シン・プロビジョニングボリューム閾値設定

概要

シン・プロビジョニングボリューム (TPV)の使用率を監視する閾値を設定します。使用率とは、TPVの論理容量に対する使用容量(物理割り当て容量)の比率です。

設定対象は、TPVおよびDeduplication/Compressionボリューム です。

Note
  • 本機能では、TPVの閾値を設定します。TPVは、あらかじめ「ボリューム作成」で作成しておく必要があります。

  • 本機能では、一度の操作で複数のTPVに同じ閾値を設定できます。

設定内容

TPVの閾値を設定します。

閾値設定

項目 説明 設定値

新しい閾値

TPVの新しい閾値を設定します。

TPVの使用率が閾値に達した場合、ホストセンスが報告されます。

1 ~ 100 %

80 %(初期値)

表示内容

[ ボリューム ] 画面で選択したTPVが表示されます。閾値を設定するTPVを確認してください。

対象のシン・プロビジョニングボリューム

項目 説明

No.

ボリューム番号が表示されます。

名前

ボリューム名が表示されます。

タイプ

ボリュームの種別が表示されます。

TPV(固定)

ステータス

ボリュームのステータスが表示されます。

詳細は、ボリュームのステータスを参照してください。

用途

ボリュームの用途が表示されます。

詳細は、ボリューム用途を参照してください。

容量

ボリュームの容量が表示されます。

使用容量

ボリュームの使用容量(物理割り当て済み容量)が表示されます。

Deduplication/Compressionボリュームの場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

オリジナルデータサイズ

ボリュームに書き込まれた圧縮前のデータ容量(論理割り当て容量)が表示されます。

Deduplication/Compressionボリューム以外は、「使用容量」と同じ容量が表示されます。

圧縮前のデータ容量を取得できない場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

使用率

ボリュームの使用率(0 ~ 100 %)が表示されます。

  • Deduplication/Compressionボリュームの場合、圧縮前のデータ容量とボリューム容量の割合が表示されます。

    使用率 = オリジナルデータサイズ ÷ 容量

  • そのほかのボリュームの場合、物理割り当て済み容量とボリューム容量の割合が表示されます。

    使用率 = 使用容量 ÷ 容量

現在の閾値

ボリュームに現在設定されている閾値(1 ~ 100 %)が表示されます。

操作手順

  1. 閾値を変更するTPVを選択し(複数選択可)、[ アクション ] から「TPV閾値設定」をクリックします。

    Caution
  2. 新しい閾値を指定し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → TPVの閾値設定が開始されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ボリューム ] 画面に戻ります。