設定」を起動してNTP設定の「アクセス状態」を確認してください。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ システム設定 ] 画面に戻ります。

付録

タイムゾーン

タイムゾーンを以下の地域から選択します。

タイムゾーン

(GMT-12:00) エニウェトク、クエジェリン

(GMT-11:00) サモア

(GMT-10:00) ホノルル

(GMT-09:00) アラスカ

(GMT-08:00) ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴ

(GMT-07:00) フェニックス、カルガリー、デンバー

(GMT-06:00) シカゴ、メキシコシティ

(GMT-05:00) ニューヨーク、ボゴタ

(GMT-04:00) カラカス

(GMT-03:30) ニューファンドランド

(GMT-03:00) サンパウロ、ブラジリア

(GMT-02:00) 中央大西洋

(GMT-01:00) アゾレス諸島、カーボベルデ

(GMT+00:00) ダブリン、ロンドン、マンチェスター、リスボン

(GMT+01:00) パリ、マドリード、ストックホルム

(GMT+01:00) ローマ、ウィーン、ベルリン

(GMT+01:00) ミラノ、アムステルダム

(GMT+02:00) アテネ、ヘルシンキ、カイロ

(GMT+02:00) ベイルート、ケープタウン

(GMT+03:00) ナイロビ、モスクワ

(GMT+04:00) アブダビ

(GMT+05:00) イスラマバード、カラチ

(GMT+05:30) ニューデリー

(GMT+06:00) ダッカ

(GMT+07:00) バンコク、ジャカルタ

(GMT+08:00) 香港、マニラ、シンガポール

(GMT+08:00) 北京、台北、クアラルンプール、パース

(GMT+09:00) 東京、大阪、京都、福岡、札幌

(GMT+09:00) ソウル

(GMT+09:30) アデレード

(GMT+10:00) グアム、シドニー、メルボルン

(GMT+11:00) ソロモン諸島、ニューカレドニア

(GMT+12:00) ウェリントン、オークランド、フィジー

直接入力