ボリュームフォーマット

概要

選択したボリュームをフォーマットします。フォーマットすると、ボリューム内のデータは消去されます。

フォーマット可能なボリュームタイプは、StandardWSVSDVSDPVTPV、およびFTV です。

Caution
  • Allocation方式が「Thin」のTPV をフォーマットすると、使用していた物理割り当て領域は解放されます。

  • Allocation方式が「Thick」のTPV をフォーマットしても、使用していた物理割り当て領域は解放されません。TPVを削除すると、使用していた物理割り当て領域は解放されます。

  • 以下の場合、本機能は実行できません。
    • 装置内でRAIDグループ診断を実行中

    • 装置内でディスク診断を実行中

    • 装置内にPINデータ が存在する

  • 以下のボリュームはフォーマットできません。
    • ステータスが「Broken」、「Data Lost」、または「Not Ready」のボリューム

    • RAIDマイグレーション を実行中のボリューム

    • アドバンスト・コピー(ローカル/リモート)を実行中のコピー元/コピー先ボリューム

    • 所属するRAIDグループでLDE を実行中のボリューム

    • ODX 実行中のODXバッファーボリューム

    • Storage Cluster機能で使用されているボリューム

    • 所属するTPPに作成されたデータコンテナボリュームのステータスが「Readying」、「Not Ready」、「Broken」、または「Data Lost」のときの Deduplication/Compressionボリューム

    • 所属するTPPに作成したDeduplication/Compressionボリュームがアドバンスト・コピー中またはRAIDマイグレーション中のときのデータコンテナボリューム

    • 所属するTPPの容量が枯渇しているときのDeduplication/Compressionボリュームおよびデータコンテナボリューム

  • Storage Migrationの移行経路が設定されているボリュームはフォーマットしないでください。

  • ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6の場合、一度の操作でフォーマットできる最大ボリューム数は、1024個です。ETERNUS DX600 S6またはETERNUS DX8100 S6の場合、制限はありません。

  • データコンテナボリュームのフォーマットが、ハード異常またはドライブ異常でエラー終了した場合、フォーマットを再実行してください。

  • データコンテナボリュームの論理容量を超えるようなDeduplication/Compressionボリュームを繰り返し削除、またはフォーマットした場合、一時的な容量不足でDeduplication/Compressionボリュームの作成が失敗する場合があります。

  • 容量が枯渇状態のTPPに所属している Deduplication/Compressionボリュームをフォーマットすると、エラーになります。このとき、データおよび使用していた物理割り当て領域は解放されますが、Deduplication/Compressionボリュームは正常に使用できる状態ではありません。TPPの容量を拡張してから、Deduplication/Compressionボリュームを再度フォーマットしてください。

  • ボリュームのフォーマット後、エラーメッセージの「内部リソースが不足しています。」が表示された場合、ボリュームのフォーマットに失敗していることがあります。フォーマットしたボリュームのステータスを [ ボリューム ] 画面の「ステータス」で確認してください。詳細は、「ボリューム(基本情報)」を参照してください。ステータスが「Readying」の場合、ボリュームは未フォーマット状態です。実行中のフォーマットが完了してから、該当するボリュームを再フォーマットしてください。

Note
  • 新規に登録したボリュームを本機能でフォーマットする必要はありません。新規に登録したボリュームは自動的にフォーマットされます。

  • データコンテナボリューム をフォーマットする場合は、「保守作業」の権限が必要です。

  • ボリュームのAllocation方式は、[ ボリューム ] 画面で確認できます。詳細は、「ボリューム(基本情報)」を参照してください。

操作手順

  1. フォーマットするボリュームを選択し(複数選択可)、[ アクション ] から「フォーマット」をクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • 以下の場合、「フォーマット」をクリックできません。
      • Virtual Volume機能で使用されているボリュームを選択した

      • FTVで用途が「System」のボリュームを選択した

      • ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6 で、選択したボリューム数が1024を超えている

      • 外部ボリューム(用途が「Migration」のボリューム)を選択した

    • フォーマット対象のTPVが以下のすべての状態のとき、エラー画面が表示されます。
      • Allocation方式が「Thick」

      • ボリュームのステータスが「Readying

      • TPVの属するTPPの空き容量が不足している

  2. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ボリュームのフォーマットが開始されます。

  3. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ボリューム ] 画面に戻ります。