SnapCenter Plug-in for VMware vSphere 5 ( CA08871-282 ~ 295 )
SnapCenter Plug-in for VMware vSphereのONTAP RBAC機能
ONTAP RBACは、SnapCenter Serverのアプリケーション整合性(application-over-VMDK)ジョブにのみ適用されます。 |
ONTAPのRBACを使用すると、特定のストレージ システムへのアクセスとそれらのストレージ システムで実行できる操作を制御できます。SnapCenter VMwareプラグインは、vCenter Server RBAC、SnapCenter RBAC(アプリケーションベースの処理をサポートするために必要な場合)、およびONTAP RBACと連携して、特定のユーザーが特定のストレージ システムのオブジェクトに対して実行できるSnapCenterタスクを決定します。
SnapCenterは、ユーザーが設定したクレデンシャル(ユーザー名とパスワード)を使用して各ストレージ システムを認証し、そのストレージ システムで実行できる操作を決定します。SnapCenter VMwareプラグインは、ストレージ システムごとに1セットのクレデンシャルを使用します。このクレデンシャルに基づいてそのストレージ システムで実行できるすべてのタスクが決まります。つまり、このクレデンシャルはSnapCenterのクレデンシャルであり、個々のSnapCenterユーザーのクレデンシャルではありません。
ONTAP RBACは、ストレージ システムへのアクセスとストレージ関連のSnapCenterタスク(VMのバックアップなど)の実行にのみ適用されます。あるストレージ システムに対する適切なONTAP RBAC権限がユーザーにないと、そのストレージ システムでホストされているvSphereオブジェクトに対してタスクを実行することはできません。
各ストレージ システムには、一連のONTAP権限が関連付けられます。
ONTAP RBACとvCenter Server RBACの両方を使用すると、次のような利点があります。
-
セキュリティ
どのユーザーがどのタスクを実行できるかを、vCenter Serverオブジェクト レベルおよびストレージ システム レベルで制御できます。
-
監査情報
多くの場合、SnapCenterはストレージ システムについての監査証跡を提供し、ストレージに対して変更を行ったvCenterユーザーまでさかのぼってイベントを追跡できます。
-
使いやすさ
コントローラーのクレデンシャルを一元管理できます。