RADIUS設定

概要

ログイン時の認証に使用する外部サーバ(RADIUSサーバ)を設定します。

RADIUS認証サーバは最大2台登録できます。

Caution
  • RADIUS認証は、装置ごとに「Enable」、「Disable」を設定します。

  • RADIUS認証のリカバリーモードに「しない」を設定した場合、RADIUS認証に失敗すると、GUI にログインできなくなります。

  • サブCMへのログイン時は、RADIUS認証を使用できません。

  • RADIUS認証のリカバリーモードに「する (通信異常)」を設定した場合、プライマリサーバとセカンダリサーバの両方で認証に失敗し、どちらか一方、または両方の原因がネットワークエラーのとき、内部認証 (*1) を行います。

    *1  :  標準の認証方法です。内部認証は、入力したユーザーアカウントの照合に装置に設定されているユーザーアカウント情報を使用します。
Note
  • RADIUS認証を行う場合、サーバにユーザーアカウント情報 (ユーザーID、パスワード、役割)の設定が必要です。詳細はサーバのマニュアルを参照してください。

  • RADIUS認証を「Disable」に変更しても、装置に設定されたRADIUS設定情報は保持されます。

設定内容

RADIUS認証のEnable/Disable、リカバリーモード、およびRADIUS認証サーバを設定します。

RADIUS設定

項目 説明 設定値

RADIUS認証

RADIUS認証を「Enable」にするか「Disable」にするかを選択します。

  • Enable

    RADIUS認証を使用します。

  • Disable

    内部認証を使用します。

Enable

Disable(初期値)

リカバリーモード

RADIUS認証に失敗したときの動作を選択します。

リカバリーモードを「しない」とした場合、RADIUS認証に失敗すると、GUI にログインできなくなります。

「する」を推奨します。

  • する (通信異常 /認証異常)

    RADIUSサーバと通信できなかった場合、またはRADIUSサーバと通信はできたが認証に失敗した場合、内部認証を行います。

  • する (通信異常)

    RADIUSサーバと通信できなかった場合、内部認証を行います。

  • しない

    RADIUSサーバと通信できなかった場合も、RADIUSサーバと通信はできたが認証に失敗した場合も、内部認証を行いません。

する (通信異常 /認証異常)(初期値)

する (通信異常)

しない

プライマリサーバ(必須)、セカンダリサーバ

項目 説明 設定値

ドメイン名/IPアドレス

RADIUSサーバのドメイン名、またはIPアドレスを入力します。

IPアドレスの指定方法には、「IPv4」と「IPv6」があります。入力できるIPv6アドレスは、「リンクローカルアドレス」、「グローバルアドレス」、「ユニークローカルアドレス」、または「6to4アドレス」です。詳細は、設定可能なIPv6アドレス を参照してください。現在の設定状態を表示する際、IPv6アドレスは省略表記になります。

ドメイン名の場合

1 ~ 64文字の半角英数字記号

IPv4アドレスの場合

xxx.xxx.xxx.xxx

xxx:先頭は、1~255(10進数)

xxx:そのほかは、0~255(10進数)

IPv6アドレスの場合

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff (FFFF)(16進数、半角英数字)

詳細は、IPv6のアドレス表記を参照

ポートNo.

RADIUS認証に使用するポート番号を入力します。

半角数字

1 ~ 65535

1812(初期値)

LANポート

RADIUS認証に使用するLANポートを「MNT」と「RMT」から選択します。

MNT(初期値)

RMT

認証モード

RADIUS認証の認証モードを「CHAP」と「PAP」から選択します。

CHAP(初期値)

PAP

共通キー

RADIUSサーバと同一の共通鍵を入力します。

1 ~ 64文字の半角英数字記号

リトライ終了時間

RADIUSサーバからの応答を待つ時間の合計(秒)を選択します。

設定した時間(秒)の間、認証をリトライし、最後までRADIUSサーバからの応答がなかった場合、ネットワークエラーとみなされます。

10

20

30(初期値)

40

50

60

操作手順

  1. [ アクション ] から「RADIUS設定」をクリックします。

  2. 各項目を設定して、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。
      • 各項目が入力条件を満たしていない

      • プライマリサーバが設定されていない

      • プライマリサーバとセカンダリサーバの「ドメイン名/IPアドレス」が重複している

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → RADIUS設定が開始されます。

    Caution
    • 入力したRADIUSサーバのIPアドレスと装置内部のIPアドレスが重複すると、エラー画面が表示されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ 役割定義 ] 画面に戻ります。