MetroCluster マニュアル
ONTAPの各MetroCluster構成の相違点
MetroCluster構成のタイプごとに、必要なコンポーネントが異なります。
いずれの構成においても、2つのMetroClusterサイトがそれぞれONTAPクラスタとして構成されます。2ノードMetroCluster構成では、各ノードがシングルノード クラスタとして構成されます。
機能 |
IP構成 |
---|---|
コントローラー数 |
4または8* |
IPスイッチ ストレージ ファブリックの使用 |
○ |
FC-to-SASブリッジの使用 |
× |
直接接続型SASストレージの使用 |
〇(ローカル接続のみ) |
ADPのサポート |
○ |
ローカルHAのサポート |
○ |
ONTAPの自動計画外スイッチオーバー(AUSO)をサポート |
× |
ミラーされていないアグリゲートのサポート |
○(ONTAP 9.8以降) |
アレイLUNのサポート |
× |
ONTAP Mediatorをサポート |
○ |
MetroCluster Tiebreakerをサポート |
○(ONTAP Mediatorとの組み合わせでは不可) |
All SAN Arrayをサポート |
○ |
重要
8ノードMetroCluster IP構成では、次の考慮事項に注意してください。
-
ONTAP 9.9.1以降では、8ノード構成がサポートされます。
-
Fujitsu検証済みMetroClusterスイッチ(Fujitsuに発注)のみがサポートされます。
-
IPルーティング(レイヤー3)バックエンド接続を使用する設定はサポートされていません。
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共有プライベート レイヤー2ネットワークを使用する構成はサポートされていません。
-
Cisco 9336C-FX2共有スイッチを使用する構成はサポートされていません。
MetroCluster構成でのAll SAN Array システムの使用はサポートされます。
MetroCluster構成では、一部のAll SAN Array(ASA)がサポートされます。MetroClusterのドキュメントに記載されているETERNUS AXモデルの情報は、対応するASAシステムにも該当します。たとえば、ETERNUS AX4100のケーブル接続やその他の情報は、すべてETERNUS AX4200 ASAシリーズにも該当します。