キャッシュパラメーター設定

概要

ボリュームごとにキャッシュパラメーターをチューニングすることができます。

装置の性能は、キャッシュヒット率によって変わります。装置は、ホストからの Read/Write 要求でシーケンシャル性を検出します。特に Read 要求で検出したときは、前もってキャッシュに連続データを読み込むことでキャッシュヒット率を向上できます。ホストからの Read/Write 要求の特性はシステムによって異なるため、そのシステムに適したキャッシュパラメーターに設定を変更することで、装置の性能改善を図れます。

設定するパラメーターは、以下のとおりです。

  • キャッシュページ容量

    ボリュームが使用するキャッシュ容量を制限します。

  • Prefetch Limit (PL)

    キャッシュがデータアクセス (Read I/O)のシーケンシャル性を検出した場合、事前にドライブから読み込む (Prefetch する) データ量を算出するための値を設定します。

  • Force Prefetch Mode (FP)

    データアクセス (Read I/O)のシーケンシャル性を検出していなくても Prefetch を行うかどうかを選択します。

  • Multi Writeback Count (MWC)

    同時にライトバックできる処理の数を指定します。

  • Prefetch Sequential Detect Count (PSDC)

    データアクセス (Read I/O)のシーケンシャル性を判断する連続データの検出回数を指定します。

  • Sequential Dirty Detect Count (SDDC)

    データアクセス (Write I/O)のシーケンシャル性を判断する連続データの検出回数を指定します。

  • Sequential Slope (SS)

    データアクセス (Read I/O)のシーケンシャル性を判断するパラメーターです。前回のI/Oと今回のI/Oを連続データとみなすLBA数を指定します。

  • Sequential Dirty Slope (SDS)

    データアクセス (Write I/O)のシーケンシャル性を判断するパラメーターです。前回のI/Oと今回のI/Oを連続データとみなすLBA数を指定します。

  • Sequential Parallel Multi I/O Count (SPMC)

    データアクセス (Read I/OおよびWrite I/O)のシーケンシャル性を判断するパラメーターです。前回のI/Oと今回のI/Oを連続データとみなすI/O数を指定します。

  • Extreme Cache Pool

    ボリューム対応の Extreme Cache Pool を「有効にする」か「無効にする」かを指定します。

Caution
  • TPV へのMWCの設定は、TPP 単位になります。詳細は、「キャッシュパラメーター設定 (TPP)」を参照してください。

  • PINデータが存在する場合、キャッシュパラメーターを変更できません。

  • Deduplication/Compressionボリューム は、キャッシュパラメーターを設定できません。

  • 外部ボリューム(用途が「Migration」のボリューム)には、キャッシュパラメーターを設定しないでください。

Note
  • 本機能では、一度の操作で複数のボリュームに同じキャッシュパラメーターを設定できます。

設定内容

キャッシュパラメーターを変更します。パラメーターの設定対象となるボリュームタイプについては、「キャッシュパラメーター設定対象ボリュームタイプ」を参照してください。

パラメーター設定

項目 説明 設定値

キャッシュページ容量

ボリュームが使用するキャッシュ容量を制限します。

「-」(ハイフン)を選択すると、キャッシュ容量を制限しません。通常は、初期値を変更する必要はありません。

設定値が異なるボリュームを複数選択して「キャッシュパラメーター設定」をクリックした場合、本項目には「-」(ハイフン)が表示されます。

(効果)

IO負荷の高いボリュームが存在する場合、IO負荷の低いボリュームのデータはキャッシュ上に残りにくいため、IO負荷の低いボリュームのキャッシュヒット率が低くなります。IO負荷の高いボリュームが使用するキャッシュ容量を制限すると、IO負荷の低いボリュームへのアクセス性能の劣化を防止できます。

(変更したことによる影響)

IO負荷の高いボリュームへのキャッシュヒット率が低下するため、該当ボリュームへのアクセス性能が劣化するおそれがあります。

Caution
  • 本項目は、該当ボリュームだけが使用するキャッシュ容量を指定するものではありません。該当ボリュームが使用するキャッシュ容量を制限するものです。該当ボリュームは、指定したキャッシュ容量以上を使用できませんが、そのほかのボリュームは指定したキャッシュ容量を含む全容量を使用できます。

  • キャッシュページ容量の変更は、該当ボリュームへのIO負荷が低いときに実施してください。

  • 該当ボリュームに対し、指定したキャッシュページ容量以上のライトデータがキャッシュに残っている場合、キャッシュページ容量を変更できません。

  • LUNコンカチネーション で作成した連結ボリュームは、キャッシュページ容量を変更できません。

  • 指定したキャッシュページ容量は、ミラー領域を含みます。したがって、リードIOだけで使用されるキャッシュ容量の上限は指定した容量の1/2になります。

  • キャッシュページ容量を制限すると、該当ボリュームの容量を拡張できなくなります。ボリュームの容量を拡張するときは、事前にキャッシュページ容量を初期値に戻してください。

  • キャッシュページ容量を設定したボリュームのExtreme Cache Pool は使用されません(Extreme Cache Poolの有効/無効は変更されません)。

「-」(ハイフン)(初期値)

32.50 MB

65.00 MB

130.00 MB

260.00 MB

520.00 MB

1040.00 MB

2080.00 MB

Prefetch Limit (PL)

プリフェッチ制限 (Prefetch Limit)の値を指定します。

「Prefetch Limit (PL)」 に 「0」 を設定すると、データのプリフェッチを行いません。通常は、初期値を変更する必要はありません。

設定値が異なるボリュームを複数選択して「キャッシュパラメーター設定」をクリックした場合、本項目は空白になります。

(効果)

PLを大きくすると、1回に読み込むデータ量が増え、データをドライブから読み込む (Staging する) 回数を減らすことができます。

(変更したことによる影響)

1回に読み込むデータ量が増えるため、ホストからのリードアクセスがデータの読み込み処理に追いついてしまうと、Staging による待ち合わせが発生しやすくなります。

0 ~ 64

8(初期値)

空白

Force Prefetch Mode (FP)

キャッシュに対して強制的な先読みを行う強制プリフェッチモード (Force Prefetch Mode) を有効「オン」にするか無効「オフ」にするかを選択します。通常は、初期値を変更する必要はありません。

設定状態が異なるボリュームを複数選択して「キャッシュパラメーター設定」をクリックした場合、本項目には「オフ」が選択されます。

このモードを有効にすると、シーケンシャルリードアクセスの性能が向上します。

(効果)

シーケンシャル性のあるアクセスが1ボリュームへ集中するとランダムアクセスと判断される場合があります。「Force Prefetch Mode」を「オン」にすると、このような場合も Prefetch を行うことができます。

(変更したことによる影響)

ランダムリードアクセスでは、無駄なデータをドライブから読み込むことになり、ランダムリードアクセス性能が劣化するおそれがあります。

オフ(初期値)

オン

Multi Writeback Count (MWC)

マルチライトバックカウンタ (Multi Writeback Count)の値を指定します。通常は、初期値を変更する必要はありません。

LUNコンカチネーション機能で連結したボリュームは、マルチライトバックカウンタを指定できません。

設定値が異なるボリュームを複数選択して「キャッシュパラメーター設定」をクリックした場合、本項目は空白になります。

(効果)

MWCを大きくすると、シーケンシャルライトアクセスの性能が向上します。ただし、ランダムライトアクセスが多い場合は、あまり効果がありません。

(変更したことによる影響)

リードアクセスとライトアクセスの比率によっては、リードアクセスの性能が劣化するおそれがあります。

Note
  • Multi Writeback Count は、RAIDレベルおよびドライブ構成によって指定できる値が異なります。詳細はMWCの入力範囲を参照してください。

1 ~ 16

空白

初期値はMWCの入力範囲を参照してください。

Prefetch Sequential Detect Count (PSDC)

プリフェッチシーケンシャル検出カウント (Prefetch Sequential Detect Count)の値を指定します。通常は、初期値を変更する必要はありません。

設定値が異なるボリュームを複数選択して「キャッシュパラメーター設定」をクリックした場合、本項目は空白になります。

(効果)

ホストが1つのデータを分割し、連続してリードアクセスすることにより、ランダムアクセスであってもシーケンシャルアクセスにみなされる場合があります。PSDCを大きくすると、シーケンシャル性を判断する連続データの検出回数が増えるため、誤った先読みによる性能劣化を防止できます。

(変更したことによる影響)

PSDCを大きくすることでシーケンシャル性の判断が遅くなるため、連続するデータ量によっては性能が劣化するおそれがあります。

1 ~ 255

5(初期値)

空白

Sequential Dirty Detect Count (SDDC)

シーケンシャルダーティー検出カウント (Sequential Dirty Detect Count)の値を指定します。通常は、初期値を変更する必要はありません。

設定値が異なるボリュームを複数選択して「キャッシュパラメーター設定」をクリックした場合、本項目は空白になります。

(効果)

ホストが1つのデータを分割し、連続してライトアクセスすることにより、ランダムアクセスであってもシーケンシャルアクセスにみなされる場合があります。SDDCを大きくすると、シーケンシャル性を判断する連続データの検出回数が増えるため、誤った先読みによる性能劣化を防止できます。

(変更したことによる影響)

SDDCを大きくすることでシーケンシャル性の判断が遅くなるため、連続するデータ量によっては性能が劣化するおそれがあります。

1 ~ 255

5(初期値)

空白

Sequential Slope (SS)

シーケンシャルスロープ (Sequential Slope)の値を指定します。連続したデータアクセス (Read I/O) において、以下の式が成立する場合にシーケンシャルアクセスとみなします。通常は、初期値を変更する必要はありません。

設定値が異なるボリュームを複数選択して「キャッシュパラメーター設定」をクリックした場合、本項目は空白になります。

(前回のI/Oの最終LBA + 1)+ Sequential Slope (SS) ⊇ 今回のI/Oの先頭LBA

(効果)

以下のような場合もシーケンシャルアクセスとみなすことができます。

  • シーケンシャルアクセスであっても、LBAが不連続になっている。

  • シーケンシャルアクセスであっても、複数のホストI/Oが一括で発行され、かつLBAの順序どおりに受信できない。

(変更したことによる影響)

SSを大きくすることでランダムアクセスであってもシーケンシャルアクセスと判断し、誤った先読みにより性能が劣化するおそれがあります。

0 ~ 4096

128(初期値)

空白

Sequential Dirty Slope (SDS)

シーケンシャルダーティースロープ (Sequential Dirty Slope)の値を指定します。連続したデータアクセス (Write I/O) において、以下の式が成立する場合にシーケンシャルアクセスとみなします。通常は、初期値を変更する必要はありません。

設定値が異なるボリュームを複数選択して「キャッシュパラメーター設定」をクリックした場合、本項目は空白になります。

(前回のI/Oの最終LBA + 1)+ Sequential Dirty Slope (SDS) ⊇ 今回のI/Oの先頭LBA

(効果)

以下のような場合もシーケンシャルアクセスとみなすことができます。

  • シーケンシャルアクセスであっても、LBAが不連続になっている。

  • シーケンシャルアクセスであっても、複数のホストI/Oが一括で発行され、かつLBAの順序どおりに受信できない。

(変更したことによる影響)

SDSを大きくすることでランダムアクセスであってもシーケンシャルアクセスと判断し、誤った先読みにより性能が劣化するおそれがあります。

0 ~ 4096

128(初期値)

空白

Sequential Parallel Multi I/O Count (SPMC)

シーケンシャルパラレルマルチI/Oカウント (Sequential Parallel Multi I/O Count)の値を指定します。通常は、初期値を変更する必要はありません。

設定値が異なるボリュームを複数選択して「キャッシュパラメーター設定」をクリックした場合、本項目は空白になります。

(効果)

広い連続した領域に対するデータアクセス(Read I/OおよびWrite I/O)が複数のコマンドに分割され一括に発行された場合、CMでI/Oの処理順番が入れ替わり、シーケンシャルアクセスとみなされない場合があります。このようなデータアクセスにおいて、前回のI/Oの先頭アドレスの前後に設定値分離れたLBAが先頭アドレスとなるI/Oをシーケンシャルアクセスと判断します。LBA数で判断する「SS」や「SDS」と比較してI/Oサイズが大きい場合も対応できます。

(変更したことによる影響)

SPMCを大きくすることでランダムアクセスであってもシーケンシャルアクセスと判断し、誤った先読みにより性能が劣化するおそれがあります。また、I/Oサイズが異なるデータアクセスでは、効果は期待できません。

0 ~ 32

初期値は、モデルにより異なります。

ETERNUS DX600 S6:20

ETERNUS DX900 S6:24

ETERNUS DX8100 S6:10

ETERNUS DX8900 S6:24

空白

Extreme Cache Pool

Extreme Cache Pool を「有効にする」か「無効にする」かを指定します。通常は、初期値を変更する必要はありません。

設定対象のボリュームを複数選択して本機能を起動した場合、ボリュームごとの設定状態が異なるとき、本項目に「有効にする」が選択されます。

本項目は、装置の Extreme Cache Pool が有効な場合に表示されます。

Caution
  • 設定対象外のボリュームを選択して本機能を起動した場合、本項目は未選択、かつ設定不可状態になります。

  • 以下のボリュームの場合、Extreme Cache Pool は「無効にする」固定であり、有効/無効を切り替えできません。
    • モーターがないドライブで構成されている(SSDNVMe SSDなど)RAIDグループに作成したボリューム (Standard、Standard(LUNコンカチネーション)、およびWSV)

    • モーターがないドライブで構成されている(SSDNVMe SSDなど)TPPに作成したボリューム (TPV)

    • ODXバッファーボリューム

有効にする(初期値)

無効にする

キャッシュパラメーター設定対象ボリュームタイプ(設定対象:

項目 ボリュームタイプ
Standard SDV SDPV

Standard

(LUNコンカチネーション)

TPV FTV WSV
キャッシュページ容量
       
Prefetch Limit (PL)
 
Force Prefetch Mode (FP)
 
Multi Writeback Count (MWC)
  (*1)  
Prefetch Sequential Detect Count (PSDC)
 
Sequential Dirty Detect Count (SDDC)
 
Sequential Slope (SS)
 
Sequential Dirty Slope (SDS)
 
Sequential Parallel Multi I/O Count (SPMC)
 

Extreme Cache Pool

   
 
*1  :  TPP単位に設定します。詳細は、「キャッシュパラメーター設定 (TPP)」機能を参照してください。
Note
  • FTVへのキャッシュパラメーターは、Web GUI から設定できません。設定する場合は、CLIを使用してください。

MWCの入力範囲

Stripe Depth が初期値の場合のMWCの入力範囲

Stripe Depth が初期値の場合のMWCの入力範囲は、以下を参照してください。

RAIDレベル ドライブ構成 (*1) MWCの入力範囲(初期値)
Stripe Depth = 64KB(初期値)の場合

RAID0

2D

1 ~ 16 (4)

3D

1 ~ 10 (3)

4D

1 ~ 8 (2)

5D

1 ~ 6 (2)

6D

1 ~ 5 (2)

7D

1 ~ 4 (2)

8D

1 ~ 4 (1)

9D

1 ~ 3 (1)

10D

1 ~ 3 (1)

11D ~ 16D

1 ~ 2 (1)

RAID1

1D+1M

1 ~ 16 (8)

RAID1+0

2D+2M

1 ~ 16 (4)

3D+3M

1 ~ 10 (3)

4D+4M

1 ~ 8 (2)

5D+5M

1 ~ 6 (2)

6D+6M

1 ~ 5 (2)

7D+7M

1 ~ 4 (2)

8D+8M

1 ~ 4 (1)

9D+9M

1 ~ 3 (1)

10D+10M

1 ~ 3 (1)

11D+11M ~ 16D+16M

1 ~ 2 (1)

RAID5

2D+1P

1 ~ 8 (4)

3D+1P

1 ~ 8 (3)

4D+1P

1 ~ 8 (2)

5D+1P

1 ~ 6 (2)

6D+1P

1 ~ 5 (2)

7D+1P

1 ~ 4 (2)

8D+1P

1 ~ 4 (1)

9D+1P

1 ~ 3 (1)

10D+1P

1 ~ 3 (1)

11D+1P ~ 15D+1P

1 ~ 2 (1)

RAID5+0

(2D+1P) × 2

4(変更不可)

(3D+1P) × 2

2(変更不可)

(4D+1P) × 2

2(変更不可)

(5D+1P) × 2 ~ (15D+1P) × 2

1(変更不可)

RAID6

3D+2P

1 ~ 8 (3)

4D+2P

1 ~ 8 (2)

5D+2P

1 ~ 6 (2)

6D+2P

1 ~ 5 (2)

7D+2P

1 ~ 4 (2)

8D+2P

1 ~ 4 (1)

9D+2P

1 ~ 3 (1)

10D+2P

1 ~ 3 (1)

11D+2P ~ 14D+2P

1 ~ 2 (1)

RAID6-FR

(3D+2P)x2+1HS

(3D+2P)x6+1HS

1 ~ 8 (3)

(4D+2P)x2+1HS

(4D+2P)x5+1HS

1 ~ 8 (2)

(5D+2P)x4+1HS

1 ~ 6 (2)

(6D+2P)x2+1HS

1 ~ 5 (2)

(8D+2P)x3+1HS

1 ~ 4 (1)

(9D+2P)x2+1HS

1 ~ 3 (1)

(12D+2P)x2+1HS

(13D+2P)x2+1HS

1 ~ 2 (1)

*1  :  D:Data、M:Mirror、P:Parity、HS:Hot Spare を示します。

Stripe Depth が初期値以外の場合のMWCの入力範囲

Stripe Depth が初期値以外の場合のMWCの入力範囲は、以下を参照してください。

RAIDレベル ドライブ構成 (*1) MWCの入力範囲(初期値)
Stripe Depth が以下の設定値の場合
128KB 256KB 512KB 1024KB

RAID0

2D

1 ~ 8 (4)

1 ~ 4 (4)

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

3D

1 ~ 5 (3)

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

1(変更不可)

4D

1 ~ 4 (2)

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

1(変更不可)

5D

1 ~ 3 (2)

1(変更不可)

1(変更不可)

1(変更不可)

6D

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

1(変更不可)

1(変更不可)

7D

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

1(変更不可)

1(変更不可)

8D

1 ~ 2 (1)

1(変更不可)

1(変更不可)

1(変更不可)

9D ~ 16D

1(変更不可)

1(変更不可)

1(変更不可)

1(変更不可)

RAID1+0

2D+2M

1 ~ 8 (4)

1 ~ 4 (4)

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

3D+3M

1 ~ 5 (3)

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

1(変更不可)

4D+4M

1 ~ 4 (2)

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

1(変更不可)

5D+5M

1 ~ 3 (2)

1(変更不可)

1(変更不可)

1(変更不可)

6D+6M

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

1(変更不可)

1(変更不可)

7D+7M

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

1(変更不可)

1(変更不可)

8D+8M

1 ~ 2 (1)

1(変更不可)

1(変更不可)

1(変更不可)

9D+9M ~ 16D+16M

1(変更不可)

1(変更不可)

1(変更不可)

1(変更不可)

RAID5

2D+1P

1 ~ 4 (4)

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

-

3D+1P

1 ~ 4 (3)

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

-

4D+1P

1 ~ 4 (2)

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

-

5D+1P

1 ~ 3 (2)

1(変更不可)

-

-

6D+1P

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

-

-

7D+1P

1 ~ 2 (2)

1(変更不可)

-

-

8D+1P

1 ~ 2 (1)

1(変更不可)

-

-

9D+1P ~ 15D+1P

1(変更不可)

-

-

-

*1  :  D:Data、M:Mirror、P:Parity、「‐」:Stripe Depth 拡張対象外を示します。

表示内容

選択したボリュームの情報、およびキャッシュパラメーターの設定情報が表示されます。

項目 説明

No.

ボリューム番号が表示されます。

名前

ボリューム名が表示されます。

タイプ

ボリュームの種別が表示されます。

Standard

WSV

TPV

FTV

SDV

SDPV

Current Cache Page Capacity

現在設定されているキャッシュページ容量が表示されます。

Current PL

現在設定されているプリフェッチ制限 (Prefetch Limit)の値が表示されます。

Current FP

現在、強制プリフェッチモード (Force Prefetch Mode) が、有効の場合は「オン」が、無効の場合は「オフ」が表示されます。

Current MWC

現在設定されているマルチライトバックカウンタ (Multi Writeback Count)の値が表示されます。

Current PSDC

現在設定されているプリフェッチシーケンシャル検出カウント (Prefetch Sequential Detect Count)の値が表示されます。

Current SDDC

現在設定されているシーケンシャルダーティー検出カウント (Sequential Dirty Detect Count)の値が表示されます。

Current SS

現在設定されているシーケンシャルスロープ (Sequential Slope)の値が表示されます。

Current SDS

現在設定されているシーケンシャルダーティースロープ (Sequential Dirty Slope)の値が表示されます。

Current SPMC

現在設定されているシーケンシャルパラレルマルチI/Oカウント (Sequential Parallel Multi I/O Count)の値が表示されます。

Current Extreme Cache Pool

現在設定されている Extreme Cache Poolの状態が表示されます。

Extreme Cache Pool が設定できないボリュームの場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

本項目は、装置の Extreme Cache Pool が有効な場合に表示されます。

操作手順

  1. キャッシュパラメーターを変更するボリュームを選択し(複数選択可)、[ アクション ] から「キャッシュパラメーター設定」をクリックします。

    Caution
    • 以下の場合、「キャッシュパラメーター設定」はクリックできません。

      • 用途が「Block/Dedupe&Comp」、「Block/Dedupe」、または「Block/Comp」

      • 処理が「Migration」

  2. キャッシュパラメーターを変更し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Note
    • [ 設定 ] ボタンをクリックする前に、[ 既定値 ] ボタンをクリックすると、キャッシュパラメーターを初期値に戻せます。

    Caution

    以下の場合、エラー画面が表示されます。

    • 装置内にPINデータがある
    • 選択したボリュームのExtreme Cache Poolの状態を変更、かつ選択したボリュームのステータスが「Available」以外
  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → キャッシュパラメーターの設定が開始されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、操作手順1で本機能を起動した画面に戻ります。