ボリューム暗号化

概要

既存のボリュームを暗号化します。

暗号化できるボリュームタイプは、「Standard」、「WSV」、および「SDV」です。

Caution
  • 本機能を実行する場合は、暗号化モードを有効にしてください。詳細は、「暗号化モード設定」を参照してください。

  • 本機能は、持ち出されたドライブからのデータ漏洩を防止するものであり、サーバからのアクセスに対するデータ漏洩を防止する効果はありません。

  • 暗号化したボリュームは、非暗号化ボリュームに戻せません。

  • ボリュームの暗号化は、途中で停止できません。

  • 以下の場合、本機能は実行できません。
    • RAIDグループ診断を実行中

    • ディスク診断を実行中

    • 活性コントローラーファームウェア適用中

    • ディスクファームウェア適用中

    • 装置のステータスが「正常」以外

  • 以下のボリュームは暗号化できません。
    • ステータスが「Available」以外のボリューム

    • RAIDマイグレーション を実行中のボリューム

    • 暗号化を実行中のボリューム

    • ボリュームのフォーマット、またはLUNコンカチネーション を実行中のボリューム

    • 所属するRAIDグループでLDE を実行中のボリューム

    • 所属するRAIDグループを構成するドライブでリビルド/コピーバック/リダンダント・コピーを実行中のボリューム

    • 所属するRAIDグループを構成するドライブのタイプが「Online SED」、「Nearline SED」、「SSD SED」、または「NVMe SSD SED」のボリューム

    • RAIDレベルが「RAID6-FR」のRAIDグループに属するボリューム

    • Storage Migrationの移行経路が設定されているボリューム

    • Storage Cluster機能で使用されているボリューム

  • 暗号化ボリュームの場合、非暗号化ボリュームの場合と比較して、以下の性能が劣化することがあります。
    • 暗号化ボリュームへのアクセス

    • 暗号化ボリュームのコピー転送

  • 1回の操作で暗号化指定できる最大ボリューム数は64個になります。ただし、連結ボリュームが含まれる場合は、64個未満になります。

Note
  • TPV は暗号化できません。暗号化TPP に作成したTPVが暗号化TPVになります。

操作手順

  1. 暗号化するボリュームを選択し(複数選択可)、[ アクション ] から「ボリューム暗号化」をクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • 以下の場合、「ボリューム暗号化」をクリックできません。
      • 外部ボリューム(用途が「Migration」のボリューム)を選択した

      • ストライプサイズを拡張したRAIDグループ (*1) に属するボリュームを選択した

        *1  :  「RAIDグループ(基本情報)」の[ RAIDグループ詳細 ] 画面で「Stripe Depth」が、128KB以上のRAIDグループです。なお、RAID1 は、ストライプサイズ拡張の対象外です。
  2. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ボリュームの暗号化が開始されます。

  3. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ボリューム ] 画面に戻ります。