リモートコピー

リモートコピーは、ローカルコピー機能の二重化切り離し方式ECを拡張した「REC」を利用して遠隔地での筐体間コピーを実現する機能です。RECを使用して複数筐体間でのミラーリングやスナップショットの作成、バックアップを行います。

RECは、災害発生時の業務継続に対するソリューション(データベースの二重化や遠隔地へのバックアップ)に適用できます。

従来機種のETERNUSストレージシステムとの接続も可能です。

筐体間のインターフェースについては、リモートインターフェースを参照してください。

REC

RECは、ECのコピー方式で装置間コピーを行います。RECは以下の用途に適しています。

  • システムテスト用のレプリカデータ作成

  • 複数のETERNUS AF/DX間でのデータベースの二重化

  • 遠隔地のETERNUS AF/DXへのバックアップの作成

図: REC

RECのデータ転送モードには大別すると同期転送方式と非同期転送方式があり、I/Oレスポンスタイムを重視するか、災害発生時点までデータが完全にバックアップされていることを重視するかによって、同期・非同期のモードを選択して使用できます。

表: RECのデータ転送モード

データ転送方式

I/Oレスポンス

災害時の更新ログ状態

同期転送方式

伝送遅延の影響あり

災害発生時点までデータが完全にバックアップされた状態

非同期転送方式

伝送遅延の影響なし

災害発生時点の数秒前までデータがバックアップされた状態

RECのデータ転送モードの詳細については、RECのデータ転送モードの比較を参照してください。

RECの更新情報については、RECの更新情報の管理を参照してください。

REC動作中のコピー経路異常ついては、RECの全コピー経路閉塞時の動作を参照してください。