SnapCenter Plug-in for VMware vSphere 4.9
実際に起こり得るゲスト ファイルのリストア シナリオ
ゲスト ファイルをリストアしようとすると、次のいずれかの状況が発生することがあります。
ゲスト ファイル リストア セッションが空白
この問題は、ゲスト ファイル リストア セッションを作成したときに、そのセッションがアクティブの状態でゲスト オペレーティング システムがリブートされた場合に発生します。これが発生した場合、ゲストOSのVMDKはオフラインのままになることがあります。そのため、ゲスト ファイル リストア セッションを参照しようとすると、リストは空白になっています。
この問題を修正するには、ゲストOSでVMDKを手動でオンラインに戻します。VMDKがオンラインになると、ゲスト ファイル リストア セッションに正しい内容が表示されます。
ゲスト ファイル リストアのディスク接続処理が失敗する
この問題は、ゲスト ファイル リストア処理を開始したときに発生するもので、VMware Toolsが実行されていてゲストOSのクレデンシャルが正しい場合でも、ディスク接続処理が失敗します。これが発生すると、次のエラーが返されます。
Error while validating guest credentials, failed to access guest system using specified credentials: Verify VMWare tools is running properly on system and account used is Administrator account, Error is SystemError vix error codes = (3016, 0).
この問題を修正するには、ゲストOSでVMware Tools Windowsサービスを再起動してから、ゲスト ファイル リストア処理を再試行します。
ゲストEメールにファイル名として「??????」が表示される
この問題は、ゲスト ファイル リストア機能を使用して名前に英語以外の文字が含まれているファイルまたはフォルダーをリストアした場合に発生し、Eメール通知に「??????」と表示されます。Eメールの添付ファイルには、リストアされたファイルとフォルダーの名前が正しくリストされています。
ゲスト ファイル リストア セッションを中断してもバックアップが切断されない
この問題は、VM整合性バックアップからゲスト ファイル リストア処理を実行した場合に発生します。ゲスト ファイル リストア セッションがアクティブな間に、同じVMに対して別のVM整合性バックアップが実行されます。ゲスト ファイル リストア セッションが手動または24時間後に自動的に切断されても、セッションのバックアップは切断されません。
この問題を修正するには、アクティブ ゲスト ファイル リストア セッションから接続されていたVMDKを手動で切断します。
