シン・プロビジョニング

シン・プロビジョニングには、以下の機能があります。

  • ストレージ容量の仮想化

    仮想ドライブをサーバに割り当てることで、ストレージの物理容量を削減でき、ストレージ容量の効率的な活用を可能にします。将来必要な容量を仮想ボリュームで設定し、搭載された物理ドライブ容量を超えるボリュームを割り当てることができます。

  • TPV平準化

    仮想ボリュームの物理割り当て状態を再配置し均等化することによって、仮想ボリュームに対するI/Oアクセスをプール内のRAIDグループに分散できます。

  • TPV / FTV容量最適化(Zero Reclamation)

    物理割り当てされている領域のデータをブロックごとにチェックし、不要な領域(ブロック内のデータにすべて0が割り当てられている領域)を未割り当て領域にします。

Caution

シン・プロビジョニング機能を使用する場合は、最大プール容量ごとに以下のドライブの搭載が必要です。ドライブタイプおよび容量に条件はありません。

表: 最大プール容量と必要搭載ドライブ数

モデル

CEスロット

ドライブ搭載

最大プール容量

ドライブ必須搭載台数

ドライブ必須搭載スロット

エンクロージャ

スロット位置

DX600 S6(AC100V)

~1PB

2

DE#10

スロット#0およびスロット#1

1.5PB~

4

DE#10

スロット#0~スロット#3

DX600 S6(AC200V)

あり

~1PB

2

CE#0

スロット#0およびスロット#1

1.5PB~

4

CE#0

スロット#0~スロット#3

なし(*1)

~1PB

2

DE#10

スロット#0およびスロット#1

1.5PB~

4

DE#10

スロット#0~スロット#3

DX900 S6

DX8900 S6

あり

~1PB

2 / 4(*2)

CE#0

スロット#0およびスロット#1

2PB

4

CE#0

スロット#0~スロット#3

4PB

8

CE#0

スロット#0~スロット#3

DE#08

スロット#0~スロット#3

8PB~

16

CE#0

スロット#0~スロット#7

DE#08

スロット#0~スロット#7

なし(*1)

~1PB

2 / 4(*3)

DE#04

スロット#0およびスロット#1

2PB

4

DE#04

スロット#0~スロット#3

4PB

8

DE#04

スロット#0~スロット#3

DE#08

スロット#0~スロット#3

8PB~

16

DE#04

スロット#0~スロット#7

DE#08

スロット#0~スロット#7

—:対象外

*1

ドライブエンクロージャにSASドライブだけが搭載されている場合です。

*2

ETERNUS DX900 S6の必須ドライブ数は2台です。

ETERNUS DX8900 S6の必須ドライブ数は4台です。その中の2台は、ドライブ必須搭載スロットに搭載が必要です。残りの2台は、コントローラーエンクロージャ(CE)またはドライブエンクロージャ(DE)のどのスロットにも搭載できます。

*3

ETERNUS DX900 S6の必須ドライブ数は2台です。

ETERNUS DX8900 S6の必須ドライブ数は4台です。その中の2台は、ドライブ必須搭載スロットに搭載が必要です。残りの2台は、ドライブエンクロージャ(DE)のどのスロットにも搭載できます。