メタキャッシュ分散配置初期化

概要

選択したNAS ボリュームのメタキャッシュを任意のタイミングで初期の配置に戻します。

本機能は、ユニファイドストレージ環境で使用します。

注意
  • メタキャッシュの再配置(初期配置に戻す処理)は、NASボリューム(NAS運用ボリュームおよびNASバックアップボリューム)あたり最大2分間かかることがあります。

  • スナップショットの採取開始予定時間にメタキャッシュの再配置が行われていると、スナップショットの採取開始時間が遅延する場合があります。本機能は、スナップショット採取が予約されていない時間に実行してください。

  • メタキャッシュ再配置中のNASボリュームで以下の操作を実行すると、その操作の処理が再配置終了まで NASボリュームあたり最大2分間遅延することがあります。
    • NASボリュームの削除

    • NASボリュームの状態表示

    • 共有フォルダー一覧の表示

    • 共有フォルダーの作成

    • 共有フォルダーの削除

    • 共有フォルダーの変更

  • 以下の場合、メタキャッシュを再配置できません。
    • メタキャッシュの自動分散配置処理が実行中

    • スナップショット採取中(一定時間内にスナップショット採取が終了しなかったとき)

    • 装置が過負荷状態 (*1)

      *1  :  装置の過負荷状態による初期化不可のメッセージが表示された場合、30分以上待ってから、本機能を再実行してください。
備考
  • メタキャッシュの現在の配置および初期の配置を確認できます。詳細は、「メタキャッシュ分散配置」を参照してください。

  • メタキャッシュの配置を自動で初期値に戻せます。詳細は、「自動メタキャッシュ分散配置有効」を参照してください。

  • 自動メタキャッシュ分散配置が「有効」の場合も、メタキャッシュを手動で初期の配置に戻すことができます。

ユーザー権限

デフォルトロールにおける実行可否

デフォルトロール 実行可否
Monitor  
Admin
StorageAdmin
AccountAdmin  
SecurityAdmin  
Maintainer

権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。

操作手順

  1. メタキャッシュを再配置するNASボリュームを選択し(複数選択可)、[ アクション ] から「分散配置初期化」をクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    備考
    • [ メタキャッシュ分散配置 ] 画面で「現在の配置」と「初期の配置」が異なるNASボリュームがメタキャッシュの再配置の対象となります。なお、「現在の配置」と「初期の配置」が同じNASボリュームを選択して、「分散配置初期化」をクリックすると、再配置は行われずに処理は正常終了します。

  2. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → メタキャッシュ分散配置初期化が開始されます。

  3. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ メタキャッシュ分散配置 ] 画面に戻ります。