SnapCenter Plug-in for VMware vSphere 6 マニュアル ( CA08871-405 )
ストレージの追加
VMをバックアップまたはリストアする前に、ストレージ クラスタまたはStorage VMを追加する必要があります。ストレージを追加すると、SnapCenter Plug-in for VMware vSphereでvCenterでのバックアップとリストアの処理を認識および管理できるようになります。
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使用するGUI
VMware vSphere Clientを使用してストレージを追加します。
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大規模なLUN
SnapCenter Plug-in for VMware vSphere 4.5以降では、ASAアグリゲートで最大128TBの大規模なLUNのデータストアがサポートされます。大規模なLUNの場合、レイテンシを回避するために、SnapCenterではシック プロビジョニングされたLUNのみがサポートされます。
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VMware仮想ボリューム(vVol)
vVolデータ保護を機能させるには、SnapCenter Plug-in for VMware vSphereおよびONTAP tools for VMware vSphereにストレージ クラスタを追加する必要があります。
詳細については、ONTAP tools for VMware vSphereのドキュメントを参照してください。
ESXiサーバー、SnapCenter Plug-in for VMware vSphere、および各vCenterが、同じ時刻に同期されている必要があります。ストレージを追加しようとしても、vCenterの時刻設定が同期されていない場合、Java証明書のエラーが発生して処理が失敗することがあります。
SnapCenter Plug-in for VMware vSphereは、直接接続されたStorage VMおよびストレージ クラスタ内のStorage VMに対して、バックアップとリストアの処理を実行します。
SnapCenter Plug-in for VMware vSphereを使用してVMDKでのアプリケーションベースのバックアップをサポートする場合は、SnapCenter GUIを使用してストレージ認証の詳細情報を入力し、ストレージ システムを登録する必要があります。 |
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リンク モードのvCenterについては、vCenterごとにストレージ システムを個別に追加する必要があります。
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SVMを追加する場合は、Storage VMの名前が管理LIFに解決される必要があります。
SnapCenterでStorage VM名に対してetc\hostsファイルにエントリを追加した場合は、それらのエントリが仮想アプライアンスからも解決できることを確認する必要があります。解決できない場合は、アプライアンス内のetc/hostsファイルに同様のエントリを追加する必要があります。
管理LIFに解決できない名前でStorage VMを追加した場合、プラグインがそのStorage VM上のデータストアまたはボリュームを検出できないため、スケジュールしたバックアップ ジョブは失敗します。この場合は、Storage VMをSnapCenterに追加して管理LIFを指定するか、Storage VMを含むクラスタを追加してクラスタ管理LIFを指定してください。
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ストレージ認証の詳細情報は、SnapCenter Plug-in for VMware vSphereの複数のインスタンス間や、Windows SnapCenter ServerとvCenter上のSnapCenterプラグインの間では共有されません。
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vCenterクライアントの[Shortcuts]ページで、SnapCenter Plug-in for VMware vSphere(SCV)を選択します。
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SCVの左側のナビゲーション ペインで、[Dashboard] > [ストレージシステム]の順に選択します。
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[Storage Systems]ページで、[追加]オプションを選択します。
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[ストレージシステムの追加]ウィザードで、次の表に示す基本的なStorage VMまたはクラスタの情報を入力します。
フィールド 操作 Storage system
ストレージ クラスタまたはStorage VMの完全修飾ドメイン名または管理LIFのIPアドレスを入力します。
SnapCenter Plug-in for VMware vSphereでは、異なるクラスタにある同じ名前の複数のStorage VMをサポートしません。Authentication Method
クレデンシャルまたは証明書のいずれかを選択します。
Username
このフィールドは、認証方法として[クレデンシャル]を選択した場合に表示されます。Storage VMまたはクラスタへのログオンに使用するONTAPユーザー名を入力します。
Password
このフィールドは、認証方法として[クレデンシャル]を選択した場合に表示されます。Storage VMまたはクラスタのログイン パスワードを入力します。
Certificate
このフィールドは、認証方法として[証明書]を選択した場合に表示されます。証明書ファイルを参照して選択します。
Private Key
このフィールドは、認証方法として[証明書]を選択した場合に表示されます。秘密鍵ファイルを参照して選択します。
Protocol
ストレージ プロトコルを選択します。
Port
ストレージ システムが受け入れるポート。
- HTTPS接続の場合は443
- HTTP接続の場合は80Timeout
SnapCenter Plug-in for VMware vSphereの処理がタイムアウトするまでの秒数を入力します。デフォルトは60秒です。
Preferred IP address
Storage VMに管理IPアドレスが複数ある場合は、このボックスをオンにし、SnapCenter Plug-in for VMware vSphereで使用するIPアドレスを入力します。
注: IPアドレスを入力するときは、角かっこ([])を使用しないでください。Event Management System(EMS) & AutoSupport Setting
保護が適用されたとき、リストア処理が完了したとき、または処理が失敗したときにEMSメッセージをストレージ システムのsyslogに送信、またはAutoSupportメッセージをストレージ システムに送信するには、該当するチェックボックスをオンにします。
AutoSupport通知を有効にするには、[失敗した操作の AutoSupport 通知をストレージシステムに送信します]チェックボックスと[LSnapCenter サーバイベントを syslog に記録する]チェックボックスをオンにします。Log SnapCenter Server events to syslog
このボックスをオンにすると、SnapCenter Plug-in for VMware vSphereのイベントが記録されます。
Send AutoSupport Notification for failed operation to storage system
データ保護ジョブが失敗したときにAutoSupport通知を受信する場合は、このボックスをオンにします。
Storage VMでAutoSupportを有効にするとともに、AutoSupportのEメール設定を指定する必要もあります。 -
[追加]をクリックします。
ストレージ クラスタを追加した場合は、そのクラスタ内のすべてのStorage VMが自動的に追加されます。自動的に追加されたStorage VM(「暗黙的な」Storage VMと呼ばれることがあります)は、クラスタの概要ページにユーザー名ではなくハイフン(-)付きで表示されます。ユーザー名は、明示的なストレージ エンティティにのみ表示されます。