シン・プロビジョニングプール作成
概要
シン・プロビジョニングプール (TPP) を作成します。
モデルごとの最大プール数、最大プール容量、および決定されるチャンクサイズ
モデル | 最大プール数 (*1) | 最大プール容量 (*2) | |
---|---|---|---|
ETERNUS DX600 S6 | 256 | 512TB、1PB、1.5PB | 96PB (*3) |
ETERNUS DX900 S6 | 256 | 512TB、1PB、2PB、4PB、8PB | 512PB (*3) |
ETERNUS DX8900 S6 | |||
決定されるチャンクサイズ (*4) | 21MB | 1344MB |
*1 | : | 最大プール数は、256です。ただし、最大搭載ドライブ数が512以下のモデルの場合、最大プール数は最大搭載ドライブ数 ÷ 2 となります。最大プール数とは、装置に作成できるTPPとFTSPの最大の総数です。 |
*2 | : | 最大プール容量はシン・プロビジョニング機能を「有効」にするときに設定します。詳細は「シン・プロビジョニング設定」を参照してください。最大プール容量とは、装置に作成できるTPPとFTRPの最大の総容量です。 |
*3 | : | この値が設定されている場合、チャンクサイズは21MB/42MB/84MB/168MB/336MB/672MB/1344MBから選択可能です。それ以外の値の場合は、21MB固定です。 |
*4 | : | ホストから書き込みが発生した時点で、TPP およびFTRP に作成した仮想論理ボリュームに割り当てる物理容量の単位です。新規にTPP を作成するとき、チャンクサイズは装置の最大プール容量に応じて決定されます。作成済みのTPPのチャンクサイズは変更できません。プールごとのチャンクサイズは、TPP 一覧およびFTRP 一覧に表示されます。 |
TPPを作成するには、シン・プロビジョニング機能を有効にします。詳細は、「シン・プロビジョニング設定」を参照してください。
暗号化モードが無効の場合、CM による暗号化TPPは作成できません。
TPPの暗号化状態は、TPP作成後に変更できません。
装置に異なるチャンクサイズのTPPが混在している場合、最大プール容量までTPPが作成できない場合があります。詳細は、「シン・プロビジョニング設定」を参照してください。
エラーメッセージ「実行可能なフォーマットサイズを超えるため処理が実行できません。」が表示された場合、TPPを作成できません。「シン・プロビジョニングプールの総容量」を減らしてから、本機能を再実行してください。
- 以下の場合、TPPは作成できません。
装置に最大数のプールが登録されている
装置に最大容量のプールが登録されている
TPPを作成するためのリソース(RAIDグループ数、ボリューム数など)が不足している
(装置に最大数のRAIDグループ、またはボリュームが登録されている場合、TPPは作成できません。)
TPP作成後にTPPは自動的にフォーマットされます。フォーマットの進捗状況(「進捗率」、「推定残り時間」、および「残り容量」)は、「シン・プロビジョニングプール(基本情報)」で確認できます。TPP名をクリックして基本情報を参照してください。
TPP作成後にTPP容量を拡張する場合は、「シン・プロビジョニングプール容量拡張」を使用してください。
TPP作成後にTPP名を変更する場合は、「シン・プロビジョニングプール名前変更」を使用してください。
TPP作成後にTPPの使用容量を監視する閾値を変更する場合は、「シン・プロビジョニングプール閾値変更」を使用してください。
TPP作成中に Deduplication、Compression、またはその両方を有効にすることができます。詳細は、TPPの Deduplication/Compression設定を参照してください。
現在の最大プール容量を確認する場合は、「設定(シン・プロビジョニング)」を使用してください。
新規にTPPを作成するとき、装置の「最大プール容量」に応じたチャンクサイズが決定されます。作成モードに「手動」を選択した場合、チャンクサイズを指定できます。
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TPPに Deduplication/Compression を設定する方法には、以下の2種類があります。
TPPに Deduplication/Compressionを設定するには、一度の操作で「TPP作成」および「TPPのDeduplication/Compression設定」が行える「TPP作成時の Deduplication/Compression設定」を推奨します。 なお、Deduplication/Compressionのサポート状況については、Deduplication/Compression のサポート状況を参照してください。 |
設定内容
TPPを作成します。TPPを作成する方法は2種類あります。ドライブを自動で選択する方法と手動で選択する方法です。
新しいシン・プロビジョニングプール
最初に、新たに作成するTPPの名前を入力し、作成モードを選択します。
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
名前 |
TPPの名前を入力します。 すでに存在するTPP名は付けられません。 |
1 ~ 16文字の半角英数字記号 (ただし、","、 "?" を除く) 半角スペース |
作成モード |
TPPの作成モードを選択します。
|
自動 手動 |
自動設定
ドライブタイプとRAIDレベルを選択し、TPPの総容量を入力して、新規TPPを自動で作成します。TPPを構成するRAIDグループの担当CM は「自動」で割り当てられます。
項目 | 説明 | 設定値 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ドライブタイプ |
TPPを構成するドライブのタイプをリストボックスから選択します。 装置に搭載されているドライブだけが選択肢に表示されます。 Caution
|
ドライブ種別を参照 |
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RAIDレベル |
TPPを構成するRAIDグループのRAIDレベルをリストボックスから選択します。
D:Data、M:Mirror、P:Parity を示します。
Note
|
RAIDレベルを参照 |
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ドライブ選択 |
TPPを構成するFast Recovery RAIDグループのドライブ自動選択において、優先する条件を指定します。 本項目は、RAIDレベルが「RAID6-FR」の場合だけ選択できます。
|
使用するドライブ数を最少にする リビルドの速度を優先する |
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シン・プロビジョニングプールの総容量 |
TPPの容量を入力します。容量の単位を「PB」、「TB」、「GB」、または「MB」から選択してください。 入力した数値以上の容量を持つTPPが自動的に作成されます。なお、最大容量はモデルごとの最大プール数、最大プール容量、および決定されるチャンクサイズを参照してください。 |
半角数字 単位:PB/TB/GB/MB |
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「シン・プロビジョニングプールの総容量」の入力欄の右横に、新規に作成可能な最大プール容量が表示されます。1つのプールの最大容量は、チャンクサイズごとの最大プール容量になります。詳細は、モデルごとの最大プール数、最大プール容量、および決定されるチャンクサイズを参照してください。 1つのプールの最大容量は、「48 PB」 です。 (最大: xx.xx yy) xx.xx:新規に作成可能な最大プール容量 yy:単位 [PB/TB/GB/MB] |
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CMによる暗号化 |
TPPの暗号化状態を選択します。 暗号化モードが無効の場合、またはドライブタイプに「Online SED」、「Nearline SED」、「SSD SED」、または「NVMe SSD SED」を選択した場合、「有効」は選択できません。
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有効 無効 |
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警報 |
TPPの使用容量を監視する閾値 (%) を設定します。 閾値には、「警告」と「注意」の2種類があります。「警告」 ≥ 「注意」となるように設定してください。なお、注意閾値は省略できます。注意閾値を省略する場合、チェックボックスをオフにしてください。 |
警告閾値 5 ~ 99 % 90 %(初期値) 注意閾値 5 ~ 80 % 75 %(初期値) |
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チャンクサイズ |
最大プール容量(*1)に応じて決定されたチャンクサイズが表示されます。 チャンクサイズ情報の取得に失敗した場合、「-」(ハイフン)が表示されます。 Deduplication、Compression、またはその両方を有効にした場合、「21 MB」が表示されます。 21 MB 1344 MB 「-」(ハイフン)
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Deduplication |
TPPの DeduplicationまたはCompression を「有効にする」か「無効にする」かを選択します。 本項目は、装置のDeduplication/Compression が有効な場合だけ表示されます。 選択状態により、以下のTPPが作成されます。
Caution
Note
|
有効にする 無効にする |
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Compression |
手動設定
ドライブタイプ、RAIDレベル、およびTPPを構成するドライブを選択して新規TPPを作成します。
項目 | 説明 | 設定値 | |||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ドライブタイプ |
TPPを構成するドライブのタイプをリストボックスから選択します。 装置に搭載されているドライブだけが選択肢に表示されます。 詳細は、ドライブの選択条件を参照してください。 |
ドライブ種別を参照 |
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RAIDレベル |
TPPを構成するRAIDグループのRAIDレベルをリストボックスから選択します。 装置に搭載されているドライブにより設定可能なRAIDレベルだけが選択肢として表示されます。
D:Data、M:Mirror、P:Parity を示します。
各RAIDレベルのメンバードライブ数は、以下のとおりです。
Note
|
RAIDレベルを参照 |
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Fast Recovery構成 |
TPPを構成するFast Recovery RAIDグループのドライブ構成を選択します。 お客様の使用環境に合わせて「構成ドライブ数」、「容量効率」、および「リビルド速度」からドライブ構成を選択してください。詳細は、Fast Recovery RAIDグループのドライブ構成を参照してください。冗長化セット数が多いほど、リビルドは高速になります。 本項目は、RAIDレベルが「RAID6-FR」以外の場合、空白になります。 |
(4D+2P)x2+1HS (6D+2P)x2+1HS (8D+2P)x3+1HS (4D+2P)x5+1HS 空白 D:Data P:Parity HS:Hot Spare |
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シン・プロビジョニングプールの総容量 |
選択したRAIDレベルとドライブタイプから作成されるTPPの総容量が表示されます。 なお、最大容量はモデルごとの最大プール数、最大プール容量、および決定されるチャンクサイズを参照してください。 |
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「シン・プロビジョニングプールの総容量」の入力欄の右横に、新規に作成可能な最大プール容量が表示されます。1つのプールの最大容量は、チャンクサイズごとの最大プール容量になります。詳細は、モデルごとの最大プール数、最大プール容量、および決定されるチャンクサイズを参照してください。 1つのプールの最大容量は、「48 PB」 です。 |
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CMによる暗号化 |
TPPの暗号化状態を選択します。 暗号化モードが無効の場合、またはドライブタイプに「Online SED」、「Nearline SED」、「SSD SED」、または「NVMe SSD SED」を選択した場合、「有効」は選択できません。
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有効 無効 |
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警報 |
TPPの使用容量を監視する閾値 (%) を設定します。 閾値には、「警告」と「注意」の2種類があります。「警告」 ≥ 「注意」となるように設定してください。なお、注意閾値は省略できます。注意閾値を省略する場合、チェックボックスをオフにしてください。 |
警告閾値 5 ~ 99 % 90 %(初期値) 注意閾値 5 ~ 80 % 75 %(初期値) |
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チャンクサイズ |
TPPのチャンクサイズが表示されます。 チャンクサイズ情報の取得に失敗した場合、「-」(ハイフン)が表示されます。 最大プール容量 (*1) および 「Deduplication/Compression」の設定状態により、表示内容が異なります。詳細は、手動設定時のチャンクサイズの表示を参照してください。 21 MB 42 MB 84 MB 168 MB 336 MB 672 MB 1344 MB
|
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Deduplication |
TPPの DeduplicationまたはCompression を「有効にする」か「無効にする」かを選択します。 本項目は、装置のDeduplication/Compression が有効な場合だけ表示されます。 選択状態により、以下のTPPが作成されます。
Caution
Note
|
有効にする 無効にする |
|||||||||||||||||
Compression |
Fast Recovery RAIDグループのドライブ構成
装置内のドライブの配置は、「RAID6」に準じます。自動設定時は、以下の表の順位に従い、指定した容量を満たすドライブ構成が選択されます。
構成ドライブ数 (RAIDグループあたり) |
冗長化セット + HS (*1) | 容量効率 (*2) (%) |
リビルド速度 (*3) (倍率) |
データドライブ数 | 自動設定時の選択順位 | |
---|---|---|---|---|---|---|
「使用するドライブ数を最少にする」選択時 | 「リビルドの速度を優先する」選択時 | |||||
13 | (4D+2P)x2+1HS | 61.5 | 2.17 | 8 | 1 | 3 |
17 | (6D+2P)x2+1HS | 70.6 | 2.13 | 12 | 2 | 4 |
31 | (8D+2P)x3+1HS | 77.4 | 3.10 | 24 | 3 | 2 |
31 | (4D+2P)x5+1HS | 64.5 | 5.17 | 20 | 選択されません。 | 1 |
*1 | : | Fast Recovery RAIDグループは、「冗長化セット + HS」で表記されます。
RAID6((データドライブ数 "D" + パリティドライブ数 "P")× 冗長化セット数 + HS領域数 "HS") ↑ 冗長化セット (例)「RAID6((4D+2P)x2+1HS)」の場合は、「(4D+2P)x2+1HS」 |
*2 | : | ドライブの物理容量に対するユーザー容量の比率です。 |
*3 | : | ベースとなる「RAID6 (D+P)」のリビルド速度を「1」とした場合の倍率です。倍率は、装置への負荷や環境により変動します。 |
手動設定時のチャンクサイズの表示
最大プール容量 | Deduplication | Compression | チャンクサイズ(初期値) | チャンクサイズの表示内容 |
---|---|---|---|---|
モデルごとの最大プール容量 | 有効にする | 有効にする | 21 MB | 通常は、初期値が表示されます。「高度な設定」を使用した場合、選択したチャンクサイズ(21 MB、42 MB、84 MB、168 MB、336 MB、672 MB、1344 MB)が表示されます。 |
有効にする | 無効にする | |||
無効にする | 有効にする | |||
無効にする | 無効にする | 1344 MB |
||
項目非表示 | 項目非表示 | |||
モデルごとの最大プール容量以外 | 有効にする | 有効にする | 21 MB | 21 MB |
有効にする | 無効にする | |||
無効にする | 有効にする | |||
無効にする | 無効にする | |||
項目非表示 | 項目非表示 |
高度な設定
TPPに高度な設定を行います。
項目 | 説明 | 設定値 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stripe Depth |
TPPを構成するRAIDグループごとに高度な性能チューニング行う場合だけ Stripe Depth を選択します。通常は、初期値を変更する必要はありません。 RAIDレベルが「RAID1」の場合、設定対象外です。RAIDレベルが「RAID6」の場合、「64 KB」固定です。RAIDレベルごとに設定できるStripe Depthが異なります。詳細は設定可能なStripe Depthを参照してください。 Note
|
64 KB(初期値) 128 KB 256 KB 512 KB 1024 KB |
|||||||||
チャンクサイズ |
作成するTPPのチャンクサイズを選択します。通常は、初期値を変更する必要はありません。 対象TPPの最大プール容量については、対象TPPのチャンクサイズ変更時の最大プール容量を参照してください。 以下のような場合、TPPのチャンクサイズを変更します。
本項目は、「シン・プロビジョニング設定」でモデルごとの最大プール容量を設定した場合に表示されます。 |
21 MB(初期値 *1) 42 MB 84 MB 168 MB 336 MB 672 MB 1344 MB(初期値 *2)
|
設定可能なStripe Depth
RAIDレベルごとに設定可能なStripe Depthは以下のとおりです。
RAIDレベル | 設定可能なStripe Depth |
---|---|
RAID1 | - |
RAID1+0、RAID0 | 64 KB、128 KB、256 KB、512 KB、1024 KB |
RAID5 (3+1) | 64 KB、128 KB、256 KB、512 KB |
RAID5 (4+1)、RAID5 (6+1)、RAID5 (7+1) | 64 KB、128 KB、256 KB |
RAID5 (8+1)、RAID5 (12+1) | 64 KB、128 KB |
RAID6 | 64 KB |
RAID6-FR | 64 KB |
Stripe Depth変更についての制限事項
Stripe Depthを変更したRAIDグループには、以下の制限があります。
作成済みのTPPを構成するRAIDグループのStripe Depthは変更できません。
TPPを自動設定で作成した場合、RAIDグループのStripe Depthを変更できません。
対象TPPのチャンクサイズ変更時の最大プール容量
チャンクサイズ | 最大プール容量 | |
---|---|---|
ETERNUS DX600 S6 | ETERNUS DX900 S6 ETERNUS DX8900 S6 |
|
21 MB | 1.5 PB | 8 PB |
42 MB | 3 PB | 16 PB |
84 MB | 6 PB | 32 PB |
168 MB | 12 PB | 64 PB |
336 MB | 24 PB | 128 PB |
672 MB | 48 PB | 256 PB |
1344 MB | 96 PB | 512 PB |
RAIDグループ一覧
TPPに追加したRAIDグループの一覧が表示されます。初期値はなにも表示されません。
[ 追加 ] ボタンをクリックすると、RAIDグループを追加する画面が表示されます。
項目 | 説明 |
---|---|
RAIDレベル |
RAIDレベルが表示されます。 [ RAIDレベル ] リンクをクリックすると、該当RAIDグループを編集する画面が表示されます。 詳細は、RAIDレベルを参照してください。 |
ドライブタイプ |
RAIDグループを構成するドライブの種別が表示されます。 ドライブ種別が混在した場合、以下のように表示されます。
|
総容量 |
RAIDグループの総容量が表示されます。 |
[ RAIDグループの追加 ] 画面
RAIDグループを追加する場合は以下の設定が必要です。
RAIDグループ
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
RAIDレベル |
前画面で選択したRAIDレベルが表示されます。 詳細は、RAIDレベルを参照してください。 |
|
Fast Recovery構成 |
前画面で選択したFast Recovery RAIDグループのドライブ構成が表示されます。 本項目は、RAIDレベルが「RAID6-FR」以外の場合、空白になります。 (4D+2P)x2+1HS (6D+2P)x2+1HS (8D+2P)x3+1HS (4D+2P)x5+1HS 空白 D:Data P:Parity HS:Hot Spare |
|
担当CM |
RAIDグループの担当CMを選択します。 選択肢には「自動」と実装されている正常なCM番号(「CE#n CM#n」)が表示されます。 通常は、「自動」を選択します。「自動」を選択した場合、割り当てられる担当CMはRAIDグループ番号で決まります。詳細は担当CMの自動設定を参照してください。 |
自動 CE#n CM#n |
RAIDグループの総容量 |
選択したRAIDレベルとドライブから作成されるRAIDグループの総容量が表示されます。 |
ドライブ選択
ドライブは、一覧表または搭載イメージから選択できます。一覧表と搭載イメージとを切り替えるには、タブをクリックします。
|
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
|
[ Tabular ] タブ
[ Tabular ] タブをクリックして、ドライブを一覧表から選択します。未使用のドライブだけが一覧表に表示されます。
ETERNUS DX8900 S6のドライブ配置には条件があります。詳細は、ETERNUS DX8900 S6のドライブ配置条件を参照してください。そのほかのモデルには、ドライブ配置に必須条件はありません。
項目 | 説明 |
---|---|
ドライブ選択チェックボックス |
使用するドライブのチェックボックスをオンにします。 ドライブを選択する際は、ドライブの選択条件を参照してください。 |
Enclosure |
ドライブが搭載されているエンクロージャが表示されます。 CE:コントローラーエンクロージャ DE:ドライブエンクロージャ CE#n DE#n |
スロットNo. |
ドライブが搭載されているエンクロージャのドライブスロット番号が表示されます。 |
タイプ |
詳細は、ドライブ種別を参照してください。 |
容量 |
ドライブの容量が表示されます。 Caution
|
回転数 |
ドライブの回転数が表示されます。 SSD、NVMe SSD、SSD SED、またはNVMe SSD SEDの場合、「-」(ハイフン)が表示されます。 10000 rpm 7200 rpm |
[ Graphic ] タブ
[ Graphic ] タブをクリックして、ドライブを搭載イメージから選択します。装置に搭載されているすべてのドライブの搭載イメージが表示されます。未使用のドライブにはチェックボックスが表示されます。
ETERNUS DX8900 S6のドライブ配置には条件があります。詳細は、ETERNUS DX8900 S6のドライブ配置条件を参照してください。そのほかのモデルには、ドライブ配置に必須条件はありません。
項目 | 説明 |
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DE選択リストボックス |
DEグループを選択します。 DEグループ内のCEまたはDEが1台でも装置に搭載されている場合、選択肢がリストボックスに表示されます。 各モデルの選択肢とDEグループの詳細は、DE選択リストボックスを参照してください。 |
DE |
選択したDEグループの中で装置に搭載されているCEまたはDEだけが表示されます。 CE#n DE#n |
ドライブ選択チェックボックス |
使用するドライブのチェックボックスをオンにします。 選択対象のドライブにはチェックボックスが表示されます。左から右へスロット番号の昇順にドライブが表示されます。また、左下から右上へスロット番号の昇順にドライブが表示されます。 アイコンにマウスポインタを置くと、ドライブの詳細が表示されます。 ドライブを選択する際は、ドライブの選択条件を参照してください。 |
ETERNUS DX8900 S6のドライブ配置条件
ETERNUS DX8900 S6のRAIDグループを構成するドライブの配置には以下の条件があります。
必須条件を満たさないRAIDグループは作成できません。
RAIDレベル | ドライブ配置条件 | |
---|---|---|
RAID1 | 必須 | 異なるCE/DEにミラーリングのペアドライブを配置すること。 |
推奨 | できるだけ異なるCE配下のDE (*1) にミラーリングのペアドライブを配置すること。 できるだけ異なるカスケード (*2) にミラーリングのペアドライブを配置すること。 |
|
RAID1+0 | 必須 | 異なるCE/DEにミラーリングのペアドライブを配置すること。 |
推奨 | できるだけ異なるCE配下のDE (*1) にミラーリングのペアドライブを配置すること。 同一CE配下のDEに配置する場合、できるだけ異なるカスケード (*2) 配下のDEにミラーリングのペアドライブを配置すること。 |
|
RAID5 | 必須 | 異なるCE/DEにメンバードライブを配置すること。 |
推奨 | できるだけ異なるCE配下のDE (*1) にメンバードライブを配置すること。 同一CE配下のDEに配置する場合、できるだけ異なるカスケード (*2) 配下にメンバードライブを配置すること。 |
|
RAID6 RAID6-FR |
必須 | 同一CE/DEのメンバードライブは、2台以下の配置にすること。 |
推奨 | できるだけ同一CE配下のDEに配置するメンバードライブは、2台以下とすること。 同一CE配下のDEに配置する場合、できるだけ同一カスケード (*2) 配下に配置するメンバードライブは、2台以下とすること。 |
*1 | : | 「異なるCE 配下のDE」は、DE番号で区別できます(DE番号の1桁目が異なります)。 |
*2 | : | 「カスケード」とは、1つのBackend Cable(ドライブインターフェースポート)に接続されるDEのことです。 CE#x/DA#0 Port#0 に接続される、DE#x1、DE#x2、DE#x3 (x:0 ~ B) CE#x/DA#0 Port#1 に接続される、DE#x4、DE#x5、DE#x6、DE#x7 (x:0 ~ B) CE#x/DA#1 Port#0 に接続される、DE#x8、DE#x9、DE#xA、DE#xB (x:0 ~ B) CE#x/DA#1 Port#1 に接続される、DE#xC、DE#xD、DE#xE、DE#xF (x:0 ~ B) (例)CE#0/DA#0 Port#0 に接続される、DE#01、DE#02、DE#03 は、同一カスケード上のDEです。 |
機能ボタン
ボタン | 説明 |
---|---|
[ 追加 ] |
TPPにRAIDグループを追加します。 モデルごとの最大プール容量を超える場合、[ 追加 ] ボタンはクリックできません。 |
[ 削除 ] |
TPPからRAIDグループを削除します。 追加したRAIDグループが1つもない場合、[ 削除 ] ボタンは表示されません。 |
機能リンク
リンク | 説明 |
---|---|
[ RAIDレベル ] |
該当RAIDグループを再編集する画面に遷移します。 この画面では、該当RAIDグループの担当CMを変更したり、ドライブを選択しなおしたりすることができます。 該当RAIDグループで選択されているドライブは、チェックボックスがオンになっています。 |
操作手順
ドライブを自動で選択する場合
[ アクション ] から「作成」をクリックします。
作成モードに「自動」を選択し、各項目を指定してから、[ 作成 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
Caution- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
「名前」が入力条件を満たしていない
「名前」がすでに存在している
作成するTPP容量と装置に登録済みのプール容量の合計がモデルごとの最大プール容量を超える
装置に搭載されているドライブで選択したドライブタイプとRAIDレベルを持ち、さらに指定した容量以上のTPPが作成できない
Note警告閾値は、「警告」 ≥ 「注意」となるように設定してください。
注意閾値は省略できます。注意閾値を設定する場合、チェックボックスをオンの状態で閾値を設定してください。
- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ シン・プロビジョニングプールの作成が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ シン・プロビジョニングプール ] 画面に戻ります。
ドライブを手動で選択する場合
[ アクション ] から「作成」をクリックします。
作成モードに「手動」を選択し、各項目を指定します。
[ 追加 ] ボタンをクリックします。
→ [ RAIDグループの追加 ] 画面が表示されます。
RAIDグループの担当CMを選択し、一覧表または搭載イメージからRAIDグループに登録するドライブをすべて選択してから、[ OK ] ボタンをクリックします。
→ 前画面に戻り、RAIDグループ一覧に作成したRAIDグループが表示されます。
Caution- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
選択したドライブ数が指定したRAIDレベルのメンバードライブ数と一致しない
選択したドライブ数がすでに作成されたRAIDグループのメンバードライブ数と一致しない
Note- RAIDグループ一覧で、すでに作成済みのRAID グループの [ RAID レベル ] リンクをクリックすると、以下を実行できます。
メンバードライブ数を確認できます。表示された画面でチェックボックスがオンのドライブが該当RAIDグループのメンバーです。
担当CMおよび構成ドライブを変更できます。
RAIDグループを削除する場合は、RAIDグループ一覧で、該当RAID グループ領域の [ 削除 ] ボタンをクリックします。
- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
TPPを構成するRAIDグループを複数設定する場合、手順3および手順4を繰り返します。
TPPを構成するRAIDグループの作成が完了したら、[ 作成 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
Caution- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
「名前」が入力条件を満たしていない
「名前」がすでに存在している
作成するTPP容量と装置に登録済みのプール容量の合計がモデルごとの最大プール容量を超える
ドライブ配置条件を満たしていない
(詳細は、ETERNUS DX8900 S6のドライブ配置条件を参照してください。)
「Stripe Depth」がRAIDレベルごとに設定可能な範囲外
Note警告閾値は、「警告」 ≥ 「注意」となるように設定してください。
注意閾値は省略できます。注意閾値を設定する場合、チェックボックスをオンの状態で閾値を設定してください。
- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ シン・プロビジョニングプールの作成が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ シン・プロビジョニングプール ] 画面に戻ります。