ONTAP 9.13

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ネットワーク配線の問題の自動検出と修復の推奨

ONTAPは、ブロードキャストドメイン構成要素 (イーサネットポート) のレイヤー2到達可能性に基づいて、ネットワーク配線の問題を自動的に検出し、ソリューションを推奨します。

クラスタのセットアップ時や既存クラスタへの新しいノードの追加時に配線が正しくないと、ブロードキャスト ドメインのポートが想定どおりに割り当てられないことがあります。ONTAP 9.10.1以降では、クラスタのセットアップ後や既存クラスタへの新しいノードの追加時にポートの到達可能性を確認することで、ネットワーク配線に問題がないかが自動的に確認されます。

ポートの到達可能性に問題が検出された場合、ONTAP System Managerに問題を解決するための修復処理が提示されます。

クラスタのセットアップ後は、ダッシュボードにネットワーク配線の問題が報告されます。

既存クラスタへの新しいノードの追加後は、[ノード]ページにネットワーク配線の問題が表示されます。

ネットワーク図でネットワーク配線の状態を確認することもできます。ポートの到達可能性の問題があると、ネットワーク図に赤いエラー アイコンが表示されます。

クラスタのセットアップ後

クラスタのセットアップ後にネットワーク配線の問題が検出されると、ダッシュボードにメッセージが表示されます。

Post cluster setup message

手順
  1. メッセージの指示に従って配線を修正します。

  2. リンクをクリックして[Update Broadcast Domains]ダイアログを表示します。
    [Update Broadcast Domains]ダイアログが開きます。
    Update Broadcast Domains dialog

  3. ノード、問題の内容、現在のブロードキャスト ドメイン、正しいブロードキャスト ドメインなど、ポートに関する情報を確認します。

  4. 修復するポートを選択し、[Fix] をクリックします。
    ポートが現在のブロードキャスト ドメインから正しいブロードキャスト ドメインに移動します。

ノードの追加後

クラスタに新しいノードを追加したあとにネットワーク配線の問題が検出されると、[ノード]ページにメッセージが表示されます。

Post node join message

手順
  1. メッセージの指示に従って配線を修正します。

  2. リンクをクリックして[Update Broadcast Domains]ダイアログを表示します。
    [Update Broadcast Domains]ダイアログが開きます。
    Update Broadcast Domains dialog

  3. ノード、問題の内容、現在のブロードキャスト ドメイン、正しいブロードキャスト ドメインなど、ポートに関する情報を確認します。

  4. 修復するポートを選択し、[Fix] をクリックします。
    ポートが現在のブロードキャスト ドメインから正しいブロードキャスト ドメインに移動します。

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