RECディスクバッファー割当

概要

RECディスクバッファーRECバッファー に割り当てます。または、RECディスクバッファーの割り当てを削除します。

RECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーの条件

  • RECバッファーの用途が「送信用」であること

  • RECバッファー1個に対し、割り当てるRECディスクバッファー数が以下の個数であること
    • ETERNUS DX600 S6の場合:1個または2個

    • ETERNUS DX900 S6の場合:1個、2個、または4個(ただし、実装CM数以下であること)

    • ETERNUS DX8900 S6の場合:1個、2個、4個、または6個(ただし、実装CM数以下であること)

  • RECバッファー1個に複数のRECディスクバッファーを割り当てる場合の必須条件
  • RECバッファー1個に複数のRECディスクバッファーを割り当てる場合の推奨条件
    • Stripe Depth が同じであること (*2)

    • 容量が同じであること (*3)

    *1  :  1つのRECバッファーに「Online」だけ、または「Nearline」だけのRECディスクバッファーを割り当てることを推奨します。1つのRECバッファーに「Online SED」だけ、または「Nearline SED」だけのRECディスクバッファーを割り当てることを推奨します。混在して割り当てると、使用できる容量が少なくなったり、アクセス性能が低下したりする場合があります。
    *2  :  使用するRECディスクバッファーの Stripe Depth が異なる場合、RECディスクバッファーのアクセス性能に影響が及ぶ場合があります。
    *3  :  使用するRECディスクバッファーの容量が異なる場合、すべてのRECディスクバッファーが、最小容量のRECディスクバッファーと同じ容量のRECディスクバッファーとして扱われます。その場合、容量の大きいRECディスクバッファーの残りの領域は使用できません。
Caution
  • 本機能は、自装置(RECディスクバッファーを割り当てる装置)がRECをサポートしている場合だけ実行できます。

  • RECディスクバッファーは、複数のRECバッファー間で共有できません。

  • RECバッファーを使用しているRECが動作中の場合、事前に該当のRECセッションを Suspend してください。

Note
  • RECバッファーへRECディスクバッファーを割り当てる場合は、事前にRECディスクバッファーの作成が必要です。詳細は、「RECディスクバッファー作成」を参照してください。

  • RECディスクバッファーの Stripe Depth は、[ RECディスクバッファー詳細 ] 画面で確認できます。詳細は、「RECディスクバッファー」を参照してください。

表示内容

選択したRECバッファーとそのRECバッファーに割り当てる、または割り当てられているRECディスクバッファーが表示されます。

RECバッファー情報

項目 説明

グループ

RECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーの管理グループ番号が表示されます。

0 ~ 7

接続先 Box ID

RECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーの接続先装置のBox IDが表示されます。

接続先装置の経路が削除された場合は、「???」が表示されます。

状態

RECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーの状態が表示されます。

  • 正常

    RECバッファーは、データを転送できる状態です。

  • 異常

    RECバッファーは、データを転送できない状態です。

サイズ

RECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーの容量が表示されます。

128 MB, 256 MB, 512 MB, 1024 MB, 2048 MB

RECディスクバッファー割当

項目 説明

No.

RECディスクバッファーのRAIDグループ番号が表示されます。

名前

RECディスクバッファーのRAIDグループ名が表示されます。

状態

RECディスクバッファーのRAIDグループのステータスが表示されます。

詳細は、RAIDグループのステータスを参照してください。

総容量

RECディスクバッファーの総容量が表示されます。

担当CM

RECディスクバッファーとして登録したRAIDグループの担当CMが表示されます。

CE#n CM#nまたはCM#n

ドライブタイプ

RECディスクバッファーのドライブの種別が表示されます。

詳細は、ドライブ種別を参照してください。

ドライブ数

RECディスクバッファーのドライブ数が表示されます。

2

4

8

暗号化

RECディスクバッファーの暗号化状態が表示されます。

CM:CMによる暗号化

「-」(ハイフン):非暗号化

SED:SEDによる暗号化

機能ボタン

ボタン 説明

[ 追加 ]

RECディスクバッファーを割り当てます。

割り当てられているRECディスクバッファーの数が以下の場合、および追加するRECディスクバッファーが割り当て条件を満たしている場合に、[ 追加 ] ボタンがクリックできます。

ETERNUS DX600 S6:0または1

ETERNUS DX900 S6:0 ~ 3(実装CM数未満)

ETERNUS DX8900 S6:0 ~ 5(実装CM数未満)

[ 削除 ]

指定されたRECディスクバッファーの割り当てを削除します。

RECディスクバッファーが1つも割り当てられていない場合、[ 削除 ] ボタンは表示されません。

設定内容

RECバッファーに割り当てるRECディスクバッファーを選択します。

[ RECディスクバッファー選択 ] 画面

RECディスクバッファー選択

下記以外の項目の説明はRECディスクバッファー割当を参照してください。

項目 説明

RECディスクバッファー選択チェックボックス

RECバッファーに割り当てるRECディスクバッファーのチェックボックスをオンにします。

RECディスクバッファーの選択条件はRECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーの条件を参照してください。

Note
  • RECバッファーに割り当て可能な以下の条件を満たすRECディスクバッファーの一覧が表示されます。
    • RECバッファーに1つめのRECディスクバッファーを割り当てる場合
      • どのRECバッファーにも割り当てていないRECディスクバッファー

    • RECバッファーにすでにRECディスクバッファーを割り当てている場合
      • どのRECバッファーにも割り当てていないRECディスクバッファー

      • すでに割り当てたRECディスクバッファーに対し、以下のすべての条件を満たすRECディスクバッファー
        • 最小容量以上のドライブ容量

        • 同じドライブ種別 (Online/Nearline/SSD/NVMe SSD/Online SED/Nearline SED/SSD SED/NVMe SSD SED)

          ただし、「Online」と「Nearline」は、同じドライブ種別として扱われます。

          同様に「Online SED」と「Nearline SED」も、同じドライブ種別として扱われます。

        • 同じドライブ数 (2個、4個、または8個)

        • 同じ暗号化状態 (CM/「-」/SED)

操作手順

RECディスクバッファーを割り当てる場合

RECディスクバッファーを割り当てます。

  1. RECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーを選択し、[ アクション ] から「RECディスクバッファー割当」をクリックします。

  2. [ 追加 ] ボタンをクリックします。

    → [ RECディスクバッファー選択 ] 画面が表示されます。

  3. 割り当てるRECディスクバッファーのチェックボックスをオンにし(複数選択可)、[ OK ] ボタンをクリックします。

    → RECディスクバッファーが追加されます。

    Caution
    • RECバッファーに複数のRECディスクバッファーを割り当てる場合、同じ容量のRECディスクバッファーを選択してください。

    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。
      • 割り当て条件満たすRECディスクバッファーが装置に1つも登録されていない

      • RECバッファーに割り当てたRECディスクバッファーの個数がモデルごとの最大数を超えている

      • 選択したRECディスクバッファーが割り当て条件を満たしていない

    Note
    • RECディスクバッファーの割り当てを削除する場合は、該当RECディスクバッファー(RAIDグループ)の [ 削除 ] ボタンをクリックします。

  4. RECディスクバッファーの割り当てが完了したら、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

  5. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → RECディスクバッファーの割り当てが開始されます。

  6. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ RECバッファー ] 画面に戻ります。

RECディスクバッファーの割り当てを削除する場合

RECバッファーからRECディスクバッファーの割り当てを削除します。

  1. RECディスクバッファーの割り当てを削除するRECバッファーを選択し、[ アクション ] から「RECディスクバッファー割当」をクリックします。

  2. 割り当てを削除するRECディスクバッファー(RAIDグループ)の [ 削除 ] ボタンをクリックします。

    → 一覧からRECディスクバッファーが削除されます。

  3. [ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

  4. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → RECディスクバッファーの削除が開始されます。

  5. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ RECバッファー ] 画面に戻ります。