アカウント管理

ETERNUS DXでは、ユーザーアカウント作成時に役割(ロール)を使用してアクセス権限を割り当て、ユーザーごとに利用できる機能範囲を設定できます。

ストレージ管理者の権限機能を用途ごとに細分化し、管理者には必要な最小権限だけ与えることによって、不要な機能アクセスによるオペレーションミスの削減、管理工数の削減、およびセキュリティの向上を図ることができます。

図: アカウント管理

ETERNUS DXに設定可能なユーザーアカウント数は最大60です。

同時に装置にログインできるユーザー数は、以下のとおりです。

表: 同時に装置にログインできるユーザー数

運用管理インターフェース

同時にログインできるユーザー数

ETERNUS Web GUI

16

ETERNUS CLI

16

RESTful API

64

SMI-S

32

ユーザーアカウントに付加した役割によって、ログイン後に表示されるメニューが異なります。

  • 役割と機能範囲

    ETERNUS DXでは7種類のデフォルトロールがあります。役割と利用可能な機能範囲(権限)を以下の表に示します。

    表: デフォルトロールの機能範囲

    権限

    ロール

    Monitor

    Admin

    Storage Admin

    Account Admin

    Security Admin

    Maintainer

    Software

    (*1)

    状態表示

    ×

    ×

    RAIDグループ設定

    ×

    ×

    ×

    ×

    ボリューム登録・変更

    ×

    ×

    ×

    ×

    ボリューム削除・フォーマット

    ×

    ×

    ×

    ×

    ホスト接続設定

    ×

    ×

    ×

    ×

    アドバンスト・コピー設定

    ×

    ×

    ×

    ×

    コピーセッション設定

    ×

    ×

    ×

    ×

    Storage Migration設定

    ×

    ×

    ×

    ×

    装置設定

    ×

    ×

    ×

    ×

    ×

    ユーザー設定

    ×

    ×

    ×

    ×

    ×

    認証・役割設定

    ×

    ×

    ×

    ×

    ×

    セキュリティ設定

    ×

    ×

    ×

    ×

    ×

    保守情報

    ×

    ×

    ×

    ×

    ファームウェア管理

    ×

    ×

    ×

    ×

    ×

    保守作業

    ×

    ×

    ×

    ×

    ×

    ×

    ○:サポート権限 ×:対象外

    *1

    外部ソフトウェア専用のロールです。「Software」を割り当てたユーザーアカウントは、ETERNUS Web GUIおよびETERNUS CLIでは使用できません。

Caution
  • ライセンスを登録する場合は、該当するライセンス登録機能を使用するために必要な権限を割り当てたロールの選択が必要です。

  • デフォルトロールの削除および変更はできません。

  • ロールには、1つ以上の権限の割り当てが必要です。

  • ユーザーアカウント設定時、ロールの付加は必須です。