Quality of Service(QoS)
QoS
接続される各サーバの性能制限を設定することで、優先度の高いサーバに対する性能を維持します。
ストレージ統合環境において、一方のアプリケーションから高い負荷がかかると、その他の処理を行うためのリソースを十分に確保できず、性能が低下してしまう場合があります。
QoS機能を使用し、優先度の低いアプリケーションの処理リソースを制限することで、優先度の高いアプリケーションに対して処理リソースを優先的に確保し性能を維持します。
ホスト、CAポート、LUNグループ、ボリュームに対して帯域制限(性能の上限値)を、16段階の優先度レベルで設定します。帯域制限の性能設定パターンは、ETERNUS Web GUIまたはETERNUS CLIから個別に変更できます。
また、ETERNUS CLIから時間帯を設定することで、スケジュール運用が可能です(ホスト、CAポート、LUNグループに対して帯域制限する場合)。
ETERNUS SF Storage Cruiserと連携すると、性能設計やチューニングが自動的に実施され、QoS機能適用にあたってのシステム管理者の運用工数を大幅に削減できます。
図: QoS
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REC帯域制限(Remote Copy QoS)
リモートコピー使用時に、コピー経路ごとに帯域の上限値を設定することができます。
万一、特定のパスが故障しても、ほかの経路に負荷を集中させることなく、回線の帯域を一定に保つことができます。
Mbit/s単位で、帯域制限値を指定できます。
図: コピー経路の帯域制限
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