担当CM変更

概要

RAIDグループに割り当てられている担当CM を変更します。

CM 間で負荷に偏りがある場合など、担当CM を変更して負荷を分散できます。

Caution
  • 担当CM 変更中は Write Throughモードに移行するため、装置全体の業務I/O性能が低下します。そのため、業務I/Oが少ないときに実施してください。担当CMの変更処理には、最大で数十分かかる場合があります。

  • 以下の場合、本機能は実行できません。
    • Normal」および「Undefined」以外のCEが存在する

    • Normal」および「Warning」以外のCMが存在する

    • 対象RAIDグループに登録されているボリュームでフォーマットを実行中

    • 対象RAIDグループで暗号化を実行中

    • 対象RAIDグループのステータスが「Available」以外

    • 対象RAIDグループでリビルド/コピーバック/リダンダント・コピーを実行中

    • Deduplication、Compression、またはDeduplicationおよびCompressionの両方が有効のTPPに対象RAIDグループが属している場合、該当TPP内のデータコンテナボリュームのステータスが「Readying」、「Not Available」、「Not Ready」、「Broken」、または「Data Lost

    • 装置のキャッシュモードが「Write Through Mode」

    • 装置内でLDE を実行中

    • 装置内でLUNコンカチネーション を実行中

    • 装置内でRAIDマイグレーション を実行中

    • 装置内でRAIDグループ診断を実行中

    • 装置内でディスク診断を実行中

    • 装置内でTPV平準化を実行中

    • 装置内でFTRP平準化を実行中

    • 装置内にPINデータ がある

Note
  • TPP を構成するRAIDグループの担当CMも変更できます。

設定内容

変更後の担当CM を選択します。

担当CM 設定変更

項目 説明 設定値

新しい担当CM

新しい担当CMを選択します。

選択肢には「自動」と実装されている正常なCM番号(「CE#n CM#n」または「CM#n」)が表示されます。

通常は、「自動」を選択します。「自動」を選択した場合、割り当てられる担当CMはRAIDグループ番号で決まります。詳細は担当CMの自動設定を参照してください。

ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6の場合

自動

CE#n CM#n

ETERNUS DX600 S6またはETERNUS DX8100 S6の場合

自動

CM#n

担当CMの自動設定

担当CM は、RAIDグループ番号をCM数で割った余りで決定します。実装されていないCMまたは故障しているCMが存在する場合、正常なCMで負荷が平準化されるように担当CM が割り当てられます。

ETERNUS DX600 S6またはETERNUS DX8100 S6で、CMはすべて実装されており、かつ正常な場合

「RAIDグループ番号 ÷ CM数 (「2」)」の余り 割り当てられる担当CM
0 CM#0
1 CM#1

ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6 で、CMはすべて実装されており、かつ正常な場合

「RAIDグループ番号 ÷ CM数」の余り CM数 (CE数)
2 (1CE) 4 (2CE) 6 (3CE) 8 (4CE) 10 (5CE) 12 (6CE) 14 (7CE) 16 (8CE) 18 (9CE) 20 (10CE) 22 (11CE) 24 (12CE)
0 CE#0 CM#0 CE#0 CM#0 CE#0 CM#0 CE#0 CM#0 CE#0 CM#0 CE#0 CM#0 CE#0 CM#0 CE#0 CM#0 CE#0 CM#0 CE#0 CM#0 CE#0 CM#0 CE#0 CM#0
1 CE#0 CM#1 CE#1 CM#1 CE#2 CM#1 CE#3 CM#1 CE#4 CM#1 CE#5 CM#1 CE#6 CM#1 CE#7 CM#1 CE#8 CM#1 CE#9 CM#1 CE#A CM#1 CE#B CM#1
2 - CE#1 CM#0 CE#1 CM#0 CE#1 CM#0 CE#1 CM#0 CE#1 CM#0 CE#1 CM#0 CE#1 CM#0 CE#1 CM#0 CE#1 CM#0 CE#1 CM#0 CE#1 CM#0
3 - CE#0 CM#1 CE#1 CM#1 CE#2 CM#1 CE#3 CM#1 CE#4 CM#1 CE#5 CM#1 CE#6 CM#1 CE#7 CM#1 CE#8 CM#1 CE#9 CM#1 CE#A CM#1
4 - - CE#2 CM#0 CE#2 CM#0 CE#2 CM#0 CE#2 CM#0 CE#2 CM#0 CE#2 CM#0 CE#2 CM#0 CE#2 CM#0 CE#2 CM#0 CE#2 CM#0
5 - - CE#0 CM#1 CE#1 CM#1 CE#2 CM#1 CE#3 CM#1 CE#4 CM#1 CE#5 CM#1 CE#6 CM#1 CE#7 CM#1 CE#8 CM#1 CE#9 CM#1
6 - - - CE#3 CM#0 CE#3 CM#0 CE#3 CM#0 CE#3 CM#0 CE#3 CM#0 CE#3 CM#0 CE#3 CM#0 CE#3 CM#0 CE#3 CM#0
7 - - - CE#0 CM#1 CE#1 CM#1 CE#2 CM#1 CE#3 CM#1 CE#4 CM#1 CE#5 CM#1 CE#6 CM#1 CE#7 CM#1 CE#8 CM#1
8 - - - - CE#4 CM#0 CE#4 CM#0 CE#4 CM#0 CE#4 CM#0 CE#4 CM#0 CE#4 CM#0 CE#4 CM#0 CE#4 CM#0
9 - - - - CE#0 CM#1 CE#1 CM#1 CE#2 CM#1 CE#3 CM#1 CE#4 CM#1 CE#5 CM#1 CE#6 CM#1 CE#7 CM#1
10 - - - - - CE#5 CM#0 CE#5 CM#0 CE#5 CM#0 CE#5 CM#0 CE#5 CM#0 CE#5 CM#0 CE#5 CM#0
11 - - - - - CE#0 CM#1 CE#1 CM#1 CE#2 CM#1 CE#3 CM#1 CE#4 CM#1 CE#5 CM#1 CE#6 CM#1
12 - - - - - - CE#6 CM#0 CE#6 CM#0 CE#6 CM#0 CE#6 CM#0 CE#6 CM#0 CE#6 CM#0
13 - - - - - - CE#0 CM#1 CE#1 CM#1 CE#2 CM#1 CE#3 CM#1 CE#4 CM#1 CE#5 CM#1
14 - - - - - - - CE#7 CM#0 CE#7 CM#0 CE#7 CM#0 CE#7 CM#0 CE#7 CM#0
15 - - - - - - - CE#0 CM#1 CE#1 CM#1 CE#2 CM#1 CE#3 CM#1 CE#4 CM#1
16 - - - - - - - - CE#8 CM#0 CE#8 CM#0 CE#8 CM#0 CE#8 CM#0
17 - - - - - - - - CE#0 CM#1 CE#1 CM#1 CE#2 CM#1 CE#3 CM#1
18 - - - - - - - - - CE#9 CM#0 CE#9 CM#0 CE#9 CM#0
19 - - - - - - - - - CE#0 CM#1 CE#1 CM#1 CE#2 CM#1
20 - - - - - - - - - - CE#A CM#0 CE#A CM#0
21 - - - - - - - - - - CE#0 CM#1 CE#1 CM#1
22 - - - - - - - - - - - CE#B CM#0
23 - - - - - - - - - - - CE#0 CM#1

表示内容

選択したRAIDグループの情報が表示されます。

対象RAIDグループ

項目 説明

名前

RAIDグループの名前が表示されます。

ステータス

RAIDグループのステータスが表示されます。

詳細は、RAIDグループのステータスを参照してください。

RAIDレベル

RAIDレベルが表示されます。

詳細は、RAIDレベルを参照してください。

総容量

RAIDグループの総容量が表示されます。

現在の担当CM

RAIDグループの現在の担当CMが表示されます。

CE#n CM#nまたはCM#n

操作手順

  1. 担当CM を変更するRAIDグループを選択し(複数選択可)、[ アクション ] から「担当CM変更」をクリックします。

    Caution
    • Usageが「Extreme Cache Pool」のRAIDグループを選択した場合、「担当CM変更」をクリックできません。
  2. 変更後の担当CMを選択し、[ 変更 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → 担当CMの変更が開始されます。

    Caution
    • 担当CMの変更中は、Write Throughモードに移行します。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ RAIDグループ ] 画面に戻ります。