MetroCluster マニュアル ( CA08871-401 )
MetroCluster準拠スイッチを使用する際の要件と制限事項
ONTAP 9.7以降では、MetroCluster IP構成でMetroCluster準拠スイッチを使用できます。Fujitsuによる検証は行われていませんが、Fujitsuの仕様に準拠しているスイッチです。ただし、検証済みでないスイッチについては、Fujitsuはトラブルシューティングや構成のサポート サービスを提供しません。MetroCluster準拠スイッチを使用する場合は、一般的な要件と制限事項を確認しておく必要があります。
MetroCluster準拠スイッチの要件
MetroCluster IPインターフェイスを接続するスイッチは、以下の全般的な要件を満たしている必要があります。
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スイッチでQuality of Service(QoS;サービス品質)とトラフィック分類がサポートされている必要があります。
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スイッチでExplicit Congestion Notification(ECN;明示的輻輳通知)がサポートされている必要があります。
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パスでの順序が維持されるように、スイッチでロード バランシング ポリシーがサポートされている必要があります。
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スイッチでL2 Flow Control(L2FC;L2フロー制御)がサポートされている必要があります。
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スイッチ ポートでは、専用のレートが確保され、過剰割り当てにならないようにする必要があります。
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ノードとスイッチの接続には、Fujitsuから提供されているケーブルやトランシーバを使用する必要があります。これらのケーブルは、スイッチ ベンダーがサポートしている必要があります。光ケーブルを使用している場合は、スイッチのトランシーバがFujitsuから提供されていない可能性があります。コントローラーのトランシーバと互換性があることを確認する必要があります。
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MetroClusterノードに接続されているスイッチは、MetroCluster以外のトラフィックを伝送できます。
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MetroCluster準拠スイッチを使用できるのは、スイッチレス クラスタ インターコネクト専用ポートが提供されるプラットフォームのみです。ETERNUS HX2200やETERNUS AX2100などのプラットフォームは、MetroClusterトラフィックとMetroClusterインターコネクト トラフィックで同じネットワーク ポートが共有されるため使用できません。
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MetroCluster準拠スイッチをローカル クラスタ接続に使用しないでください。
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MetroCluster IPインターフェイスは、要件を満たすように設定できる任意のスイッチ ポートに接続できます。
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スイッチ ファブリックごとに2つずつ、合計4つのIPスイッチが必要です。ディレクタを使用する場合、両側で1つのディレクタを使用できますが、MetroCluster IPインターフェイスはそのディレクタ上の2つの異なる障害ドメインにある2つの異なるブレードに接続する必要があります
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1つのノードのMetroClusterインターフェイスを、2つのネットワーク スイッチまたはブレードに接続する必要があります。1つのノードのMetroClusterインターフェイスを、同じネットワーク、スイッチ、またはブレードに接続することはできません。
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ネットワークは、次のセクションで説明する要件を満たしている必要があります。
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MetroCluster IPトラフィックに使用されるすべてのスイッチで、最大転送単位(MTU)が9216に設定されている必要があります。
両方のサイトでMetroCluster IPインターフェイスを接続するスイッチ間に使用される中間スイッチの要件を満たし、「共有レイヤー2またはレイヤー3ネットワークにMetroClusterを導入する際の考慮事項」の記載に従って設定する必要があります。
MetroCluster準拠スイッチを使用する際の制限事項
ローカル クラスタ接続をスイッチに接続する必要がある構成や機能は使用できません。MetroCluster準拠スイッチでは、次のような構成や手順は使用できません。
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8ノードMetroCluster構成
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4ノードMetroCluster IP構成の更新
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ローカル クラスタとMetroClusterトラフィックで物理インターフェイスを共有するプラットフォーム。サポートされている速度については、「MetroCluster準拠スイッチのネットワーク速度とスイッチ ポート モード(プラットフォーム別)」を参照してください。