REC多重度設定
概要
REC を実行するときの多重度または速度レベルを設定します。
通常は初期値(「自動」)を変更する必要はありません。RECを業務I/Oより優先したい場合や反対に業務I/Oへの影響を小さくしたい場合に本設定を変更することで、コピー性能を調整できることがあります。
遠隔接続の場合
指定方法が「自動」の場合は、応答遅延時間の測定結果から算出される推奨多重度でRECが実行されます。
応答遅延時間が測定されていない場合は、推奨多重度に「***」が表示されます。
推奨多重度を表示するためには、「応答遅延時間測定」を実行してください。
指定方法が「手動」の場合は、設定した多重度でRECが実行されます。
直接接続の場合
速度レベルが「自動」の場合は、「EC/OPC速度設定」で設定した速度でRECが実行されます。
速度レベルが「1 ~ 8」の場合、設定した速度レベルでRECが実行されます。
本機能を実行するには、アドバンスト・コピー機能のライセンスまたはStorage Cluster機能のライセンス (*1)の登録が必要です。
*1 : Storage Cluster機能のライセンスは、ETERNUS SF Storage Cruiser から登録してください。 接続先Box ID一覧の推奨多重度に「***」 が表示されている状態で指定方法に「自動」を選択した場合、適切な多重度で動作できません。「自動」を選択する場合は、事前に応答遅延時間を測定してください。詳細は、「応答遅延時間測定」を参照してください。
装置間の経路を変更した場合は応答遅延時間を測定してから、多重度を再設定してください。
設定内容
REC多重度を設定します。
接続先Box ID一覧
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
接続先Box ID |
接続先装置のBox IDが表示されます。 |
|
接続形態 |
自装置と経路が設定されている接続先装置との接続形態が表示されます。 直接接続 遠隔接続 |
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速度レベル |
直接接続の場合、速度レベルを選択します。 遠隔接続の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。
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自動 1(「超低速」相当) 2(「低速」相当) 3 4 5 6 7 8(「高速」相当) 「-」(ハイフン) |
指定方法 |
遠隔接続の場合、多重度の指定方法を選択します。 直接接続の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。 |
自動 手動 「-」(ハイフン) |
多重度 |
遠隔接続で指定方法に「手動」を選択した場合、多重度(1 ~ 1024)を設定します。「自動」を選択した場合、「-」(ハイフン)が表示されます。 直接接続の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。 1(初期値)~ 1024 「-」(ハイフン) |
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現在の多重度 |
現在設定されている多重度(1 ~ 1024)が表示されます。ただし、指定方法が「自動」の場合、「自動」が表示されます。 直接接続の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。 |
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推奨多重度 |
推奨される多重度(1 ~ 1024)が表示されます。応答遅延時間が測定されていない場合、「***」が表示されます。 直接接続の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。 |
高度な設定
接続先装置ごとにコピースケジュールモードを設定します。
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
接続先Box ID |
接続先装置のBox IDが表示されます。 |
|
コピースケジュールモード |
接続先装置ごとに RECのスケジュールモードを選択します。通常は初期値(「セッション均等」)を変更する必要はありません。
Caution
|
セッション均等(初期設定) コピー先RAIDグループ均等 |
操作手順
[ アクション ] から「REC多重度設定」をクリックします。
各項目を設定し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
Caution指定方法が「手動」で多重度に 1 ~ 1024の半角数字以外が設定された場合、エラー画面が表示されます。
Noteコピースケジュールモードを設定する場合は、「高度な設定」をクリックしてください。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ REC多重度の設定が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ コピー経路 ] 画面に戻ります。