ボリューム作成

概要

新規にボリュームを作成します。

作成可能なボリュームは、以下のとおりです。

  • Standard

    最も一般的に使用するボリュームです。RAIDグループまたは外部RAIDグループ に作成します。

  • Wide Striping Volume (WSV)

    性能向上を目的とし、複数のRAIDグループの領域をストライピングで連結したボリュームです。

  • Thin Provisioning Volume (TPV)

    TPPに作成するボリュームです。SnapOPCまたはSnapOPC+のコピー先として使用することも可能です。

  • Snap Data Volume (SDV)

    SnapOPCまたはSnapOPC+のコピー先ボリュームです。RAIDグループに作成します。

  • Snap Data Pool Volume (SDPV)

    SDVの拡張領域となるボリュームです。RAIDグループに作成します。

  • Deduplication/Compressionボリューム

    Deduplication、Compression、またはDeduplicationおよびCompressionの両方を有効にしたボリュームです。Deduplication/Compression機能が有効のTPPに作成します。

Caution
  • RAIDグループまたはTPPへのボリューム作成が完了すると、自動的にフォーマットされます。ボリューム作成後、エラーメッセージの「内部リソースが不足しています。」が表示された場合、ボリュームのフォーマットに失敗していることがあります。作成したボリュームのステータスを [ ボリューム ] 画面の「ステータス」で確認してください。詳細は、「ボリューム(基本情報)」を参照してください。ステータスが「Readying」の場合、ボリュームは未フォーマット状態です。実行中のフォーマットが完了してから、該当するボリュームを再フォーマットしてください。詳細は、「ボリュームフォーマット」を参照してください。

  • 以下の場合、作成可能な最大ボリューム数が少なくなります。
    • 装置にTPP が存在する

    • 装置に連結ボリュームが存在する

    • 装置にRECディスクバッファー が存在する

    • 装置に Extreme Cache Poolが存在する

    • RAIDマイグレーション 処理中のボリュームが存在する

    • TPV平準化処理中のボリュームが存在する

    • ストレージ自動階層制御を有効にした

    • TPPのDeduplication、Compression、またはDeduplicationおよびCompressionの両方を有効にした

    • Veeam Storage Integration ライセンスを登録した

  • WSVは、複数のRAIDグループから同一容量の空き領域を連結して作成します。

    詳細は、WSVの仕様を参照してください。

Note
  • RAIDグループまたはTPPへのボリューム作成が完了すると、自動的にフォーマットされます。Standard、WSV、TPV、およびSDVは、ボリューム作成後にホストアフィニティ設定が完了すると、ホストからアクセスできるようになります。

  • 外部ボリュームは作成後にフォーマットされません。外部ボリュームには、外部RAIDグループ(外部ドライブ)の外部LU情報が引き継がれます。

  • ボリュームを手動で作成する場合 (*1)、ボリュームNo.を指定できます。

    *1  :  ボリュームを手動で作成する場合とは、WSVを作成する場合、または使用するドライブを手動で選択してStandard、SDV、SDPV、TPV、またはDeduplication/Compressionボリュームを作成する場合です。
  • ボリュームを自動で作成する場合、または手動作成でボリュームNo.を指定しない場合、ボリュームNo.は、ボリューム作成時に空いている最も小さい番号から昇順に10進数で付与されます。

  • 手動設定の場合、RAID グループの最大空き容量を使用して、指定した数のボリュームを作成できます。容量を入力する必要はありません。対象となるタイプは、「Standard」、「WSV」、および「SDPV」です。

  • 本機能では、ODXバッファーボリュームを作成できません。詳細は「ODXバッファーボリューム作成」を参照してください。

  • 装置のExtreme Cache Poolのモード(有効/無効)とボリュームごとの Extreme Cache Poolの設定状態は連動しません。装置のExtreme Cache Poolのモードにかかわらず、ボリュームごとの Extreme Cache Poolの初期値は「有効」です。ただし、外部ボリュームは、Extreme Cache Poolを使用しません。装置のExtreme Cache Poolのモードについては、ナビゲーション [システム] の「Extreme Cache Pool」を参照してください。

  • ボリュームごとのExtreme Cache Poolの有効/無効は、Web GUIまたはCLIから切り替えます。Web GUIから切り替える場合は、「キャッシュパラメーター設定」を参照してください。

  • ここでは説明の必要がない場合、「ボリューム」と「外部ボリューム」を両方とも「ボリューム」と表記しています。

ボリューム作成時の命名方法

  • 一度の操作で複数のボリュームを作成する場合、ボリュームには、入力した「名前」、選択した「開始番号」および「桁数」により名前が自動的に付けられます。

    (例)ボリューム名が「Volume」(6 文字)、開始番号が「90」、桁数が「2」、およびボリューム数が「11」の場合、ボリューム名は「Volume90」~「Volume100」になります。

  • 「開始番号」および「桁数」により自動的に付けられた名前が32文字を超える場合、入力した「名前」の末尾から超過文字数分が削除され、削除部分に「~」が付加されます。

    (例)ボリューム名が「ETERNUS_DX_Standard-XXXX_VolumeX」(32 文字)、開始番号が「90」、桁数が「2」、およびボリューム数が「11」の場合、ボリューム名は「ETERNUS_DX_Standard-XXXX_Volu~90」~「ETERNUS_DX_Standard-XXXX_Vol~100」になります。

  • 番号を付加したボリューム名がすでに存在していた場合、番号を加算(+1)して付加されます。番号の加算(+1)はボリューム名が重複しなくなるまで行われます。

Note
  • 開始番号の先頭で桁数を超えた「0」は開始番号から削除され、ボリューム名に付加されます。

    (例1) ボリューム名が「Volume」、開始番号が「000」、桁数が「1」の場合、ボリューム名は「Volume0」になります。

    (例2) ボリューム名が「Volume」、開始番号が「00005」、桁数が「2」の場合、ボリューム名は「Volume05」になります。

設定内容

新規に作成するボリュームの詳細を設定します。

Standard、SDV、またはSDPVの作成
  • RAIDグループにボリュームを作成する場合
    • RAIDグループの選択方法には「自動」と「手動」があります。

    • RAIDグループ、外部RAIDグループ、およびプール(TPPおよびFTRP)に作成できるボリュームの総数は、[ モデルごとに作成できる最大ボリューム数 ]で制限されます。

    • RAIDレベルが「RAID6-FR」のRAIDグループには、「Standard」だけ作成できます。

    • SDVおよびSDPVを作成する場合は、アドバンスト・コピーライセンスが必要です。

    • SDPVの作成条件は以下のとおりです。
      • ボリュームの容量は、2 TB以内であること

      • ボリュームの容量は、SDPE容量 (1 GB/2 GB/4 GB)の倍数であること (*1)

        *1  :  現在のSDPE容量は、ナビゲーション [ アドバンスト・コピー ]の「Snap Data Pool」を参照してください。
    • SDPVは、RAIDレベルおよび構成するドライブのタイプと数が同じRAIDグループに作成することを推奨します。

  • 外部RAIDグループに外部ボリュームを作成する場合
    • 外部ドライブを使用の「有効にする」のチェックボックスをオンにします。

    • 外部RAIDグループの選択方法は「手動」だけです。

    • 外部RAIDグループには、「Standard」だけ作成できます。作成した外部ボリュームの用途および用途詳細は「Migration」になります。

    • 外部RAIDグループに外部ボリュームを作成する場合は、ボリューム数を指定できません。1つの外部RAIDグループに、1つの外部ボリュームを作成します。

  • タイプごとの設定項目は、「ボリュームタイプ別設定項目 (自動設定時)」または「ボリュームタイプ別設定項目 (手動設定時)」を参照してください。

TPVの作成

  • TPPにボリュームを作成します。

  • TPPの選択方法には「自動」と「手動」があります。

  • TPPを作成すると、TPPを構成するRAIDグループ1個につき、制御用のボリュームが1個作成されます。そのため、1つのTPPに作成できるボリューム数は、以下のとおりです。

    TPPに作成できるボリューム数 = 最大ボリューム数 - TPPを構成するRAIDグループ数
    ただし、RAIDグループ、外部RAIDグループ、およびプール(TPPおよびFTRP)に作成できるボリュームの総数は、[ モデルごとに作成できる最大ボリューム数 ]で制限されます。
  • TPVを作成する場合は、シン・プロビジョニング機能を「有効」にします。詳細は、「シン・プロビジョニング設定」を参照してください。

  • 装置に作成できるTPVの最大の総論理容量は、「シン・プロビジョニング設定」で指定した最大プール容量に依存します。装置に設定されている最大プール容量については、「設定(シン・プロビジョニング)」を参照してください。

  • 1回の操作で作成できるTPVの総論理容量は、2 PBです。

  • 1つのTPPに作成できるTPVの総論理容量は、48 PBです。

  • 設定項目は、「ボリュームタイプ別設定項目 (自動設定時)」または「ボリュームタイプ別設定項目 (手動設定時)」を参照してください。

WSVの作成

  • RAIDグループの選択方法は「手動」だけです。

  • WSVを構成するRAIDグループの条件は、以下のとおりです。
    • 同じRAIDレベル (RAID1+0/RAID5/RAID6/RAID5+0/RAID1/RAID0) であること

    • 同じメンバードライブ数であること

    • 同じStripe Depthであること

    • 同じドライブタイプ (Online/Nearline/SSD/NVMe SSD/Online SED/Nearline SED/SSD SED/NVMe SSD SED) であること

      (WSVのアクセス性能が低下するため、RAIDグループ選択情報の「ドライブタイプ」に単一のドライブタイプを選択することを推奨します。「Online/Nearline」および「Online SED/Nearline SED」の選択は推奨しません。)

    • 同じドライブ回転数であること

      (回転数の異なるドライブで構成したRAIDグループを選択することも可能です。しかし、WSVのアクセス性能が低下するため、回転数を同じにすることを推奨します。RAIDグループを構成するドライブの回転数は、[ RAIDグループ詳細 ] 画面の [ ドライブ ] タブで確認できます。)

    • 同じセクターフォーマット(AF(Advanced Format)対応/AF非対応)のドライブであること

      (同じセクターフォーマットのドライブで構成したRAIDグループを選択することを推奨します。)

    • 同じ鍵グループ設定状態であること

      (ドライブタイプが「Online SED」、「Nearline SED」、「SSD SED」、「NVMe SSD SED」、または「Online SED/Nearline SED」の場合、鍵グループ有効のRAIDグループと鍵グループ無効のRAIDグループを選択することも可能ですが、鍵グループ設定状態を同じにすることを推奨します。鍵グループ設定状態は、[ RAIDグループ選択 ] 画面に表示される「暗号化」で確認できます。)

    • 連結するボリューム容量以上の連続する空き領域があること

  • RAIDグループの連結数は、2 ~ 64 です。

  • WSVの容量は、24 MB ~ 128 TB です。

  • WSVの容量を拡張する場合は LUNコンカチネーションではなく、RAIDマイグレーションを使用します。詳細は「RAIDマイグレーション開始」を参照してください。

  • WSVを構成するRAIDグループは、RAIDグループ容量を拡張できません(LDE は不可)。詳細は「RAIDグループ容量拡張」を参照してください。

  • 設定項目は、「ボリュームタイプ別設定項目 (手動設定時)」を参照してください。

Deduplication/Compressionボリュームの作成

  • 以下のすべての条件を満たす場合、Deduplication/Compressionボリュームを作成できます。
    • 装置がETERNUS DX600 S6/DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6であること

    • シン・プロビジョニング機能が有効であること

    • シン・プロビジョニングプール容量が枯渇状態でないこと

    • 装置のDeduplication/Compression が有効であること

    • Deduplication/Compressionボリュームの作成先TPPのDeduplication、Compression、またはDeduplicationおよびCompressionの両方の設定(ここでは、「TPPのDeduplication/Compression設定」と表記)が有効であること

    • Deduplication/Compressionボリュームの作成先TPPに所属するデータコンテナボリュームのステータスが「Readying」、「Not Ready」、「Broken」、および「Data Lost」でないこと

  • Deduplication/Compressionボリュームは、Deduplication、Compression、またはDeduplicationおよびCompressionの両方に「有効にする」を選択したTPVです。Deduplication/Compressionが同じ設定状態のTPPに作成します。

  • TPPの選択方法には「自動」と「手動」があります。

  • ホストからのI/Oと同期してデータの Deduplication、Compression、またはDeduplicationおよびCompressionの両方を行います。

  • Deduplication/Compressionボリュームは、ボリューム作成時にホストI/Oに関係なく、ボリュームあたりチャンクサイズ分の物理領域が使用されます。ボリューム作成前にTPPの空き容量を確認してください。

  • 1回の操作で作成できるDeduplication/Compressionボリュームの総論理容量は、2 PBです。

  • お客様が1つのTPPに実際に作成できるDeduplication/Compressionボリュームの論理容量の合計は、同一TPP内のデータコンテナボリュームの論理容量で制限されます。
    • Deduplication/Compression機能の効果が見積もれない場合、データコンテナボリュームの論理容量未満にすることを推奨します。

    • Deduplication/Compression機能の効果が見積もれる場合、データコンテナボリュームの論理容量の最大10倍以下にしてください。

  • TPPのDeduplication/Compression設定が有効な場合、Deduplication/Compression 対象ボリューム(Deduplication/Compression が有効なボリューム)とDeduplication/Compression 非対象ボリューム(Deduplication/Compression が無効なTPV)を混在して作成できます。ただし、混在させた場合、非対象ボリューム(TPV)の性能が低下します。非対象ボリューム(TPV)の性能低下を軽減させたい場合は、同一TPP内に対象ボリュームと非対象ボリューム(TPV)を混在させないでください。

  • データコンテナボリュームの論理容量を超えるようなDeduplication/Compressionボリュームを繰り返し削除、またはフォーマットした場合、一時的な容量不足でDeduplication/Compressionボリュームの作成が失敗することがあります。エラーが発生した場合、しばらく待って本機能を実施してください。

  • Deduplication/Compression非対象ボリューム (TPV) を Deduplication/Compression対象ボリュームに変更できます。また、その逆も可能です。詳細は、「RAIDマイグレーション開始」を参照してください。

  • Deduplication/Compressionボリュームの容量は、装置に作成されるTPVの「総論理容量」には含まれません。詳細は、「シン・プロビジョニングプール(基本情報)」を参照してください。

  • Deduplication/Compressionボリュームにおいて、以下の情報を確認できます。詳細は、「ボリューム(基本情報)」を参照してください。
    • 該当TPVに書き込まれた圧縮前のデータ容量(オリジナルデータサイズ)

    • 圧縮前のデータ容量を使用容量とした使用率

  • Deduplication/Compressionボリュームにおいて、以下の性能情報を確認できます。詳細は、「性能情報(ホストI/O)」を参照してください。
    • ホストからDeduplication/Compressionボリュームに書き込まれたデータの圧縮率

    • 圧縮処理の基本データサイズに合わなかったデータの割合(Unaligned I/O率)

  • タイプごとの設定項目は、「ボリュームタイプ別設定項目 (自動設定時)」または「ボリュームタイプ別設定項目 (手動設定時)」を参照してください。

ボリュームタイプ別設定項目 (自動設定時)(設定要:

設定項目 Standard

Block

-TPV

Dedup

-TPV

SDV SDPV
新しいボリューム 名前
容量
-
タイプ
ボリューム容量SDVのみ - - -
-
Deduplication -

- -
Compression -

- -
Allocation -
- - -
RAIDグループ/TPPの選択 自動
データ保護
- - - -
自動設定 ドライブタイプ
RAIDレベル
鍵グループ
- -
ボリューム数
開始番号
桁数
CMによる暗号化

ボリュームタイプ別設定項目 (手動設定時)(設定要:

設定項目 通常運用時の設定項目
Standard

External

-Standard

(*1)

Block

-TPV

Dedup

-TPV

SDV SDPV WSV (*2)
新しいボリューム 名前
容量
-
-
タイプ
ボリューム容量SDVのみ - - - -
- -
外部ドライブを使用

- - - - -
Deduplication - -

- - -
Compression - -

- - -
Allocation - -
- - - -
RAIDグループ/TPPの選択 手動 - 手動 -
データ保護
- - - - - -
設定項目 「ボリュームNo.」指定時の設定項目 「最大空き容量をすべて使用」指定時の設定項目
Standard

External

-Standard

(*1)

Block

-TPV

Dedup

-TPV

SDV SDPV WSV (*2) Standard SDPV WSV (*2)
新しいボリューム 名前
容量
-
-
- - -
タイプ
ボリューム容量SDVのみ - - - -
- - - - -
外部ドライブを使用

- - - - -

- -
Deduplication - -

- - - - - -
Compression - -

- - - - - -
Allocation - -
- - - - - - -
RAIDグループ/TPPの選択 手動 - 手動 - 手動 -
データ保護
- - - - - -
- -
設定項目 通常運用時の設定項目
Standard

External

-Standard

(*1)

Block

-TPV

Dedup

-TPV

SDV SDPV WSV (*2)

手動設定

または

手動設定

(ボリューム情報)

最大空き容量をすべて使用

-

ボリュームNo.

開始番号
桁数
CMによる暗号化
- - -

ボリューム数

(RAIDグループ)

- - -
-

ボリューム数

(TPP)

- -
- - -

ボリューム数

(WSV)

- - - - - -
外部RAIDグループ選択チェックボックス -
- - - - -

手動設定

(RAIDグループ選択情報)

ドライブタイプ - - - - - -
RAIDレベル - - - - - -
メンバードライブ数 - - - - - -
設定項目 「ボリュームNo.」指定時の設定項目 「最大空き容量をすべて使用」指定時の設定項目
Standard

External

-Standard

(*1)

Block

-TPV

Dedup

-TPV

SDV SDPV WSV (*2) Standard SDPV WSV (*2)

手動設定

または

手動設定

(ボリューム情報)

最大空き容量をすべて使用

-

ボリュームNo.

開始番号 - - - - - - -
桁数 - - - - - - -
CMによる暗号化
- - -

ボリューム数

(RAIDグループ)

「1」固定 - - - 「1」固定 「1」固定 -
-

ボリューム数

(TPP)

- - 「1」固定 「1」固定 - - - - - -

ボリューム数

(WSV)

- - - - - - 「1」固定 - -
外部RAIDグループ選択チェックボックス - 1つ選択 - - - - - - - -

手動設定

(RAIDグループ選択情報)

ドライブタイプ - - - - - -
- -
RAIDレベル - - - - - -
- -
メンバードライブ数 - - - - - -
- -
*1  :  外部RAIDグループに作成する外部ボリュームです。ここでは、「External-Standard」と呼びます。
*2  :  以下の項目は高度な設定に相当します。通常、初期値を変更する必要はありません。
  • 手動設定(ボリューム情報)の「Wide Stripe Size」および「連結順指定」

  • 手動設定(RAIDグループ選択情報)の「Stripe Depth」

新しいボリューム

項目 説明 設定値

名前

ボリューム名を入力します。

すでに存在するボリューム名は付けられません。「$SYSVOL」、「$VVOL_META」、または「$DATA_CNTNR」で始まるボリューム名は付けられません。

一度の操作で複数のボリュームを作成する場合、ボリュームには自動的に名前が付けられます。詳細は、ボリューム作成時の命名方法 を参照してください。

1 ~ 32文字の半角英数字記号

(ただし","、"?" を除く)

半角スペース

容量

ボリュームの容量を入力し、単位を選択します。

容量は「.」(小数点)を含めて最大15文字入力できます。ただし、単位に「MB」を選択した場合、小数点以下が切り捨てられます。単位に「GB」または「TB」を選択した場合、MB換算値の小数点以下が切り捨てられます。

Caution
  • 以下の場合、エラー画面が表示されます。
    • RAIDグループの空き容量が不足している

    • 1回の操作で作成できる TPVまたはDeduplication/Compressionボリュームの総容量が2 PBを超えている
      • 自動設定の場合

        総容量 = 容量 × ボリューム数

      • 手動設定の場合

        総容量 = 容量 × TPPごとのボリューム数の総和

  • 手動設定で「最大空き容量をすべて使用」を有効にした場合、容量を入力する必要はありません。入力した容量と選択した単位は無効になります。

  • 「最大空き容量」と同じ容量を同じ形式(GB/TB単位で同じ桁数)で入力した場合、最大空き容量をすべて使用します。補正せずに入力した容量で追加したい場合は、MB単位で入力してください。

  • SnapOPCまたはSnapOPC+ を使用する場合は、以下のいずれかのタイプのボリュームを作成してください。
    • SDVおよびSDPV(SDV は必要最小限の容量)

    • TPV

  • Deduplication/Compressionボリュームの最大論理容量(TPP内のDeduplication/Compressionボリュームの論理容量の総和)は、該当TPP内のデータコンテナボリュームの論理容量に依存します。Deduplication/Compression機能の効果が見積もれない場合、Deduplication/Compressionボリュームの最大論理容量をデータコンテナボリュームの論理容量未満にすることを推奨します。

  • RAIDグループにボリュームを複数作成する場合、ユーザー容量の最大量分を作成できない場合があります。ユーザー容量を無駄なく使用するためには、ボリュームのサイズを基本サイズ(ストライプサイズ)の整数倍にしてください。詳細は、「RAIDレベルごとの基本サイズ」を参照してください。

  • 以下のすべての条件を満たす場合、容量を入力できません。
    • タイプに「Standard」を選択した

    • 外部ドライブを使用の「有効にする」のチェックボックスをオンにした

Note
  • 最大空き容量を超えるボリュームは、既存ボリュームにRAIDグループの空き容量を連結して作成します。本機能だけでは作成できません。詳細は、「ボリューム容量拡張」を参照してください。

  • SDVを作成したとき、24(MB) + 「ボリューム容量SDVのみ」 × 0.1 [%] が自動的に確保されます。本項目の設定は必要ありません。24(MB)は、ボリュームの最小容量です。「ボリューム容量SDVのみ」 × 0.1 [%] は、SDVの制御情報領域の容量です。

  • Deduplication/Compressionボリュームの容量は、TPVの入力条件に従います。

  • 入力文字数は「.」(小数点)および「.」(小数点)前の「0」も1文字として数えます。

    (例) 0.1234567890123(15文字)

Standard、WSV、TPVの場合

24 MB ~ 128 TB(半角数字)

SDPVの場合

1 GB ~ 2 TB(半角数字)

単位:MB/GB/TB

タイプ

ボリュームの種別を選択します。

RAIDグループの一覧から本機能を実行した場合、「Standard」、「Snap Data Volume」、および「Snap Data Pool Volume」が表示されます。ただし、選択したRAIDグループが「RAID6-FR」の場合、「Standard」だけが表示されます。

シン・プロビジョニングプールの一覧から本機能を実行した場合、「Thin Provisioning Volume」だけが表示されます。

アドバンスト・コピー機能のライセンスが登録されている場合、「Snap Data Volume」が表示されます。

Note
  • 外部RAIDグループにボリュームを作成する場合、「Standard」を選択してください。

Standard

Wide Striping Volume

Thin Provisioning Volume

Snap Data Volume

Snap Data Pool Volume

ボリューム容量SDVのみ

コピー元ボリュームの容量を入力し、単位を選択します。

「タイプ」が「Snap Data Volume」の場合にだけ入力できます。

24 MB~ 128 TB(半角数字)

単位:TB/GB/MB

外部ドライブを使用

外部ドライブ を使用してボリュームを作成する場合、「有効にする」のチェックボックスをオンにします。

タイプが「Standard」の場合だけチェックボックスのオンまたはオフが有効です。

「有効にする」のチェックボックスをオンにした場合、外部RAIDグループ一覧 が表示されます。

本項目は、無停止ストレージマイグレーションライセンスが登録されている場合だけ表示されます。

Note
  • 1つの外部ドライブから、1つの外部RAIDグループを作成します。詳細は、「外部RAIDグループ作成」を参照してください。

  • 1つの外部RAIDグループに、1つの外部ボリュームを作成します。複数の外部RAIDグループを指定してボリュームを作成すると、外部RAIDグループ数分の外部ボリュームが作成されます。

「有効にする」のチェックボックス

オン

オフ

Deduplication

ボリュームを DeduplicationまたはCompressionの対象とするかどうかを選択します。

本項目は、装置のDeduplication/Compression が有効な場合だけ表示されます。Deduplication/Compressionをサポートしていないモデルではそれぞれ表示されません。タイプに「Thin Provisioning Volume」を選択した場合だけ設定が有効です。

選択状態により、ボリュームがTPPに作成されます。

詳細は、「選択状態によりTPPに作成されるボリューム」を参照してください。

有効にする

無効にする

Compression

Allocation

ボリュームの Allocation方式を選択します。

  • Thin

    Write I/O を受け付けた時点で、ボリュームの対象領域に物理領域を割り当てます。

  • Thick

    ボリューム作成時にボリュームの全領域に対して、物理領域を割り当てます。

以下のすべての条件を満たす場合だけ、設定が有効です。

  • タイプに「Thin Provisioning Volume」を選択した

  • DeduplicationおよびCompressionの両方に「無効にする」を選択した

Thin

Thick

RAIDグループ/TPPの選択

RAIDグループ、またはシン・プロビジョニングプールの選択方法を選択します。

  • 自動

    ボリュームを作成するRAIDグループ、またはシン・プロビジョニングプールが自動で選択されます。

  • 手動

    ボリュームを作成するRAIDグループ、またはシン・プロビジョニングプールを手動で選択します。

RAIDグループの一覧、またはシン・プロビジョニングプールの一覧から本機能を実行した場合、「手動」だけが表示されます。

Caution
  • 以下の場合、本項目に「手動」が選択された状態になります。「自動」は選択できません。
    • タイプに「Wide Striping Volume」を選択した

    • タイプに「Standard」を選択し、外部ドライブを使用の「有効にする」のチェックボックスをオンにした

自動

手動

データ保護

ボリュームのデータ保護方式を選択します。

  • デフォルト

    装置内でデータを保護します。

  • T10-DIF

    装置内およびホスト経路で、T10-DIF (Data Integrity Field) に準拠したデータ保護をします。ホストインターフェースがFCの場合だけ有効です。

以下のすべての条件を満たす場合だけ、設定が有効です。

  • タイプに「Standard」を選択した

  • 外部ドライブを使用の「有効にする」のチェックボックスをオフにした

Caution
  • データ保護方式は、ボリューム作成後に変更できません。

  • 「T10-DIF」は、Oracle Linux 6以降でのみサポートします。

デフォルト

T10-DIF

選択状態によりTPPに作成されるボリューム(作成可能:作成不可:-)

選択条件 作成されるボリューム 作成先TPPのDeduplication/Compression設定
Deduplication Compression

Deduplication

だけ有効

Compression

だけ有効

Deduplication

および

Compression

の両方が有効

Deduplication

および

Compression

の両方が無効

有効にする 有効にする DeduplicationおよびCompressionの両方が有効なDeduplication/Compressionボリューム - -
-
有効にする 無効にする Deduplication だけが有効なDeduplication/Compressionボリューム
- - -
無効にする 有効にする Compression だけが有効なDeduplication/Compressionボリューム -
- -
無効にする 無効にする DeduplicationおよびCompression が両方とも無効なTPV

自動設定

項目 説明 設定値

ドライブタイプ

ドライブの種別を選択します。

装置に搭載されたドライブにより、選択できるタイプだけが選択肢として表示されます。

DeduplicationまたはCompression に「有効にする」を選択した場合、Deduplication/Compression設定が有効なTPPのドライブタイプが表示されます。

DeduplicationおよびCompression に「無効にする」を選択した場合、装置に登録されているすべてのTPPのドライブタイプが表示されます。

Note
  • 「Online」を選択した場合、「Online」だけ、または「Online」および「Nearline」が混在した構成のRAIDグループにボリュームが作成されます。

  • 「Online SED」を選択した場合、「Online SED」だけ、または「Online SED」および「Nearline SED」が混在した構成のRAIDグループにボリュームが作成されます。

ドライブ種別を参照

RAIDレベル

RAIDレベルを選択します。

指定したボリュームタイプとドライブタイプにより、選択できるRAIDレベルだけが選択肢として表示されます。

DeduplicationまたはCompression に「有効にする」を選択した場合、Deduplication/Compression設定が有効なTPPのRAIDレベルが表示されます。

DeduplicationおよびCompression に「無効にする」を選択した場合、装置に登録されているすべてのTPPのRAIDレベルが表示されます。

RAIDレベルを参照

鍵グループ

鍵グループ (*1) に設定されているRAIDグループにボリュームを作成する場合は「有効」を、鍵グループに設定されていないRAIDグループにボリュームを作成する場合は「無効」を選択します。

ボリュームタイプが「Standard」、「SDV」、または「SDPV」で、ドライブタイプが「SED」の場合だけ対象になります。選択できる設定状態(有効/無効)だけが選択肢として表示されます。そのほかのドライブタイプの場合、空白になります。

Note
  • 新しいボリュームの「タイプ」で「Thin Provisioning Volume」を指定した場合は、有効は選択できません。

*1  :  鍵グループとは、同じSED認証鍵を使用するRAIDグループをグループ化したものです。

有効

無効

空白

ボリューム数

作成するボリューム数を指定します。

[ モデルごとに作成できる最大ボリューム数 ]
  • ETERNUS DX600 S6の場合、16384

  • ETERNUS DX900 S6の場合、65535

  • ETERNUS DX8100 S6の場合、16384

  • ETERNUS DX8900 S6の場合、65535

Note
  • ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6の場合、一度の操作で作成できる最大ボリューム数は1024個です。ETERNUS DX600 S6またはETERNUS DX8100 S6の場合、制限はありません。

ETERNUS DX600 S6の場合:1(初期値)~16384

ETERNUS DX900 S6の場合:1(初期値)~1024

ETERNUS DX8100 S6の場合:1(初期値)~16384

ETERNUS DX8900 S6の場合:1(初期値)~1024

開始番号

作成するボリューム名に付加する開始番号を選択します。初期値 「0」 を変更する場合に設定が必要です。

ボリューム数に「1」を指定した場合は、開始番号を選択できません。

0(初期値)~ 99999

桁数

作成するボリューム名に付加する番号の桁数を選択します。初期値 「1」 を変更する場合に設定が必要です。

ボリューム数に「1」を指定した場合は、桁数を選択できません。

1(初期値)~ 5桁

CMによる暗号化

作成するボリュームの暗号化を有効にする場合は「有効」を、無効にする場合は「無効」を選択します。

以下の場合、「有効」は選択できません。

  • 暗号化モードが無効

  • ドライブタイプに「Online SED」、「Nearline SED」、「SSD SED」、または「NVMe SSD SED」を選択した

この項目および「ドライブタイプ」の組み合わせにより、ボリュームが作成されるRAIDグループ、またはTPPを決定します。

  • ドライブタイプに「Online SED」、「Nearline SED」、「SSD SED」、または「NVMe SSD SED」を選択した場合

    該当のSEDで構成されているRAIDグループ、またはTPPにボリュームが作成されます。

  • そのほかのドライブタイプを選択した場合
    • 「有効」を指定した場合

      CMで暗号化されたボリュームが作成されます。ボリュームがTPVの場合、CMで暗号化されたTPPにボリュームが作成されます。

    • 「無効」を指定した場合

      暗号化されていないボリュームが作成されます。ボリュームがTPVの場合、暗号化されていないTPP にボリュームが作成されます。

有効

無効

手動設定(作成するボリュームが Standard、SDV、またはSDPVの場合)

項目 説明 設定値

最大空き容量をすべて使用

RAIDグループの最大空き容量を使用して指定した数のボリュームを作成する場合、「有効にする」のチェックボックスをオンにします。

タイプが「Standard」または「SDPV」の場合だけチェックボックスをオンまたはオフにできます。

「有効にする」のチェックボックスをオンにした場合、RAIDグループごとに「最大空き容量」で表示される空き領域に指定した「ボリューム数」分のボリュームが作成されます。

Caution
  • 「有効にする」のチェックボックスをオンにした場合、「新しいボリューム」で入力した容量と選択した単位は無効になります。

  • 作成するボリュームの容量は表示されません。作成後に [ ボリューム ] 画面から確認してください。

  • 以下のすべての条件を満たす場合、本項目は設定できません。
    • タイプに「Standard」を選択した

    • 外部ドライブを使用の「有効にする」のチェックボックスをオンにした

「有効にする」のチェックボックス

オン

オフ

開始番号

作成するボリューム名に付加する開始番号を選択します。初期値 「0」 を変更する場合に設定が必要です。

以下の場合、開始番号を選択できません。

  • ボリューム数に「0」または「1」を指定した

  • ボリューム数が「1」固定(ボリューム数を指定しない)

  • 外部RAIDグループ選択チェックボックスの選択数が「0」または「1」

0(初期値)~ 99999

桁数

作成するボリューム名に付加する番号の桁数を選択します。初期値 「1」 を変更する場合に設定が必要です。

以下の場合、桁数を選択できません。

  • ボリューム数に「0」または「1」を指定した

  • ボリューム数が「1」固定(ボリューム数を指定しない)

  • 外部RAIDグループ選択チェックボックスの選択数が「0」または「1」

1(初期値)~ 5桁

ボリュームNo.

作成するボリュームの番号を指定する場合は、「指定する」のチェックボックスをオンにしてから、ボリュームNo.を入力します。

Caution
  • すでに使用しているボリュームNo.は指定できません。

「指定する」のチェックボックス

オン

オフ

ボリュームNo.

半角数字(10進数)

各モデルで指定できるボリュームNo.は以下のとおりです。

ETERNUS DX600 S6の場合:

0(初期値)~ 16383

ETERNUS DX900 S6の場合:

0(初期値)~ 65534

ETERNUS DX8100 S6の場合:

0(初期値)~ 16383

ETERNUS DX8900 S6の場合:

0(初期値)~ 65534

CMによる暗号化

作成するボリュームの暗号化を有効にする場合は「有効」を、無効にする場合は「無効」を選択します。

暗号化モードが無効の場合、「有効」は選択できません。

Caution
  • ドライブタイプが「Online SED」、「Nearline SED」、「SSD SED」、または「NVMe SSD SED」のRAIDグループにボリュームを作成する(ボリューム数に「1」以上を設定する)場合、本項目に「無効」を選択してください。

  • 以下のすべての条件を満たす場合、本項目は選択できません。
    • タイプに「Standard」を選択した

    • 外部ドライブを使用の「有効にする」のチェックボックスをオンにした

有効

無効

RAIDグループ一覧

項目 説明

RAIDグループ名

RAIDグループ名が表示されます。

ドライブタイプ

RAIDグループを構成するドライブの種別が表示されます。

詳細は、ドライブ種別を参照してください。

RAIDレベル

RAIDレベルが表示されます。

指定したボリュームタイプにより、作成できるRAIDレベルのRAIDグループだけが一覧に表示されます。

詳細は、RAIDレベルを参照してください。

ドライブ数

ドライブの数が表示されます。

ボリューム数

それぞれのRAIDグループに作成するボリュームの数を指定します。

[ 最大件数の再計算 ] ボタンをクリックすると、指定した容量でそれぞれのRAIDグループに作成できる最大ボリューム数が表示されます。容量を入力していない場合(「最大空き容量をすべて使用」を有効にした場合を含む)、それぞれのRAIDグループに作成できる最大ボリューム数が表示されます。

「CMによる暗号化」に「有効」を選択した場合、ドライブタイプが「Online SED」、「Nearline SED」、「SSD SED」、および「NVMe SSD SED」のRAIDグループにはボリュームを作成できません。モデルごとに作成できる最大ボリューム数については、[ モデルごとに作成できる最大ボリューム数 ] を参照してください。

Note
  • ボリュームNo.を指定してボリュームを作成する場合、一度の操作で作成できるのは1ボリュームです。ボリュームを作成するRAIDグループのボリューム数に「1」を入力してください。

  • ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6の場合、一度の操作で作成できるボリューム数の総和は1024個です。ETERNUS DX600 S6またはETERNUS DX8100 S6の場合、制限はありません。

総容量

RAIDグループの総容量が表示されます。

総空き容量

RAIDグループ内の空き領域の合計が表示されます。

空き領域とは、RAIDグループ内でボリュームを未登録の領域、およびボリュームの登録/削除によって分散して空いている領域を指します。

最大空き容量

RAIDグループ内の最大空き容量が表示されます。

暗号化

ドライブタイプに「Online SED」、「Nearline SED」、「SSD SED」、または「NVMe SSD SED」を選択した場合、RAIDグループの暗号化状態(鍵グループ設定状態)が表示されます。

そのほかのドライブタイプを選択した場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

  • SED(鍵グループ有効)

    SEDで構成したRAIDグループが鍵グループに設定されている

  • SED(鍵グループ無効)

    SEDで構成したRAIDグループが鍵グループに設定されていない

外部RAIDグループ一覧

外部RAIDグループ一覧は、以下のすべての条件を満たす場合だけ表示されます。

  • 無停止ストレージマイグレーションライセンスが登録されている

  • 外部ドライブを使用の「有効にする」のチェックボックスをオンにした

項目 説明

外部RAIDグループ選択チェックボックス

ボリュームを作成する外部RAIDグループのチェックボックスをオンにします。

1つの外部RAIDグループに、1つの外部ボリュームを作成します。複数の外部RAIDグループを指定してボリュームを作成すると、外部RAIDグループ数分の外部ボリュームが作成されます。すべての外部RAIDグループを選択する場合は、「RAIDグループ名」の左横のチェックボックスをオンにします。

[ モデルごとに作成できる最大外部ボリューム数 ]

  • ETERNUS DX600 S6の場合、8192

  • ETERNUS DX900 S6の場合、16384

  • ETERNUS DX8900 S6の場合、16384

Note
  • モデルごとに作成できるボリュームの最大数には、外部ボリュームの数も含まれています。モデルごとに作成できる最大ボリューム数については、[ モデルごとに作成できる最大ボリューム数 ] を参照してください。

  • すでに外部ボリュームが作成されている外部RAIDグループは、外部RAIDグループ一覧に表示されません。

RAIDグループ名

外部RAIDグループ名が表示されます。

用途

外部RAIDグループの使用用途が表示されます。

  • Migration

    データ移行で使用する外部RAIDグループです。

外部LU情報

外部RAIDグループが外部LU情報 を引き継ぐかどうかが表示されます

外部LU情報を引き継ぐ外部ドライブから作成した外部RAIDグループは、「引き継ぐ」が表示されます。

外部LU情報を引き継がない外部ドライブから作成した外部RAIDグループは、「-」(ハイフン)が表示されます。

総容量

外部RAIDグループの総容量が表示されます。

手動設定(作成するボリュームが TPV、またはDeduplication/Compressionボリュームの場合)

項目 説明 設定値

開始番号

作成するボリューム名に付加する開始番号を選択します。初期値 「0」 を変更する場合に設定が必要です。

ボリューム数に「0」または「1」を指定した場合は、開始番号を選択できません。

0(初期値)~ 99999

桁数

作成するボリューム名に付加する番号の桁数を選択します。初期値 「1」 を変更する場合に設定が必要です。

ボリューム数に「0」または「1」を指定した場合は、桁数を選択できません。

1(初期値)~ 5桁

ボリュームNo.

作成するボリュームの番号を指定する場合は、「指定する」のチェックボックスをオンにしてから、ボリュームNo.を入力します。

Caution
  • すでに使用しているボリュームNo.は指定できません。

「指定する」のチェックボックス

オン

オフ

ボリュームNo.

半角数字(10進数)

各モデルで指定できるボリュームNo.は以下のとおりです。

ETERNUS DX600 S6の場合:

0(初期値)~ 16383

ETERNUS DX900 S6の場合:

0(初期値)~ 65534

ETERNUS DX8100 S6の場合:

0(初期値)~ 16383

ETERNUS DX8900 S6の場合:

0(初期値)~ 65534

TPP一覧

項目 説明

シン・プロビジョニングプール名

TPP名が表示されます。

ドライブタイプ

TPPを構成するドライブの種別が表示されます。

詳細は、ドライブ種別を参照してください。

RAIDレベル

RAIDレベルが表示されます。

詳細は、RAIDレベルを参照してください。

ボリューム数

それぞれのTPPに作成するボリュームの数を指定します。

DeduplicationまたはCompression に「有効にする」を選択した場合、Deduplication/Compression設定が有効のTPPだけボリューム数を入力できます。

モデルごとに作成できる最大ボリューム数については、[ モデルごとに作成できる最大ボリューム数 ] を参照してください。

Note
  • ボリュームNo.を指定してボリュームを作成する場合、一度の操作で作成できるのは1ボリュームです。ボリュームを作成するTPPのボリューム数に「1」を入力してください。

  • ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6の場合、一度の操作で作成できるボリューム数の総和は1024個です。ETERNUS DX600 S6またはETERNUS DX8100 S6の場合、制限はありません。

総容量

TPPの総容量が表示されます。

総空き容量

TPP内の空き領域の合計が表示されます。

空き領域とは、TPP内でボリュームを未割り当ての領域、およびボリュームの登録/削除によって分散して空いている領域を指します。

暗号化

TPPの暗号化状態が表示されます。

  • CM

    CMによる暗号化

  • 「-」(ハイフン)

    暗号化されていない

  • SED

    SED による暗号化

Deduplication

TPPのDeduplicationの設定状況、およびDeduplicationのステータスが表示されます。

  • 有効

    TPPのDeduplication が有効で、Deduplicationの状態が正常です。

  • 無効

    TPPのDeduplication が無効です。

  • 異常

    TPPのDeduplication が有効で、Deduplicationの状態が異常です。

  • 「-」(ハイフン)

    TPPのDeduplication が有効で、情報の取得に失敗しました。

本項目は、装置のDeduplication/Compression が有効の場合だけ表示されます。Deduplication/Compressionをサポートしていないモデルではそれぞれ表示されません。

Compression

TPPのCompressionの設定状況、およびCompressionのステータスが表示されます。

  • 有効

    TPPのCompression が有効で、Compressionの状態が正常です。

  • 無効

    TPPのCompression が無効です。

  • 異常

    TPPのCompression が有効で、Compressionの状態が異常です。

  • 「-」(ハイフン)

    TPPのCompression が有効で、情報の取得に失敗しました。

本項目は、装置のDeduplication/Compression が有効の場合だけ表示されます。Deduplication/Compressionをサポートしていないモデルではそれぞれ表示されません。

手動設定(作成するボリュームが WSVの場合)

WSVは、複数のRAIDグループから同一容量のボリュームを連結して作成します。WSVのボリューム情報やRAIDグループ選択情報を入力し、連結するRAIDグループを指定してください。

Caution
  • WSVを構成するRAIDグループは、RAIDグループ容量を拡張できません(LDEは不可)。

ボリューム情報

WSVの基本情報を選択します。

項目 説明 設定値

最大空き容量をすべて使用

選択したRAIDグループの最大空き容量を使用して指定した数のWSVを作成する場合、「有効にする」のチェックボックスをオンにします。

WSVは複数のRAIDグループから同一容量の領域を連結して作成されます。「有効にする」のチェックボックスをオンにした場合、連結するRAIDグループの中で一番小さな「最大空き容量」を基準に指定した「ボリューム数」分のWSVが作成されます。

Caution
  • 「有効にする」のチェックボックスをオンにした場合、「新しいボリューム」で入力した容量と選択した単位は無効になります。

  • 作成するボリュームの容量は表示されません。作成後に [ ボリューム ] 画面から確認してください。

「有効にする」のチェックボックス

オン

オフ

ボリューム数

作成するボリュームの数を指定します。ただし、連結順指定に「手動」を選択した場合は、「1」が表示されます。ボリューム数を指定できません。モデルごとに作成できる最大ボリューム数については、[ モデルごとに作成できる最大ボリューム数 ] を参照してください。

Caution
  • ボリュームNo.を指定してボリュームを作成する場合、一度の操作で作成できるのは1ボリュームです。ボリューム数に「1」を入力してください。

1 ~ 128

0(初期値)

開始番号

作成するボリューム名に付加する開始番号を選択します。初期値 「0」 を変更する場合に設定が必要です。

ボリューム数に「0」または「1」を指定した場合は、開始番号を選択できません。

本項目は、連結順指定に「自動」を選択した場合に表示されます。

0(初期値)~ 99999

桁数

作成するボリューム名に付加する番号の桁数を選択します。初期値 「1」 を変更する場合に設定が必要です。

ボリューム数に「0」または「1」を指定した場合は、桁数を選択できません。

本項目は、連結順指定に「自動」を選択した場合に表示されます。

1(初期値)~ 5桁

ボリュームNo.

作成するボリュームの番号を指定する場合は、「指定する」のチェックボックスをオンにしてから、ボリュームNo.を入力します。

Caution
  • すでに使用しているボリュームNo.は指定できません。

「指定する」のチェックボックス

オン

オフ

ボリュームNo.

半角数字(10進数)

各モデルで指定できるボリュームNo.は以下のとおりです。

ETERNUS DX600 S6の場合:

0(初期値)~ 16383

ETERNUS DX900 S6の場合:

0(初期値)~ 65534

ETERNUS DX8100 S6の場合:

0(初期値)~ 16383

ETERNUS DX8900 S6の場合:

0(初期値)~ 65534

Wide Stripe Size

ボリュームの Wide Stripe Size を「Normal」と「Small」から選択します。

「Wide Stripe Size」とは、各RAIDグループに順番に割り当てる WSV Unitのサイズです。通常は、初期値 (「Normal」) を変更する必要はありません。

  • Normal

    RAIDレベルごとに持つ基本サイズ (*1)の整数倍で16 MB以下になる最大サイズです。

    実サイズは、RAIDグループのタイプ、メンバードライブ数、およびStripe Depth に依存します。

    ランダムライトアクセス性能を向上させたい場合に選択します。

  • Small

    RAIDレベルごとに持つ基本サイズの整数倍で2 MB以下になる最大サイズです。

    実サイズは、RAIDグループのタイプ、メンバードライブ数、およびStripe Depth に依存します。

    分割サイズが小さいため、複数のRAIDグループにまたがるホストアクセスが多くなり、ホストIOによっては性能劣化が発生しやすくなります。

*1  :  ボリューム作成時の基本サイズ(ストライプサイズ)のことです。詳細は、「RAIDレベルごとの基本サイズ」を参照してください。
Caution
  • 基本サイズが2 MBを超える場合、Wide Stripe Size は「Small」を指定しても、基本サイズになります。

  • 本機能では、WSV作成後に「Wide Stripe Size」を変更できません。「Wide Stripe Size」を変更する場合は、「RAIDマイグレーション開始」を使用してください。

Normal(初期値)

Small

連結順指定

RAIDグループの連結順指定を「自動」と「手動」から選択します。通常は、初期値(「自動」)を変更する必要はありません。

  • 自動

    RAIDグループの連結順位を自動的に決めます。

    すでに複数のWSVが登録されている場合、担当CM割り当てをできるだけ均等に分散できるRAIDグループが連結順位[1]になります。なお、複数のRAIDグループが条件に該当する場合は、その中で最も小さな番号のRAIDグループが連結順位[1]になります。RAIDグループは、連結順位[1](先頭)から昇順に連結し、末尾のRAIDグループが先頭のRAIDグループに連結します。

    連結順位が1番目のRAIDグループに属するボリュームが「代表ボリューム」です。

  • 手動

    RAIDグループの連結順位を手動で並び替えます。

自動(初期値)

手動

CMによる暗号化

作成するボリュームの暗号化を有効にする場合は「有効」を、無効にする場合は「無効」を選択します。

暗号化モードが無効の場合、「有効」は選択できません。

Caution
  • ドライブタイプに「Online SED」、「Nearline SED」、「SSD SED」、「NVMe SSD SED」、または「Online SED/Nearline SED」を選択した場合、本項目に「無効」を指定してください。

有効

無効

RAIDグループ選択情報

連結するRAIDグループの選択情報を入力します。WSVは、同じ条件のRAIDグループから同一容量の空き領域を連結して作成します。

項目 説明 設定値

ドライブタイプ

RAIDグループを構成するドライブの種別を選択します。

装置に搭載されたドライブにより、選択できるタイプだけが表示されます。

装置にボリュームを作成できるRAIDグループが1つもない場合、空白が表示されます。

Note
  • 「Online」を選択した場合、「Online」だけ、または「Online」および「Nearline」が混在した構成のRAIDグループが指定されます。

  • 「Online SED」を選択した場合、「Online SED」だけ、または「Online SED」および「Nearline SED」が混在した構成のRAIDグループが指定されます。

  • 「Online/Nearline」を選択した場合、「Online」だけ、「Nearline」だけ、または「Online」および「Nearline」が混在した構成のRAIDグループが指定されます。

  • 「Online SED/Nearline SED」を選択した場合、「Online SED」だけ、「Nearline SED」だけ、または「Online SED」および「Nearline SED」が混在した構成のRAIDグループが指定されます。

空白

ドライブ種別を参照

RAIDレベル

RAIDレベルを選択します。

装置にボリュームを作成できるRAIDグループが1つもない場合、空白が表示されます。

空白

RAIDレベルを参照

メンバードライブ数

RAIDグループのメンバードライブ数を選択します。

指定したRAIDレベルにより構成可能なメンバードライブ数が選択肢として表示されます。

装置にボリュームを作成できるRAIDグループが1つもない場合、空白が表示されます。

High Performance (RAID1+0)の場合:

4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32

High Capacity (RAID5)の場合:

3 ~ 16

High Reliability (RAID6)の場合:

5 ~ 16

Reliability (RAID5+0)の場合:

6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32

Mirroring (RAID1)の場合:

2

Striping (RAID0)の場合:

2 ~ 16

Stripe Depth

RAIDグループのStripe Depthを選択します。

指定したRAIDレベルにより選択できる Stripe Depth が異なります。詳細は、設定可能なStripe Depthを参照してください。

RAIDレベルに「Mirroring (RAID1)」を選択した場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

装置にボリュームを作成できるRAIDグループが1つもない場合、空白が表示されます。

64 KB(初期値)

128 KB

256 KB

512 KB

1024 KB

「-」(ハイフン)

空白

連結RAIDグループ数

連結するRAIDグループ数が表示されます。

[ RAIDグループ選択 ] ボタンをクリックしてRAIDグループを追加、または削除すると、連結RAIDグループ数が変更されます。

RAIDグループを選択する前は、空白になります。

 

機能ボタン

ボタン 説明

[ RAIDグループ選択 ]

クリックすると、[ RAIDグループ選択 ] 画面 が表示されます。[ RAIDグループ選択 ] 画面で連結するRAIDグループを選択します。

機能リンク

項目 説明

連結順設定

クリックすると、[ 連結順設定 ] 画面 が表示されます。[ 連結順設定 ] 画面で連結するRAIDグループの連結順位を変更します。

「連結順指定」に「自動」を選択した場合、本機能リンクは表示されません。

[ RAIDグループ選択 ] 画面でRAIDグループを選択すると、連結順を設定できます。

表示内容

[ RAIDグループ選択 ] 画面

連結するRAIDグループを選択します。[ RAIDグループ選択 ] 画面には、RAIDグループ選択情報(ドライブタイプ、RAIDレベル、メンバードライブ数、およびStripe Depth)で指定したすべての条件を満たすRAIDグループが一覧表示されます。ただし、以下のRAIDグループは一覧表に含まれません。

  • TPPに属しているRAIDグループ

  • FTRPに属しているRAIDグループ

  • RECディスクバッファーとして登録されているRAIDグループ

  • Extreme Cache Pool として登録されているRAIDグループ

  • Standard、WSV、SDV、SDPV 以外のボリュームが登録されているRAIDグループ

  • Usage が「Temporary」のRAIDグループ

[ 連結順設定 ] 画面

RAIDグループの連結順位の並び替えを行います。RAIDグループ情報の説明については、[ RAIDグループ選択 ] 画面 を参照してください。

操作手順

Standard、SDV、またはSDPVの作成

   Standard、SDV、またはSDPVの作成先を自動で選択する場合

  1. [ アクション ] から「作成」をクリックします。

  2. タイプに「Standard」、「Snap Data Volume」、または「Snap Data Pool Volume」を選択します。

  3. RAIDグループ/TPPの選択に「自動」を選択します。

  4. 作成するボリュームの詳細を設定し、[ 作成 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。

      • 「名前」が入力条件を満たしていない

      • 「容量」が入力条件を満たしていない

      • SDPVの「容量」がSDPE容量 (1 GB/2 GB/4 GB)の倍数ではない

      • 「ボリューム数」が登録できる最大ボリューム数を超えている

      • RAIDグループの空き容量が不足している

  5. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ボリュームの作成が開始されます。

  6. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ボリューム ] 画面に戻ります。

   Standard、SDV、またはSDPVの作成先を手動で選択する場合

  1. [ アクション ] から「作成」をクリックします。

  2. タイプに「Standard」、「Snap Data Volume」、または「Snap Data Pool Volume」を選択します。

  3. RAIDグループ/TPPの選択に「手動」を選択します。

    Note
    • タイプに「Standard」を選択し、外部ドライブを使用の「有効にする」のチェックボックスをオンにした場合、「手動」が選択された状態になります。

  4. 作成するボリュームの詳細およびボリュームを作成するRAIDグループまたは外部RAIDグループを選択し、[ 作成 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Note
    • ボリュームNo.を指定する場合は、「指定する」のチェックボックスをオンにしてから、ボリュームNo.を入力してください。

    • RAIDグループの最大空き容量を使用して、容量を入力することなくボリュームを作成する場合は、「最大空き容量をすべて使用」の「有効にする」のチェックボックスをオンにしてから、ボリューム数を入力してください。作成できるタイプは、「Standard」と「SDPV」です。

    • 以下のすべての条件を満たす場合、外部RAIDグループ一覧が表示されます。ボリュームを作成する外部RAIDグループを選択してください。
      • タイプに「Standard」を選択した

      • 外部ドライブを使用の「有効にする」のチェックボックスをオンにした

    • すべての外部RAIDグループを選択する場合は、「RAIDグループ名」の左横のチェックボックスをオンにします。

    Caution
    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。
      • 「名前」が入力条件を満たしていない

      • 「容量」が入力条件を満たしていない

      • SDPVの「容量」がSDPE容量 (1 GB/2 GB/4 GB)の倍数ではない

      • 最大空き容量をすべて使用の「有効にする」のチェックボックスがオフで「容量」が未入力

      • 最大空き容量をすべて使用の「有効にする」のチェックボックスがオンで、作成される1つのボリュームの容量が23 MB以下

      • 最大空き容量をすべて使用の「有効にする」のチェックボックスがオンで、作成される1つのボリュームの容量が最大容量を超えている

      • 「指定する」のチェックボックスがオンで「ボリュームNo.」が未入力

      • 「ボリュームNo.」が入力できる範囲を超えている

      • 「ボリュームNo.」がすでに使用されている

      • 「ボリュームNo.」を指定時に「ボリューム数」の総数が1を超えている

      • 「ボリューム数」が登録できる最大ボリューム数を超えている

      • RAIDグループの空き容量が不足している

      • 対象ボリュームが属するRAIDグループでLDEを実行中

      • RAIDグループまたは外部RAIDグループが閉塞している

      • RAIDグループのステータスが「Broken

      • 外部RAIDグループのステータスが「Available」以外

      • 外部RAIDグループを1つも選択していない(「外部ドライブを使用」を有効にした場合)

  5. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ボリュームの作成が開始されます。

  6. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ボリューム ] 画面に戻ります。

TPVの作成

Caution
  • 装置内に異なるチャンクサイズのTPPが混在している場合、「シン・プロビジョニング設定」で指定した最大プール容量までTPVが作成できない場合があります。詳細は、「シン・プロビジョニング設定」を参照してください。

  • TPPに作成したボリュームの総論理容量が作成先TPPの総容量を超えた(容量比が「100 %」を超えた)場合、結果画面に警告メッセージが表示されます。TPPの使用状況を確認し、必要に応じてドライブを増設し、TPPの容量を拡張してください。「容量比」については、[シン・プロビジョニングプール詳細] 画面で確認できます。詳細は、「シン・プロビジョニングプール(基本情報)」を参照してください。

   TPVの作成先を自動で選択する場合

  1. [ アクション ] から「作成」をクリックします。

  2. タイプに「Thin Provisioning Volume」を選択します。

  3. RAIDグループ/TPPの選択に「自動」を選択します。

  4. 作成するボリュームの詳細を設定し、[ 作成 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。

      • 「名前」が入力条件を満たしていない

      • 「容量」が入力条件を満たしていない

      • 「ボリューム数」が登録できる最大ボリューム数を超えている

  5. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ボリュームの作成が開始されます。

  6. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ボリューム ] 画面に戻ります。

   TPVの作成先を手動で選択する場合

  1. [ アクション ] から「作成」をクリックします。

  2. タイプに「Thin Provisioning Volume」を選択します。

  3. RAIDグループ/TPPの選択に「手動」を選択します。

  4. 作成するボリュームの詳細およびボリュームの作成先TPPを選択し、[ 作成 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Note
    • ボリュームNo.を指定する場合は、「指定する」のチェックボックスをオンにしてから、ボリュームNo.を入力してください。

    Caution
    • 「CMによる暗号化」の有効/無効は選択できません。

    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。
      • 「名前」が入力条件を満たしていない

      • 「容量」が入力条件を満たしていない

      • 「指定する」のチェックボックスがオンで「ボリュームNo.」が未入力

      • 「ボリュームNo.」が入力できる範囲を超えている

      • 「ボリュームNo.」がすでに使用されている

      • 「ボリュームNo.」を指定時に「ボリューム数」の総数が1を超えている

      • 「ボリューム数」が登録できる最大ボリューム数を超えている

      • TPPを構成するRAIDグループが閉塞している

      • TPPを構成するRAIDグループのステータスが「Broken

  5. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ボリュームの作成が開始されます。

  6. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ボリューム ] 画面に戻ります。

WSVの作成

  1. [ アクション ] から「作成」をクリックします。

  2. タイプに「Wide Striping Volume」を選択します。

  3. 作成するボリュームの詳細およびRAIDグループ選択情報を入力し、[ RAIDグループ選択 ] ボタンをクリックします。

    [ RAIDグループ選択 ] 画面 が表示されます。

    Note
    • ボリュームNo.を指定する場合は、「指定する」のチェックボックスをオンにしてから、ボリュームNo.を入力してください。

    • 選択したRAIDグループの最大空き容量を使用して、容量を入力することなくWSVを作成する場合は、「最大空き容量をすべて使用」の「有効にする」のチェックボックスをオンにしてから、ボリューム数を入力してください。

  4. 連結するRAIDグループを選択し(複数選択可)、[ OK ] ボタンをクリックします。

    → 初期画面に戻ります。

  5. RAIDグループの選択が完了したら、[ 作成 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。
      • 「名前」が入力条件を満たしていない

      • 「容量」が入力条件を満たしていない

      • 最大空き容量をすべて使用の「有効にする」のチェックボックスがオフで「容量」が未入力

      • 最大空き容量をすべて使用の「有効にする」のチェックボックスがオンで、作成される1つのWSVの容量が23 MB以下

      • 最大空き容量をすべて使用の「有効にする」のチェックボックスがオンで、作成される1つのWSVの容量が最大容量を超えている

      • 「指定する」のチェックボックスがオンで「ボリュームNo.」が未入力

      • 「ボリュームNo.」が入力できる範囲を超えている

      • 「ボリュームNo.」を指定時に「ボリューム数」が1を超えている

      • 「連結RAIDグループ数」が空白、1、または65以上

      • 選択したRAIDグループの最大空き容量が、連結するボリュームサイズより小さい

      • 対象ボリュームが属するRAIDグループでLDEを実行中

      • RAIDグループが閉塞している

      • RAIDグループのステータスが「Broken

    Note
    • RAIDグループの連結順位を変更したい場合は、ボリューム情報の「連結順指定」に「手動」を選択してください。[ 連結順指定 ] リンクをクリックすると[ 連結順設定 ] 画面 が表示されます。[ 連結順設定 ] 画面でRAIDグループの連結順位を変更できます。

  6. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ボリュームの作成が開始されます。

  7. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ボリューム ] 画面に戻ります。

Deduplication/Compressionボリュームの作成

   Deduplication/Compressionボリュームの作成先を自動で選択する場合

  1. [ アクション ] から「作成」をクリックします。

  2. タイプに「Thin Provisioning Volume」を選択し、Deduplication、Compression、またはDeduplicationおよびCompressionの両方に「有効にする」を設定します。

  3. RAIDグループ/TPPの選択に「自動」を選択します。

  4. 作成するボリュームの詳細を設定し、[ 作成 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。
      • 「名前」が入力条件を満たしていない

      • 「容量」が入力条件を満たしていない

      • 「ボリューム数」が登録できる最大ボリューム数を超えている

      • ボリューム作成先TPPの Deduplicationのステータスが「無効」、「異常」、または「-」(ハイフン)である

      • ボリューム作成先TPPの Compressionのステータスが「無効」、「異常」、または「-」(ハイフン)である

  5. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ボリュームの作成が開始されます。

  6. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ボリューム ] 画面に戻ります。

   Deduplication/Compressionボリュームの作成先を手動で選択する場合

  1. [ アクション ] から「作成」をクリックします。

  2. タイプに「Thin Provisioning Volume」を選択し、Deduplication、Compression、またはDeduplicationおよびCompressionの両方に「有効にする」を設定します。

  3. RAIDグループ/TPPの選択に「手動」を選択します。

  4. 作成するボリュームの詳細およびボリュームの作成先TPPを選択し、[ 作成 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Note
    • ボリュームNo.を指定する場合は、「指定する」のチェックボックスをオンにしてから、ボリュームNo.を入力してください。

    Caution
    • 「CMによる暗号化」の有効/無効は選択できません。

    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。
      • 「名前」が入力条件を満たしていない

      • 「容量」が入力条件を満たしていない

      • 「指定する」のチェックボックスがオンで「ボリュームNo.」が未入力

      • 「ボリュームNo.」が入力できる範囲を超えている

      • 「ボリュームNo.」がすでに使用されている

      • 「ボリュームNo.」を指定時に「ボリューム数」の総数が1を超えている

      • 「ボリューム数」が登録できる最大ボリューム数を超えている

      • 選択したTPPの Deduplicationのステータスが「無効」、「異常」、または「-」(ハイフン)である

      • 選択したTPPの Compressionのステータスが「無効」、「異常」、または「-」(ハイフン)である

      • TPPを構成するRAIDグループが閉塞している

      • TPPを構成するRAIDグループのステータスが「Broken

  5. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ボリュームの作成が開始されます。

  6. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ボリューム ] 画面に戻ります。