ONTAP 9.13

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SNMPトラップ

SNMPトラップは、SNMPエージェントからSNMPマネージャに非同期通知として送信されたシステム監視情報をキャプチャーします。

SNMPトラップには、標準、ビルトイン、およびユーザー定義という3つの種類があります。ONTAPではユーザー定義トラップはサポートされていません。

トラップを使用して、MIBに定義された運用上のしきい値または障害を定期的にチェックすることができます。しきい値に到達するか、障害が検出されると、SNMPエージェントは、イベントを警告するメッセージ(トラップ)をトラップホストに送信します。

ONTAPではSNMPv1トラップが、ONTAP 9.7以降ではSNMPv3トラップがサポートされます。SNMPv2cトラップとINFORMはサポートされていません。

標準SNMPトラップ

これらのトラップはRFC 1215で定義されています。ONTAPでサポートされているSNMPトラップは、coldStart、warmStart、linkDown、linkUp、およびauthenticationFailureの5つです。

authenticationFailureトラップは、デフォルトで無効になっています。トラップを有効にするには、system snmp authtrap コマンドを使用する必要があります。詳細については、ONTAP 9.13.1のコマンドを参照してください。

ビルトインSNMPトラップ

ビルトイン トラップはONTAPに事前定義されたトラップで、イベントの発生時にトラップホスト リストのネットワーク管理ステーションに自動的に送信されます。これらのトラップ(diskFailedShutdown、cpuTooBusy、volumeNearlyFullなど)はカスタムMIBで定義されています。

各ビルトイン トラップは、一意のトラップ コードで識別されます。

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