MetroCluster マニュアル ( CA08871-401 )
ONTAP Mediatorでの自動計画外スイッチオーバーのサポート
ONTAP Mediatorは、MetroCluster IPノードに関する状態情報を格納するためのメールボックスLUNを提供します。これらのLUNは、ONTAP Mediatorとともに、MetroClusterサイトとは物理的に分離されたLinuxホストに配置されます。MetroCluster IPノードは、メールボックスの情報を使用してディザスタ リカバリー(DR)パートナーの状態を監視し、災害発生時にMediatorアシストの計画外スイッチオーバー(MAUSO)を実施できます。
スイッチオーバーが必要なサイト障害がノードで検出されると、スイッチオーバーに該当する状況であることを確認したうえでスイッチオーバーが実行されます。デフォルトでは、次のシナリオでMAUSOが開始されます。
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各ノードの不揮発性キャッシュのSyncMirrorミラーリングとDRミラーリングの両方が動作しており、障害が発生した時点でキャッシュとミラーが同期されている。
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サバイバー サイトにテイクオーバー状態のノードがない。
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サイト障害が発生した。サイト障害とは、同一サイトの_すべて_のノードに障害が発生している状態です。
次のシャットダウン シナリオでは、MAUSOは開始されません。
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ユーザーがシャットダウンを開始した。たとえば次のような場合です。
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ノードを停止した。
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ノードをリブートした。
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各ONTAP 9リリースで使用できるMAUSO機能について説明します。
バージョン | 説明 |
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ONTAP 9.13.1 |
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MetroCluster IP構成でMetroCluster自動強制スイッチオーバー機能を有効にするには、 MetroClusterの自動強制スイッチオーバー機能を有効にしていると、サイト障害検出時にスイッチオーバーが自動的に実行されます。この機能を使用して、MetroCluster IPの自動スイッチオーバー機能を補強できます。 MetroClusterの自動強制スイッチオーバーを使用する場合のリスクと制限事項
MetroCluster IP構成で、自動強制スイッチオーバー モードでの動作を許可すると、次の既知の問題によりデータが失われる可能性があります。
注意:ここに記載されていない状況が発生することも考えられます。Fujitsuは、MetroClusterの自動強制スイッチオーバー機能を有効にしたことで発生する可能性があるデータ破損、データ損失、その他の損傷について一切責任を負いません。リスクおよび制限を許容できない場合は、MetroClusterの自動強制スイッチオーバー機能を使用しないでください。 |