ホストアフィニティ

ホストアフィニティ機能は、不用意なETERNUS DXへのアクセスによるデータ破壊を未然に防止する機能です。ボリュームにアクセスできるサーバを定義し、複数サーバ接続時のセキュリティを保証することができます。

図: ホストアフィニティ

ホストアフィニティは、「ホストグループ」、「CAポートグループ」、および「LUNグループ」間を関連付けることによって設定します。

図: ホストグループ、CAポートグループ、LUNグループの関連付け

ホストグループおよびCAポートグループを作成せずに、ホストおよびCAポートを直接指定してホストアフィニティを設定することもできます。

ホストグループ

ホストインターフェースタイプが同一であり、同じLUNグループへのアクセスを許可するホストをグループ化したものです。複数のホストのHBAも1つのホストグループに設定できます。

CAポートグループ

CAタイプが同一であり、LUNグループへのアクセスを許可するホストインターフェースポートをグループ化したものです。サーバとマルチパス接続するポートや、クラスタを構成するサーバを接続するポートなど、同じLUNグループをアクセスするポートを、1つのCAポートグループに設定します。1つのCAポートグループは、複数のホストグループと関連付けることができます。

LUNグループ

ホストからアクセスを許可するボリュームをグループ化したもので、同じホストグループとCAポートグループからアクセスされます。

LUNグループは、ホストLUNとボリュームをマッピングしたものです。

Caution
  • すでに設定済みのホストアフィニティの設定を変更・削除する場合は、関連するホストアクセスを停止する必要があります。ホストアフィニティの設定に新規にLUNを追加する場合には、ホストアクセスを停止する必要はありません。

  • サーバを二重化してクラスタ構成で接続し、ETERNUS DXを複数のサーバで共有する場合は、クラスタ制御用ソフトウェアが必要となります。