ボリュームQoS設定

概要

ボリュームごとに帯域制限(性能の上限値)を設定します。

ボリュームQoSを設定すると、複数CAポートから対象ボリュームへのトータル性能を制限できます。

Caution
  • 設定対象となるボリュームタイプは、Standard、SDV、WSV、TPV(Deduplication/Compressionボリューム を含む)、およびFTVです。ただし、ODXバッファーボリュームおよびデータコンテナボリュームは設定対象外です。

  • スナップショット先SDVには、帯域制限を設定しないでください。

  • 外部ボリューム(用途が「Migration」のボリューム)には、帯域制限を設定しないでください。

  • QoS優先度設定機能が有効な場合、帯域制限を設定できません。

  • 本機能は、QoS動作モードが有効であっても、無効であっても実行できます。ただし、無効の場合、設定された帯域制限で動作を開始するのは、QoS動作モードを有効にしたときです。

  • Virtual Volume機能で使用されているボリュームに帯域制限を設定する場合は、ETERNUS SF Storage Cruiser を使用してください。

Note
  • QoS動作モードの有効/無効は、ナビゲーション [ 接続性 ]の [ Host-LU QoS ] 画面のアクション欄で確認できます。詳細は、「QoS有効/無効」を参照してください。

  • 特定のCAポートから対象ボリュームへの性能を制限する場合は、Host-LU QoSを設定します。詳細は、「Host-LU QoS 設定」を参照してください。

設定内容

ボリュームQoS設定

項目 説明 設定値

新しい帯域制限

性能の上限「IOPS(スループット値)」を選択します。性能の上限を設定しない場合は「無制限」を選択します。

帯域制限値は、「ボリュームQoSパターン設定」またはCLIコマンド "set qos-bandwidth-limit" を使用して変更できます。変更した場合は、その値が本項目の選択肢として表示されます。

設定値および初期値については、帯域制限(Volume QoS)を参照

表示内容

ボリューム一覧から選択したボリュームの情報が表示されます。

対象ボリューム

項目 説明

No.

ボリューム番号が表示されます。

名前

ボリューム名が表示されます。

タイプ

ボリュームの種別が表示されます。

Standard

TPV

FTV

WSV

SDV

用途

ボリュームの用途が表示されます。

詳細は、ボリューム用途を参照してください。

現在の帯域制限

ボリュームに現在設定されている帯域制限値が表示されます。

詳細は、帯域制限(Volume QoS)を参照してください。

操作手順

  1. 帯域制限を設定するボリュームを選択し(複数選択可)、[ アクション ] から「QoS設定」をクリックします。

  2. 新しい帯域制限値を選択し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ボリュームQoS設定が開始されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ 性能情報(QoS)] 画面に戻ります。