SnapOPCを使用した世代管理をしない差分データのバックアップの作成
SnapOPC機能を使用し、Volumeの世代管理をしないSnapshot(差分データのみのバックアップ)を取得する運用を記載します。世代管理をしないワンポイントのSnapshotを作成したい場合(例えば、何か作業をする前に元の状態に戻せるように、定期バックアップとは別にリカバリーポイントを一時的に作成する場合など)に使用できます。
差分データのみをバックアップするため、ハードウェア故障により業務Volume内のデータが破損した場合は、Snapshotからのリストアはできません。アプリケーションエラーや誤操作からのリカバリーを想定したバックアップです。
定期的なバックアップを作成する用途であれば、SnapOPCではなく世代管理できるSnapOPC+の使用を推奨します。
運用で使用するRESTful APIとサンプルスクリプト
準備
ありません。
運用
バックアップを作成したいタイミングで、世代管理をしないSnapshotを作成します。snapopc_create.pyを使用してください。
リストア
Snapshotのデータを業務Volumeにリストアする場合は、POST /volume/{volume_id}/restore/{backup_volume_id} APIを使用します。詳細は、CloneまたはSnapshotからのリストアを参照してください。
削除
Snapshotを削除する場合は、DELETE /volume/{volume_id} APIを使用します。詳細は、Volumeの削除を参照してください。
注意事項
1つの業務Volumeに対して、作成可能な世代管理をしないSnapshotの数は最大で8です。ほかのコピー方式と併用する場合、業務Volumeに対して作成可能なBackup Volumeの数は少なくなります。詳細は、『設計ガイド』の「利用可能なアドバンスト・コピーの組み合わせ」のマルチコピーの説明を参照してください。
その他の注意事項については、SnapOPC+を使用した世代管理された差分データのバックアップの作成を参照してください。

