応答遅延時間測定
概要
遠隔接続されている装置の応答遅延時間を測定します。
応答遅延時間とは、装置間の一度の通信にかかる時間です。
一度に測定できるのは、1台の接続先装置だけです。
本機能を実行するには、アドバンスト・コピー機能のライセンスまたはStorage Cluster機能のライセンス (*1)の登録が必要です。
*1 : Storage Cluster機能のライセンスは、ETERNUS SF Storage Cruiser から登録してください。 測定できるのは遠隔接続の場合だけです。直接接続の場合は測定できません。
応答遅延時間は、コピー元装置およびコピー先装置の両方で設定が必要です。コピー元装置およびコピー先装置にコピー経路情報を適用後、応答遅延時間を測定し、結果(測定値)を設定してください。
応答遅延時間は、回線にデータが流れていない静的な状態で測定してください。例えば、装置間にRECセッションが存在する場合は、RECセッション状態を「Suspend」にしてください。
装置間の物理的な回線を正しく設定してから測定してください。回線に異常がある場合は、応答遅延時間を正確に測定できません。
装置間の経路を変更した場合は、応答遅延時間の測定を再度実行してください。
応答遅延時間の測定には、最大で160秒かかります。
設定内容
応答遅延時間の測定結果が表示されます。
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
Box ID |
接続先装置のBox IDが表示されます。 |
|
応答遅延時間 |
接続先装置との応答遅延時間(1 ~ 65535)の測定結果が表示されます。 測定が失敗した場合は、空白となります。また、値は変更できます。 推奨時間は以下のとおりです。 非同期コピー:100 msec. 以内 同期コピー:50 msec. 以内 |
1 ~ 65535の半角数字 (10進数) 単位:msec. |
接続形態 |
接続先装置との接続形態が表示されます。 遠隔接続 |
操作手順
応答遅延時間の測定をする遠隔接続の接続先装置を選択し、[ アクション ] から「応答遅延時間測定」をクリックします。
[ 測定 ] ボタンをクリックします。
→ 応答遅延時間の測定が開始されます。
必要に応じて「応答遅延時間」の値を変更し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
Caution応答遅延時間が未入力の場合、[ 設定 ] ボタンをクリックできません。
応答遅延時間が入力条件を満たしていない場合、エラー画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ 応答遅延時間の測定結果が装置に反映されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ コピー経路 ] 画面に戻ります。