ディスクドライブ・パトロール
ETERNUS DXでは、ドライブのエラーを早期に検出し、リカバリー処理または切り離しを行うために全ドライブに対して診断を行っています。
ディスクドライブ・パトロールは、ETERNUS DXに搭載されているすべてのドライブに対して定期的に動作状態を診断し、監視する機能です。バックグラウンドで定期的にドライブの媒体チェック(読み出しチェック)を実施します。
ドライブの媒体チェックは、すべてのドライブを順にデータの一部に対して読み出しチェックを行います。エラーを検出した場合は、RAIDグループのドライブを使用したデータの再構築を行い、エラーが発生したドライブの別のブロックに書き戻しを行います。
図: ディスクドライブ・パトロール
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診断では、Readチェックを行います。
ドライブ1台ごとに各ドライブを周回しながらブロック(デフォルト2MB)単位でチェックを実施し、周回を繰り返すことで全ドライブのすべてのブロックをチェックしています。パトロールチェックは24時間常に1秒間隔(デフォルト)で動作しています。
Note
エコモードが設定され、稼働を停止しているドライブに対するチェックは、ドライブが稼働状態になってから実施されます。
ドライブのデータ消去中は、ディスクドライブ・パトロールが停止されます。装置内のすべてのドライブでデータ消去が完了したあと、パトロールが再開されます。
Caution
詳細なパラメーターの設定を行うには、保守作業権限が必要です。