SnapCenter Plug-in for VMware vSphere 4.9

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上書き可能なプロパティ

scbr.override構成ファイルにリストされているプロパティを使用して、デフォルト値を変更できます。

  • デフォルトのテンプレートでは、ハッシュ記号により設定プロパティがコメント化されています。プロパティを使用して設定値を変更するには、#記号を削除する必要があります。

  • 変更を有効にするには、SnapCenter Plug-in for VMware vSphereホスト上のサービスを再起動する必要があります。

scbr.override構成ファイルにリストされている次のプロパティを使用して、デフォルト値を変更できます。

  • dashboard.protected.vm.count.interval=7

    ダッシュボードにVMの保護ステータスが表示される日数です。

    デフォルト値は「7」です。

  • disable.weakCiphers=true

    SnapCenter Plug-in for VMware vSphereとSnapCenterの間の通信チャネルについて、次の脆弱な暗号が無効になります。また、include.weakCiphersにリストされているその他の脆弱な暗号も無効になります。
    TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256 TLS_DHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256
    TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256 TLS_DHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
    TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA384 TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
    TLS_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256
    TLS_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384

  • global.ds.exclusion.pattern

    バックアップ処理から除外する従来のデータストアまたはvVolデータストアを1つ以上指定します。データストアは、有効なJava正規表現を使用して指定できます。

    例1:式global.ds.exclusion.pattern=.*21では、datastore21dstest21など、パターンが共通するデータストアが除外されます。

    例2:式global.ds.exclusion.pattern=ds-.*|^vol123では、ds-を含むデータストア(scvds-testなど)や、vol123で始まるデータストアがすべて除外されます。

  • guestFileRestore.guest.operation.interval=5

    SnapCenter Plug-in for VMware vSphereがゲスト(オンライン ディスクとリストア ファイル)でのゲスト処理の完了を監視する時間(秒)です。総待機時間は、guestFileRestore.online.disk.timeoutguestFileRestore.restore.files.timeoutで設定します。

    デフォルト値は「5」です。

  • guestFileRestore.monitorInterval=30

    SnapCenter VMwareプラグインが期限切れゲスト ファイル リストア セッションを監視する時間(分)です。設定されたセッション時間を超えて実行されているセッションはすべて切断されます。

    デフォルト値は「30」です。

  • guestFileRestore.online.disk.timeout=100

    SnapCenter VMwareプラグインがゲストVMでのオンライン ディスク処理が完了するまで待機する時間(秒)です。プラグインがオンライン ディスク処理の完了をポーリングするまでに、さらに30秒の待機時間があります。

    デフォルト値は「100」です。

  • guestFileRestore.restore.files.timeout=3600

    SnapCenter VMwareプラグインがゲストVMでのファイルのリストア処理が完了するまで待機する時間(秒)です。この時間を超過するとプロセスは終了され、ジョブは失敗としてマークされます。

    デフォルト値は「3600」(1時間)です。

  • guestFileRestore.robocopy.directory.flags=/R:0 /W:0 /ZB /CopyAll /EFSRAW /A-:SH /e /NJH /NDL /NP

    ゲスト ファイルのリストア処理中に、ディレクトリーをコピーする際に使用される追加のRobocopyフラグです。

    リストア出力の解析が中断されるので、/NJHを削除したり、/NJSを追加したりしないでください。

    失敗したコピーに対して再試行が無限に繰り返される可能性があるので、再試行の回数を無制限にしないでください(/Rフラグを削除すると無制限になります)。

    デフォルト値は"/R:0 /W:0 /ZB /CopyAll /EFSRAW /A-:SH /e /NJH /NDL /NP"です。

  • guestFileRestore.robocopy.file.flags=/R:0 /W:0 /ZB /CopyAll /EFSRAW /A-:SH /NJH /NDL /NP

    ゲスト ファイルのリストア処理中に、個々のファイルをコピーする際に使用される追加のRobocopyフラグです。

    リストア出力の解析が中断されるので、/NJHを削除したり、/NJSを追加したりしないでください。

    失敗したコピーに対して再試行が無限に繰り返される可能性があるので、再試行の回数を無制限にしないでください(/Rフラグを削除すると無制限になります)。

    デフォルト値は"/R:0 /W:0 /ZB /CopyAll /EFSRAW /A-:SH /NJH /NDL /NP"です。

  • guestFileRestore.sessionTime=1440

    SnapCenter Plug-in for VMware vSphereがゲスト ファイル リストア セッションをアクティブにしておく時間(分)です。

    デフォルト値は「1440」(24時間)です。

  • guestFileRestore.use.custom.online.disk.script=true

    ゲスト ファイル リストア セッションの作成時に、ディスクのオンライン化とドライブ レターの取得のためにカスタム スクリプトを使用するかどうかを指定します。スクリプトは、[Install Path] \etc\guestFileRestore_onlineDisk.ps1に配置されている必要があります。デフォルトのスクリプトがインストール時に配置されています。スクリプト内の[Disk_Serial_Number][Online_Disk_Output][Drive_Output]の値は、接続プロセス中に置き換えられます。

    デフォルト値は「false」です。

  • include.esx.initiator.id.from.cluster=true

    SnapCenter VMwareプラグインがapplication-over-VMDKワークフローにクラスタ内のすべてのESXiホストのiSCSIイニシエータIDとFCPイニシエータIDを含めるかどうかを指定します。

    デフォルト値は「false」です。

  • include.weakCiphers

    disable.weakCipherstrueに設定すると、disable.weakCiphersによってデフォルトで無効になる脆弱な暗号に加えて、無効にする必要がある脆弱な暗号を指定できます。

  • max.concurrent.ds.storage.query.count=15

    SnapCenter VMwareプラグインがデータストアのストレージ容量を検出するためにSnapCenter Serverに対して実行できる同時呼び出しの最大数です。これらの呼び出しは、SnapCenter VMwareプラグインのVMホストでLinuxサービスを再起動すると、プラグインによって実行されます。

  • nfs.datastore.mount.retry.count=3

    SnapCenter VMwareプラグインがvCenterでボリュームをNFSデータストアとしてマウントする際の最大試行回数です。

    デフォルト値は「3」です。

  • nfs.datastore.mount.retry.delay=60000

    SnapCenter VMwareプラグインがvCenterでボリュームをNFSデータストアとしてマウントする際の試行間隔(ミリ秒)です。

    デフォルト値は「60000」(60秒)です。

  • script.virtual.machine.count.variable.name= VIRTUAL_MACHINES

    仮想マシンの数を含む環境変数の名前です。この変数は、バックアップ ジョブ時にユーザー定義スクリプトを実行する場合に必ず定義する必要があります。

    たとえば、VIRTUAL_MACHINES=2と指定した場合、2台の仮想マシンがバックアップされます。

  • script.virtual.machine.info.variable.name=VIRTUAL_MACHINE.%s

    バックアップのn台目の仮想マシンに関する情報を含む環境変数の名前です。この変数は、バックアップ時にユーザー定義スクリプトを実行する場合に必ず定義する必要があります。

    たとえば、環境変数VIRTUAL_MACHINE.2は、バックアップの2台目の仮想マシンに関する情報を提供します。

  • script.virtual.machine.info.format= %s|%s|%s|%s|%s

    仮想マシンに関する情報を提供します。この情報は環境変数で設定され、その形式は次のとおりです:VM name|VM UUID| VM power state (on|off)|VM snapshot taken (true|false)|IP address(es)

    指定できる情報の例を次に示します。

    VIRTUAL_MACHINE.2=VM 1|564d6769-f07d-6e3b-68b1f3c29ba03a9a|POWERED_ON||true|10.0.4.2

  • storage.connection.timeout=600000

    SnapCenter Serverがストレージ システムからの応答を待つ時間(ミリ秒)です。

    デフォルト値は「600000」(10分)です。

  • vmware.esx.ip.kernel.ip.map

    デフォルト値はありません。この値は、ESXi IPアドレスをVMkernel IPアドレスにマップするために使用します。デフォルトでは、SnapCenter VMwareプラグインはESXiホストの管理VMkernelアダプターIPアドレスを使用します。SnapCenter VMwareプラグインで別のVMkernelアダプターIPアドレスを使用する場合は、上書きする値を指定する必要があります。

    次の例では、管理VMkernelアダプターIPアドレスは10.225.10.56ですが、SnapCenter VMwareプラグインでは指定したアドレス10.225.11.57と10.225.11.58が使用されます。管理VMkernelアダプターIPアドレスが10.225.10.60の場合、プラグインではアドレス10.225.11.61が使用されます。

    vmware.esx.ip.kernel.ip.map=10.225.10.56:10.225.11.57,10.225.11.58; 10.225.10.60:10.225.11.61

  • vmware.max.concurrent.snapshots=30

    SnapCenter VMwareプラグインがサーバーで実行できる同時VMware Snapshotの最大数です。

    この数は、ポリシーで[VM consistent]が選択されている場合にのみ、データストア単位でチェックされます。クラッシュ整合性バックアップを実行する場合、この設定は適用されません。

    デフォルト値は「30」です。

  • vmware.max.concurrent.snapshots.delete=30

    SnapCenter VMwareプラグインがサーバーで実行できる同時VMware Snapshot削除処理の、データストアあたりの最大数です。

    この数はデータストア単位でチェックされます。

    デフォルト値は「30」です。

  • vmware.query.unresolved.retry.count=10

    SnapCenter VMwareプラグインが、「…​time limit for holding off I/O…​」エラーが原因で未解決のボリュームに関するクエリの送信を再試行する最大回数です。

    デフォルト値は「10」です。

  • vmware.quiesce.retry.count=0

    SnapCenter VMwareプラグインが、バックアップ中の「…​time limit for holding off I/O…​」エラーが原因でVMware Snapshotに関するクエリの送信を再試行する最大回数です。

    デフォルト値は「0」です。

  • vmware.quiesce.retry.interval=5

    SnapCenter VMwareプラグインが、バックアップ中の「…​time limit for holding off I/O…​」エラーが原因でVMware Snapshotに関するクエリを送信する間隔(秒)です。

    デフォルト値は「5」です。

  • vmware.query.unresolved.retry.delay= 60000

    SnapCenter VMwareプラグインが、「…​time limit for holding off I/O…​」エラーが原因で未解決のボリュームに関するクエリを送信する間隔(ミリ秒)です。このエラーは、VMFSデータストアのクローンを作成する際に発生します。

    デフォルト値は「60000」(60秒)です。

  • vmware.reconfig.vm.retry.count=10

    SnapCenter VMwareプラグインが、「…​time limit for holding off I/O…​」エラーが原因でVMの再設定に関するクエリの送信を再試行する最大回数です。

    デフォルト値は「10」です。

  • vmware.reconfig.vm.retry.delay=30000

    SnapCenter VMwareプラグインが、「…​time limit for holding off I/O…​」エラーが原因でVMの再設定に関するクエリを送信する間隔(ミリ秒)です。

    デフォルト値は「30000」(30秒)です。

  • vmware.rescan.hba.retry.count=3

    SnapCenter VMwareプラグインが、「…​time limit for holding off I/O…​」エラーが原因でホスト バス アダプターの再スキャンに関するクエリを送信する間隔(ミリ秒)です。

    デフォルト値は「3」です。

  • vmware.rescan.hba.retry.delay=30000

    SnapCenter VMwareプラグインがホスト バス アダプターの再スキャン要求を再試行する最大回数です。

    デフォルト値は「30000」です。

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