通信環境情報更新
概要
REMCSセンターに登録した通信環境情報を更新します。
事前に「リモートサポート設定」が行われていない場合、本機能は使用できません。
SMTPサーバのIPアドレスおよびPOPサーバのIPアドレスには、IPv4アドレスを入力してください。IPv6アドレスは入力できません。
設定内容
通信環境情報には、通信環境情報、詳細設定情報、結果通知情報、およびタイマー値情報があります。
通信環境情報
通信環境情報を設定します。
接続
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
接続形態 |
REMCS運用する際の接続形態を選択します。 |
インターネット接続(メールのみ) P-P接続(メールのみ) P-P接続(VPN接続メールのみ) |
使用LAN ポート |
REMCS運用で使用する装置LAN ポートについて、「MNT」か「RMT」を選択します。 |
MNT RMT |
サービス
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
定期接続時刻 ※ |
REMCSの定期接続を実行する時刻を入力します(必須)。 |
半角数字 時:00 ~ 23 分:00 ~ 59 |
定期接続周期 ※ |
REMCSの定期接続を実行する周期を選択します(必須)。 |
毎日 毎日(日曜日以外) 毎日(土・日曜日以外) 週1回 |
曜日を指定 |
「週1回」を選択した場合に、REMCSの定期接続を実行する曜日を選択します。 |
日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 |
SMTPサーバ
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
SMTPサーバ ※ |
REMCS運用で使用するSMTP サーバのIP アドレスまたはドメイン名を入力します(必須)。 |
1 ~ 239文字の半角英数字記号 (半角スペースは含みません。) |
ポートNo. ※ |
SMTPサーバが使用するポート番号を入力します(必須)。 |
半角数字 0 ~ 65535 |
送信元メールアドレス ※ |
REMCS運用で装置が送信するメールの送信元メールアドレスを入力します(必須)。 |
1 ~ 63文字の半角英数字記号 (半角スペースは含みません。) |
SMTP over SSL |
SMTP over SSLの方式を「なし」、「STARTTLS方式」、または「SSL/TLS方式」から選択します。 |
なし STARTTLS方式 SSL/TLS方式 |
SMTP認証情報
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
SMTP認証 |
SMTP認証の種類を選択します。 |
SMTP認証しない POP Before SMTP認証 AUTH SMTP認証 |
認証方式 |
「AUTH SMTP認証」を選択した場合、SMTP認証方式を選択します。 |
自動 CRAM-MD5 PLAIN LOGIN |
POPサーバ |
「POP Before SMTP認証」を選択した場合、SMTP認証時に接続するPOPサーバのドメイン名またはIPアドレスを入力します。 |
1 ~ 63文字の半角英数字記号 (半角スペースは含みません。) |
ポートNo. |
POPサーバと通信する際に使用するポート番号を入力します。 |
半角数字 0 ~ 65535 |
ユーザー名 |
POPサーバと通信する際に使用するユーザー名を入力します。 SMTP認証に「POP Before SMTP認証」、または「AUTH SMTP認証」選択時に有効です。 |
1 ~ 64文字の半角英数字記号 (半角スペースは含みません。) |
パスワード |
POPサーバと通信する際に使用するユーザー名のパスワードを入力します。 入力したパスワードは伏せ字で表示されます。 SMTP認証に「POP Before SMTP認証」、または「AUTH SMTP認証」選択時に有効です。 |
1 ~ 64文字の半角英数字記号 (半角スペースは含みません。) |
REMCSセンター
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
REMCSセンター ※ |
装置と接続するREMCSセンター(各国)を選択します(必須)。 「直接入力設定」は、「保守作業」の役割を持つユーザーがログインした場合だけ選択できます。 すでに「直接入力設定」が設定されている状態でシステム管理者のアカウントでログインした場合は、REMCSセンターに「直接入力設定」が表示され、ほかのセンターに変更できません。 |
REMCS Center (*1) Fujitsu America Australia Brazil Hong-Kong China Indonesia Korea Malaysia Philippine Singapore Taiwan Thailand Vietnam Individual support in Hawaii 直接入力設定 |
送信先メールアドレス |
REMCSセンターに「直接入力設定」を選択した場合、REMCS運用の通知送信先として、接続先のメールアドレスを入力します。 |
1 ~ 63文字の半角英数字記号 (半角スペースは含みません。) |
*1 | : | 日本 |
詳細設定情報
メール送信時の詳細情報を設定します。
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
分割方式 |
送信メールを「分割する」か「分割しない」かを選択します。 送信メールを分割する場合、「メール分割」か「イベント分割」かを選択し、分割単位を入力します。 お客様のメールサーバで「メール分割」を使用した分割メールの送信を許可していない場合は、「イベント分割」または「分割しない」を選択してください。
|
分割する 分割しない • メール分割 64 ~ 6400 KB • イベント分割 64 ~ 512 KB |
メール送信時の HELO/EHLO コマンドでの自装置名の指定 |
メール送信時の HELO/EHLO コマンドでの自装置名を「指定する」か「指定しない」かを選択します。 指定する場合、ドメインを入力します。 メールプロトコルでは、HELO/EHLO コマンドにドメインを指定することになっています。 「指定しない」を選択すると、ドメインとして送信元メールアドレスの 「@」 以降を設定して送信します。 お客様のメールサーバでドメインとして送信元メールアドレスの「@」以降の部分を許可していない場合は、「指定する」を選択して適切なドメインを入力してください。 |
指定する 指定しない 指定する場合 1 ~ 63文字の半角英数字記号 (半角スペースは含みません。) |
S/MIMEの使用 |
S/MIMEを「使用する」か「使用しない」かを選択します。 S/MIMEはメールの暗号化と電子署名に関する標準規格です。S/MIMEを使用すると、メールの盗聴、なりすまし、および改ざんを防止できます。 本項目は、以下のいずれかの場合に有効です。
|
使用する 使用しない |
結果通知情報
リモートサポート設定結果の通知先を設定します。
詳細設定
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
お客様管理者 |
お客様管理者にREMCSセンターでの設定内容確認結果を「通知する」か「通知しない」かを選択します。 「お客様管理者」か「実施者(接続確認実施者)」のどちらかを「通知する」とし、結果を確認してください。 |
通知する 通知しない |
実施者(接続確認実施者) |
実施者(接続確認実施者)にREMCSセンターでの設定内容確認結果を「通知する(通常形式)」か「通知する(携帯電話向け簡易形式)」か「通知しない」かを選択します。 通知する場合、「実施者メールアドレス」を入力します。 「実施者(接続確認実施者)」は、お客様管理者以外にも確認結果を送信する場合に設定してください。 |
通知する(通常形式) 通知する(携帯電話向け簡易形式) 通知しない |
実施者メールアドレス |
実施者(接続確認実施者)にREMCSセンターでの設定内容確認結果を通知する場合、メールアドレスを入力します。 |
1 ~ 60文字の半角英数字記号 (半角スペースは含みません。) |
タイマー値情報
タイマー情報は、通常設定を変更する必要はありません。
設定値を変更する場合は、「以下のタイマー値情報を変更する」のチェックボックスをオンにします。
詳細設定
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
チェックボックス |
タイマー情報を変更する場合、「以下のタイマー値情報を変更する」のチェックボックスをオンにします。 |
オン オフ(初期値) |
SMTP接続タイムアウト時間 |
SMTP接続時のタイムアウト時間を入力します。 |
半角数字 1 ~ 600 秒 |
SMTP応答タイムアウト時間 |
SMTP応答時のタイムアウト時間を入力します。 |
半角数字 1 ~ 3600 秒 |
SMTPリトライ回数 |
SMTPのリトライ回数を入力します。 |
半角数字 1 ~ 60 |
SMTPリトライ間隔 |
SMTPのリトライ間隔を入力します。 |
半角数字 1 ~ 3600 秒 |
メール送信待ち時間 (POP Before SMTP 有効時のみ) |
メール送信時の待ち時間を入力します。 |
半角数字 1 ~ 3600 ミリ秒 |
操作手順
[ アクション ] から「通信環境情報更新」をクリックします。
各項目を設定し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
Caution- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
設定必須項目(「※」が表示されている項目)が未設定
入力値が不正
使用LAN ポートを「MNT」にしたとき、SMTPサーバ/POPサーバのIPアドレスとMNTポートのブロードキャストアドレスが同一
使用LAN ポートを「RMT」にしたとき、SMTPサーバ/POPサーバのIPアドレスとRMTポートのブロードキャストアドレスが同一
SMTPサーバ/POPサーバのIPアドレスとローカルホストアドレスが同一
- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ 通信環境情報更新が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、手順1で本機能を起動した画面に戻ります。
Caution本設定を行うと、設定内容の確認結果がREMCSセンターから「管理者メールアドレス」宛て、または「実施者メールアドレス」宛てに送信されます。必ず確認してください。