ネットワーク環境設定

概要

ネットワーク環境設定では、装置が外部ネットワークと通信するための環境を設定します。

MNTポート、RMTポート、およびFSTポートのそれぞれに設定が必要です。

  • MNTポート

    装置が外部と通信を行うために通常使用するポートです。

  • RMTポート

    MNTポートと回線を分ける場合に使用するポートです。

  • FSTポート

    装置の保守に使用するポートです。

Caution
  • 設定完了後、再ログインが必要になる場合があります。

Note
  • MNTポートとRMTポートは、「IPv4」と「IPv6」の両方をサポートします。FSTポートは「IPv4」だけをサポートします。

  • 1ポートに「IPv4アドレス」と「IPv6アドレス」を両方設定することも、片方だけ設定することもできます。

  • SNMPマネージャーが装置と異なるサブネットワークにある場合、本機能の「接続許可IPアドレス」にSNMPマネージャーのIPアドレスまたはSNMPマネージャーが属するネットワークアドレスを設定する必要があります。

  • モデルにより設定できるポートが異なります。詳細は、可能なポート操作を参照してください。

  • 各サービス(HTTP、HTTPS など)の有効、無効の設定については、ファイアーウォールの設定を参照してください。

可能なポート操作
MNTポート RMTポート FSTポート
設定 変更 削除 設定 変更 削除 設定 変更 削除
可能 可能 可能 (*1) 可能 可能 可能 (*1) 可能 可能 不可
*1  :  該当ポート以外使用できるポートがない場合、削除できません。

設定内容

LAN

項目 説明 設定値

転送速度と通信方式

ポートの転送速度と通信方式を選択します。

自動(初期値)

1Gbit/s

100Mbit/s Half

100Mbit/s Full

10Mbit/s Half

10Mbit/s Full

Wake on LAN

WOL機能 (*1) を有効にするか、無効にするかを選択します。

FSTポートを選択した場合、本項目は表示されません。

*1  :  LANに接続された装置をネットワーク経由でほかのサーバやPCから起動する機能です。

有効にする

無効にする(初期値)

MNTポートまたはRMTポートは、「IPv4」および「IPv6」をサポートしています。[ IPv4設定 ] タブまたは[ IPv6設定 ] タブ をクリックして、ネットワーク環境を設定してください。FSTポートは「IPv4」だけをサポートしています。[ IPv4設定 ] タブの「インターフェース」を設定してください。

[ IPv4設定 ] タブ

IPv4のネットワーク環境を設定します。

インターフェース

項目 説明 設定値

Primary IPアドレス

装置のメインCMのIPアドレスを入力します。

全テキストボックスが半角数字(0~255)

  • MNTポート

    DHCPサーバが割り当てるアドレス(初期値)

  • FSTポート

    192.168.1.1(初期値)

Secondary IPアドレス

装置のサブCMのIPアドレスを入力します。

サブCMのIPアドレスは、メインCMに何らかの異常がある場合に使用されます。

1CMの場合、本項目は表示されません。

全テキストボックスが半角数字(0~255)

サブネットマスク

装置のサブネットマスクを入力します。

255.0.0.0 ~ 255.255.255.252

  • MNTポート

    DHCPサーバが割り当てるサブネットマスク(初期値)

  • FSTポート

    255.255.255.0(初期値)

ゲートウェイ

ゲートウェイのIPアドレスを入力します。

FSTポートを選択した場合、本項目は表示されません。

全テキストボックスが半角数字(0~255)

DNS

FSTポートを選択した場合、本項目は表示されません。

項目 説明 設定値

優先DNSサーバ

優先DNSサーバのIPアドレスを入力します。

全テキストボックスが半角数字(0~255)

代替DNSサーバ

代替DNSサーバのIPアドレスを入力します。

優先DNSサーバを設定しないで、代替DNSサーバを設定することはできません。

全テキストボックスが半角数字(0~255)

接続許可IPアドレス

ゲートウェイを指定すると、本項目が設定できます。FSTポートを選択した場合、本項目は表示されません。

最大16アドレスが表示されます。

項目 説明

No.

接続許可IPアドレス(または、ネットワークアドレス)の番号(#1 ~ #16)が表示されます。

IPアドレス

接続許可IPアドレス(または、ネットワークアドレス)が表示されます。

サブネットマスク

接続許可IPアドレス(または、ネットワークアドレス)のサブネットマスクが表示されます。

機能ボタン

ボタン 説明

[ 追加 ]

接続許可IPアドレスに接続先IPアドレス(または、ネットワークアドレス)を追加します。

最大接続数を超える場合、[ 追加 ] ボタンはクリックできません。

[ 削除 ]

接続許可IPアドレスから該当領域の接続先IPアドレス(または、ネットワークアドレス)を削除します。

追加した接続先IPアドレス(または、ネットワークアドレス)が1つもない場合、[ 削除 ] ボタンは表示されません。

[ 接続許可IPアドレス追加 ] 画面

ネットワークアクセスを許可する接続先情報を入力します。

接続許可IPアドレス設定

項目 説明 設定値

IPアドレス

接続先IPアドレス(または、ネットワークアドレス)を入力します。

IPアドレス(または、ネットワークアドレス)とサブネットマスクはペアで入力します。

全テキストボックスが半角数字(0~255)

サブネットマスク

接続先IPアドレス(または、ネットワークアドレス)のサブネットマスクを入力します。

255.0.0.0 ~ 255.255.255.252

[ IPv6設定 ] タブ

IPv6のネットワーク環境を設定します。

[ 自動取得 ] ボタンをクリックすると、「インターフェース」内の設定情報を自動取得します。

インターフェース

項目 説明 設定値

Primary IPリンクローカルアドレス

装置のメインCMのリンクローカルアドレス(インターフェースID)を入力します。

「リンクローカルアドレス」は、インターネットに接続不可、同一ネットワーク内だけ接続可能です。ルータを経由する接続はできません。

詳細は、設定可能なIPv6アドレスを参照してください。現在の設定状態を表示する際、IPv6アドレスは省略表記になります。

fe80::xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff (FFFF)(16進数、半角英数字)

詳細は、IPv6のアドレス表記 を参照してください。

装置WWNベースのリンクローカルアドレス(初期値)

PrimaryコネクトIPアドレス

装置のメインCMのコネクトIPアドレスを入力します。

「PrimaryコネクトIPアドレス」は、IPv4の「Primary IPアドレス」に相当します。

入力できるIPv6アドレスは「グローバルアドレス」、「ユニークローカルアドレス」、または「6to4アドレス」です。詳細は、設定可能なIPv6アドレス を参照してください。現在の設定状態を表示する際、IPv6アドレスは省略表記になります。

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff (FFFF)(16進数、半角英数字)

詳細は、IPv6のアドレス表記 を参照してください。

Secondary IPリンクローカルアドレス

装置のサブCMのリンクローカルアドレス(インターフェースID)を入力します。

サブCMのリンクローカルアドレスは、メインCMに何らかの異常がある場合に使用されます。

詳細は、設定可能なIPv6アドレス を参照してください。現在の設定状態を表示する際、IPv6アドレスは省略表記になります。

1CMの場合、本項目は表示されません。

fe80::xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff (FFFF)(16進数、半角英数字)

詳細は、IPv6のアドレス表記 を参照してください。

SecondaryコネクトIPアドレス

装置のサブCMのコネクトIPアドレスを入力します。

サブCMのコネクトIPアドレスは、メインCMに何らかの異常がある場合に使用されます。

「SecondaryコネクトIPアドレス」は、IPv4の「Secondary IPアドレス」に相当します。

入力できるIPv6アドレスは「グローバルアドレス」、「ユニークローカルアドレス」、または「6to4アドレス」です。詳細は、設定可能なIPv6アドレス を参照してください。現在の設定状態を表示する際、IPv6アドレスは省略表記になります。

1CMの場合、本項目は表示されません。

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff (FFFF)(16進数、半角英数字)

詳細は、IPv6のアドレス表記 を参照してください。

プレフィックス長

コネクトIPアドレスのプレフィックス長を入力します(単位:ビット)。

「プレフィックス長」は、IPv4の「サブネットマスク」に相当します。

3 ~ 128

詳細は、設定可能なIPv6アドレス を参照してください。

ゲートウェイ

ゲートウェイのIPアドレスを入力します。

入力できるIPv6アドレスは、「リンクローカルアドレス」、「グローバルアドレス」、「ユニークローカルアドレス」、または「6to4アドレス」です。詳細は、設定可能なIPv6アドレス を参照してください。現在の設定状態を表示する際、IPv6アドレスは省略表記になります。

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff (FFFF)(16進数、半角英数字)

詳細は、IPv6のアドレス表記を参照してください。

DNS

項目 説明 設定値

優先DNSサーバ

優先DNSサーバのIPアドレスを入力します。

入力できるIPv6アドレスは、「グローバルアドレス」、「ユニークローカルアドレス」、または「6to4アドレス」です。詳細は、設定可能なIPv6アドレス を参照してください。現在の設定状態を表示する際、IPv6アドレスは省略表記になります。

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff (FFFF)(16進数、半角英数字)

詳細は、IPv6のアドレス表記を参照してください。

代替DNSサーバ

代替DNSサーバのIPアドレスを入力します。

優先DNSサーバを設定しないで、代替DNSサーバを設定することはできません。

入力できるIPv6アドレスは、「グローバルアドレス」、「ユニークローカルアドレス」、または「6to4アドレス」です。詳細は、設定可能なIPv6アドレス を参照してください。現在の設定状態を表示する際、IPv6アドレスは省略表記になります。

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff (FFFF)(16進数、半角英数字)

詳細は、IPv6のアドレス表記を参照してください。

接続許可IPアドレス

ゲートウェイを指定すると、本項目が設定できます。

最大16アドレスが表示されます。

項目 説明

No.

接続先コネクトIPアドレスの番号(#1 ~ #16)が表示されます。

コネクトIPアドレス

接続先コネクトIPアドレスが表示されます。

現在の設定状態を表示する際は、省略表記になります。

詳細は、IPv6のアドレス表記を参照してください。

プレフィックス長

接続先コネクトIPアドレスのプレフィックス長(3 ~ 128)が表示されます(単位:ビット)。

機能ボタン

ボタン 説明

[ 自動取得 ]

以下の情報を自動取得します。

  • Primary IPリンクローカルアドレス

  • PrimaryコネクトIPアドレス

  • Secondary IPリンクローカルアドレス

  • SecondaryコネクトIPアドレス

  • プレフィックス長

  • ゲートウェイ

「リンクローカルアドレス」には、装置情報から作成した同一ネットワーク内で一意のIPアドレスが設定されます。

「コネクトIPアドレス」には、ルータから自動取得したプレフィックス情報にリンクローカルアドレスの固有識別子(インターフェースID)を付加して生成したIPアドレスが設定されます。

[ 追加 ]

接続許可IPアドレスに接続先コネクトIPアドレスを追加します。

最大接続数を超える場合、[ 追加 ] ボタンはクリックできません。

[ 削除 ]

接続許可IPアドレスから該当領域の接続先コネクトIPアドレスを削除します。

追加した接続先コネクトIPアドレスが1つもない場合、[ 削除 ] ボタンは表示されません。

[ 接続許可IPアドレス追加 ] 画面

ネットワークアクセスを許可する接続先情報を入力します。

接続許可IPアドレス設定

項目 説明 設定値

コネクトIPアドレス

接続先コネクトIPアドレスを入力します。

入力できるIPアドレスは「グローバルアドレス」、「ユニークローカルアドレス」、または「6to4アドレス」です。詳細は、設定可能なIPv6アドレス を参照してください。

コネクトIPアドレスとプレフィックス長はペアで入力します。

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff (FFFF)(16進数、半角英数字)

詳細は、IPv6のアドレス表記を参照してください。

プレフィックス長

接続先コネクトIPアドレスのプレフィックス長を入力します(単位:ビット)。

3 ~ 128

詳細は、設定可能なIPv6アドレス を参照してください。

IPv6のアドレス表記

IPv6のアドレスは128ビットと非常に長いので、16ビットを16進数で表した「xxxx」を1ブロックとし、「:」(コロン)で区切ります。

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

   • IPv6アドレスを入力する場合は、0 ~ ffff (FFFF)(16進数、半角英数字)を使用します。

   • 現在の設定状態は、0 ~ ffff(16進数、「a」~「f」は英小文字)で表示されます。

   • 最大128ビットです。

   • リンクローカルアドレスの先頭64ビット(プレフィックス)は、「fe80::」に固定です。

IPv6のアドレスには、以下の省略記法があります。

(1) 各ブロックの先頭の連続する「0」は省略します。

【例】2001:1000:0120:0000:0000:0123:0000:0000

      ↓

      2001:1000:120:0000:0000:123:0000:0000

(2) 「0000」のブロックは「0」に置き換えます。

【例】2001:1000:120:0000:0000:123:0000:0000

      ↓

      2001:1000:120:0:0:123:0:0

(3) 連続する「0」のブロックは、1回に限り、「::」に置き換えます。

【例】2001:1000:120:0:0:123:0:0

      ↓

      2001:1000:120::123:0:0 は ○

      2001:1000:120::123:: は ×(「0」の連続ブロックから「::」への置き換えは1回だけ可能)

Caution
  • 以下のIPアドレスは設定できません。
    • リンクローカルアドレスの下位64ビットがすべて「0」

    • コネクトIPアドレス (*1)の先頭3ビットが「001」以外、または先頭7ビットが「1111110」以外

      *1  :  「グローバルアドレス」、「ユニークローカルアドレス」、または「6to4アドレス」のことです。
    • ゲートウェイの上位64ビットが「fe80::」の場合に、下位64ビットがすべて「0」

    • ゲートウェイの上位3ビットが「001」の場合、ネットワークアドレス

    • ゲートウェイの上位7ビットが「1111110」の場合、ネットワークアドレス

    • DNSサーバのIPアドレスの先頭3ビットが「001」以外、または先頭7ビットが「1111110」以外

設定可能なIPv6アドレス

No. 割り当てアドレス アドレス設定範囲 プレフィックス長
1 グローバルアドレス 2000::1 ~ 3fff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff 3 ~ 128
2 ユニークローカルアドレス fc00::1 ~ fdff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff 7 ~ 128
3 リンクローカルアドレス fe80::1 ~ fe80::ffff:ffff:ffff:ffff 64固定
4 6to4アドレス 2002:<16進数 IPv4アドレス>::1 ~ 2002:<16進数 IPv4アドレス>::ffff:ffff:ffff:ffff 48 ~ 128

補足説明

  • 装置と別のサブネットワークからのアクセスを許可する必要がない場合

    装置の「IPアドレス」と「サブネットマスク」を設定します。

    同一サブネットワークからのアクセスのみ許可されます。

  • 装置と別のサブネットワークからのアクセスを許可する場合

    「ゲートウェイ」と「接続許可IPアドレス(「IPアドレス(または、ネットワークアドレス)」と「サブネットマスク」)」を設定します。

    【例】接続許可IPアドレス(IPv4の場合)

    • サブネットワーク外の特定クライアントからのアクセスを許可する場合、「IPアドレス」と「サブネットマスク」を設定します。

         IPアドレス:10.20.30.40

         サブネットマスク:255.255.255.255

    • サブネットワーク外の特定サブネットワークからのアクセスを許可する場合、「ネットワークアドレス」と「サブネットマスク」を設定します。

         IPアドレス:10.20.30.0

         サブネットマスク:255.255.255.0

    IPv6の場合、「IPアドレス」は「コネクトIPアドレス」に、「サブネットマスク」は「プレフィックス長」に相当します。

操作手順

ポートごとにネットワーク環境を設定します。

IPv4を使用する場合

  1. ネットワーク環境を設定するポートを選択し、[ アクション ] から「ネットワーク環境設定」をクリックします。

  2. 各項目を設定します。

  3. 装置と別のサブネットワークからのアクセスを許可する場合、[ 追加 ] ボタンをクリックします。

    [ 接続許可IPアドレス追加 ] 画面 が表示されます。

  4. IPアドレスとサブネットマスクを入力し、[ OK ] ボタンをクリックします。

    → [ ネットワーク環境設定 ] 画面に戻ります。

  5. 接続許可IPアドレスを複数登録する場合は、手順3および手順4 を繰り返します。

  6. 接続許可IPアドレスの登録が完了したら、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • IPアドレスおよびサブネットマスクの値は、以下の点に留意して指定してください。
      • IPアドレスは、IPv4形式で指定してください。

      • RMTポートのIPアドレスは、MNTポートと異なるサブネットワークのIPアドレスを指定してください。

      • サブCMのIPアドレスは、サブCMに接続する場合に指定します。メインCM と同一サブネットワークのIPアドレスを指定してください。

      • 「ゲートウェイ」のIPアドレスは、サブネットワーク外からのアクセスを許可する場合に指定します。ポートと同一サブネットワークのIPアドレスを指定してください。

      • 「接続許可IPアドレス」には、装置へのアクセスを許可するIPアドレスまたはネットワークアドレスを指定してください。装置が属するネットワークアドレス(同一サブネットワーク)からアクセスする場合は設定不要です。

      • 「DNS」のIPアドレスは、MNTポートとRMTポートでそれぞれ異なるIPアドレスを指定してください。

    • [ クリア ] ボタンをクリックすると、設定内容が削除されます。ただし、該当ポート以外使用できるポートがない場合、削除できません。

  7. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ネットワーク環境設定が開始されます。

  8. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ネットワーク ] 画面に戻ります。

    Caution
    • 装置のIPアドレスを変更すると、装置の設定操作を継続できません。新しく指定したIPアドレスで再度ログイン操作を行う必要があります。

IPv6を使用する場合

  1. ネットワーク環境を設定するポートを選択し、[ アクション ] から「ネットワーク環境設定」をクリックします。

  2. 各項目を設定します。

    Note
    • [ 自動取得 ] ボタンをクリックすると、「Primary IPリンクローカルアドレス」、「PrimaryコネクトIPアドレス」、「Secondary IPリンクローカルアドレス」、「SecondaryコネクトIPアドレス」、「プレフィックス長」、および「ゲートウェイ」を自動的に取得します。必要に応じて、DNSサーバのIPv6アドレスを入力してください。

  3. 装置と別のサブネットワークからのアクセスを許可する場合、[ 追加 ] ボタンをクリックします。

    [ 接続許可IPアドレス追加 ] 画面 が表示されます。

  4. コネクトIPアドレスとプレフィックス長を入力し、[ OK ] ボタンをクリックします。

    → [ ネットワーク環境設定 ] 画面に戻ります。

  5. 接続許可IPアドレスを複数登録する場合は、手順3および手順4 を繰り返します。

  6. 接続許可IPアドレスの登録が完了したら、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • IPアドレスは、以下の点に留意して指定してください。
      • IPアドレスは、IPv6形式で指定してください。詳細は、IPv6のアドレス表記を参照してください。

      • RMTポートのコネクトIPアドレスは、MNTポートと異なるサブネットワークのコネクトIPアドレスを指定してください。

      • サブCMのコネクトIPアドレスは、サブCMに接続する場合に指定します。メインCM と同一サブネットワークのコネクトIPアドレスを指定してください。

      • 「ゲートウェイ」のIPアドレスは、サブネットワーク外からのアクセスを許可する場合に指定します。ポートと同一サブネットワークのIPアドレスを指定してください。

      • 「接続許可IPアドレス」には、装置へのアクセスを許可するIPアドレスまたはネットワークアドレスを指定してください。装置が属するネットワークアドレス(同一サブネットワーク)からアクセスする場合には設定不要です。

      • 「DNS」のIPアドレスは、MNTポートとRMTポートでそれぞれ異なるIPアドレスを指定してください。

    • [ クリア ] ボタンをクリックすると、設定内容が削除されます。ただし、該当ポート以外使用できるポートがない場合、削除できません。

  7. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ネットワーク環境設定が開始されます。

  8. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ネットワーク ] 画面に戻ります。

    Caution
    • 装置のIPアドレスを変更すると、装置の設定操作を継続できません。新しく指定したIPアドレスで再度ログイン操作を行う必要があります。