ニアラインSASディスク
ニアラインSASディスクは、データのバックアップおよびアーカイブ用途に適した大容量/低価格のディスクで、SASディスクに比べて大量の情報を低コストで保管できます。
ニアラインSASディスクは、SASディスクと比較して大量の情報を低価格で保管することができます。しかし、使用頻度が高く信頼性や性能を要求される情報については、ニアラインSASディスクではなく、SASディスクを使用することを推奨します。
ニアラインSASディスクは、装置の周囲環境温度条件(動作時)を超えると、性能が低下する場合があります。
ニアラインSASディスクは、アドバンスト・コピーのコピー先やアーカイブデータの格納先として使用できます。
アドバンスト・コピーのコピー先としてニアラインSASディスクを使用する場合、業務I/O量とコピーセッション数によっては、レスポンスの遅延やコピー処理速度が低下する場合があります。
以下のディスクは、アドバンスト・フォーマット(512e)のディスクです。
3.5インチ8TBニアラインSASディスク
3.5インチ12TBニアラインSASディスク
3.5インチ18TBニアラインSASディスク
3.5インチ8TBニアラインSAS自己暗号化ディスク
3.5インチ16TBニアラインSAS自己暗号化ディスク
アドバンスト・フォーマット(512e)のディスクを使用する場合は、サーバのOSおよびアプリケーションがアドバンスト・フォーマット(512e)に対応していることを確認してください。サーバのOSおよびアプリケーションがアドバンスト・フォーマット(512e)に対応していない場合、ランダムライト性能が低下する場合があります。
8TB以上のニアラインSASディスクで構成可能なRAIDレベルについては、サポートRAIDを参照してください。
NVMe SSD、SAS SSD、SASディスク、およびニアラインSASディスクの各ドライブの特性を以下に示します。
種類 |
信頼性 |
性能 |
価格(*1) |
|---|---|---|---|
NVMe SSD |
◎ |
◎ |
△ |
SAS SSD |
◎ |
◎ |
△ |
SASディスク |
○ |
○ |
○ |
ニアラインSASディスク |
△ |
△ |
◎ |
◎:非常に優れている、○:優れている、△:やや劣る
| *1 | : | 価格はビット単価で比較し、◎<○<△の順で高いことを示します。 |
NVMe SSDおよびSAS SSDの特性については、表: SSDの特性と仕様差異を参照してください。

