Fast Recovery

万一、ドライブが故障した場合に、故障したドライブ上に格納されているデータを残りのドライブに高速に再配置することにより、迅速な復旧を実現します。

RAIDレベルがRAID6-FRで構成されているRAIDグループでは、ドライブに故障が発生すると、RAIDグループ内に保持しているホットスペア相当の予備領域に対して高速リビルドが動作します。

ドライブが1台故障し、予備領域がすでに使用中の状態で2台目のドライブに故障が発生した場合は、通常のリビルド(ETERNUS DX内のホットスペアにリビルド)が動作します。

故障したドライブ内のデータは、領域ごとに異なるドライブに冗長データおよび予備領域が配置されています。同時に複数の異なる領域のリビルドが動作するため、高速なリビルドが可能となります。

図: Fast Recovery
Caution

1台目のドライブ故障で動作する高速リビルドでは、コピーバックレス機能が有効に設定されていても、故障ドライブを交換したあとにコピーバックが行われます。

予備領域がすでに使用中の状態で2台目のドライブに故障が発生した場合に動作する通常のリビルドでは、コピーバックレス機能の設定に従います。