Striping Size拡張

Striping Size拡張は、RAIDグループを作成する際にStripe Depthを指定することによって、ストライプサイズを拡張する機能です。

ストライプサイズを拡張することによって高度な性能チューニングが可能です。通常は、初期値を変更する必要はありません。

Stripe Depthを大きくすると、アクセスするドライブ数を減らすことができます。RAID1+0では、ドライブへのコマンド数が減ることで該当RAIDグループへのアクセス性能が向上します。しかし、RAID5ではStripe Depthを大きくすると、シーケンシャルライト性能が劣化する場合があります。

設定可能なStripe Depthは、RAIDレベルごとに異なります。詳細は、『Web GUI ユーザーズガイド』を参照してください。

Caution
  • 設定変更に伴いランダムアクセスのRead/Write性能を向上できますが、使用するシステムによっては性能が劣化する場合があるため設定変更には注意が必要です。

  • ストライプサイズを拡張したRAIDグループでは、以下の制限があります。

    • RAIDグループに属するボリュームの暗号化、およびロジカル・デバイス・エクスパンションは実行できません。

    • TPP、FTSPの同一プール内で、異なるストライプサイズを設定したRAIDグループを混在させることはできません。

    • 異なるストライプサイズを設定したRAIDグループを連結してWSVを構成することはできません。

  • TPP、FTSPに使用されるRAID5 (4D+1P) では、Stripe Depth 512KBの設定はできません。

  • TPP、FTSPに使用されるRAID5 (8D+1P) では、Stripe Depth 256KBの設定はできません。