TPV / FTV容量最適化
TPV / FTV容量最適化では、データにすべて0が割り当てられている物理領域を未割り当て領域に変更することで、プール(TPP / FTRP)の未割り当て領域を増やして機能効率を上げることができます。
TPV / FTVでは、一度物理割り当てされると、その領域が自動的に解放されることはありません。
また、全領域が物理割り当てされた状態で運用を行うと、サーバから認識される使用済み領域と、実際の物理割り当て済み領域とで、大きさが異なってしまう場合があります。
連続するデータがすべて0の物理割り当て領域は、例えば以下のような操作によって作成されます。
RAWイメージバックアップのデータをリストア
StandardボリュームからTPV / FTVへRAIDマイグレーション
全面書き込みが行われるファイルシステムの作成
TPV / FTV容量最適化は、シン・プロビジョニングに属する機能で、ETERNUS Web GUIまたはETERNUS CLIから対象のTPV / FTVを選択してこの機能を実行します。また、RAIDマイグレーションする際に、移動先がTPPおよびFTRPの場合にもこの機能を実行できます。
TPV / FTV容量最適化では、シン・プロビジョニング機能での割り当て領域ごとにデータを読み込んでチェックし、すべてのデータが0の領域があった場合に、物理割り当て領域から未割り当て領域にします。
図: TPV / FTV容量最適化
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装置内や、対象のボリュームでほかの機能が動作中の場合、TPV / FTV容量最適化を実行できないことがあります。
同時に処理を実行可能な機能については、各機能の同時実行可否を参照してください。
Note
TPV / FTV容量最適化の手順については、『Web GUI ユーザーズガイド』を参照してください。