SANtricity 11.8 Solutions

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Storage Plugin for vCenterのインストール

Storage Plugin for vCenterをインストールしてプラグインの登録を確認するには、次の手順を実行します。同じ手順を使用してプラグインをアップグレードすることもできます。

インストールの前提条件の確認

システムが「インストールとアップグレードの要件の確認」に記載されている要件を満たしていることを確認します。

アップグレードプロセスでは、vcenter.propertiesファイルは保持されません。アップグレード前にプラグインの登録を解除する必要があります。アップグレードが完了したら、プラグインを再度vCSAに登録できます。

プラグインソフトウェアのインストール

プラグインソフトウェアをインストールするには、次の手順を実行します。

アプリケーションサーバーとして使用するホストにインストーラファイルをコピーし、インストーラをダウンロードしたフォルダーにアクセスします。
インストールファイルをダブルクリックします。

santricity_storage_vcenterplugin-windows_x64-- nn.nn.nn.nnnn.exe

上記ファイル名の「nn.nn.nn.nnnn」はバージョン番号です。

インストールが開始されたら、画面の指示に従って複数の機能を有効にし、複数の設定パラメーターを入力します。選択した内容は、必要に応じてあとで構成ファイルで変更できます。

アップグレードでは、設定パラメーターの入力を求められることはありません。

インストール時には、証明書を検証するよう求められます。プラグインとストレージシステム間で証明書を検証する場合は、このチェックボックスをオンのままにします。オンにすると、ストレージシステムの証明書がプラグインで信頼されているかどうかがチェックされます。証明書が信頼されていないストレージシステムは、プラグインに追加できません。証明書の検証を無効にする場合は、すべてのストレージシステムを自己署名証明書を使用してプラグインに追加できるよう、チェックボックスをオフにします。証明書の詳細については、プラグインインターフェイスからオンラインヘルプを参照してください。

「Web サーバが起動しました」というメッセージが表示されたら、[OK]をクリックしてインストールを完了し、[完了]をクリックします。
services.mscコマンドを実行して、アプリケーションサーバーが正常にインストールされたことを確認します。

アプリケーションサーバー（vCP）サービスSANtricity Storage Plugin for vCenterがインストールされ、サービスが起動していることを確認します。

証明書の検証とWebサービスポートの設定は、必要に応じてインストール後に変更できます。インストールディレクトリーから、wsconfig.xmlファイルを開きます。ストレージシステムで証明書の検証を無効にするには、envキーtrust.all.arraysをtrueに変更します。Webサービスポートを変更するには、sslportの値を0～65535の範囲で希望するポート値に変更します。使用するポート番号が別のプロセスにバインドされていないことを確認してください。完了したら、変更を保存してプラグインWebサーバーを再起動します。プラグインをvCSAに登録したあとにプラグインWebサーバーのポート値が変更された場合は、vCSAが新しいポートでプラグインを通信するように、プラグインの登録を解除して再登録する必要があります。

vCenter Server Applianceへのプラグインの登録

プラグインソフトウェアをインストールしたら、vCSAにプラグインを登録します。

プラグインは、一度に1つのvCSAにしか登録できません。別のvCSAに登録するには、プラグインを現在のvCSAから登録解除し、アプリケーションホストからアンインストールする必要があります。その後、プラグインを再インストールして他のvCSAに登録できます。

コマンドラインでプロンプトを開き、次のディレクトリーに移動します。

<install directory>\vcenter-register\bin
vcenter-register.bat ファイルを実行します。
vcenter-register.bat ^ -action registerPlugin ^ -vcenterHostname <vCenter FQDN> ^ -username <Administrator username> ^
スクリプトが成功したことを確認します。

ログは%install_dir%/working/logs/vc-registration.logに保存されます。

プラグインの登録の確認

プラグインをインストールして登録スクリプトを実行したら、プラグインがvCenter Server Applianceに正常に登録されたことを確認します。

vSphere ClientからvCenter Server Applianceを開きます。
メニューバーから[Administrator]>[Client Plugins]を選択します。
Storage Plugin for vCenterが [Enabled] と表示されていることを確認します。

プラグインが[Disabled]と表示され、アプリケーションサーバーと通信できないことを示すエラーメッセージが表示される場合は、アプリケーションサーバーに定義されているポート番号が使用中のファイアウォールで許可されていることを確認します。アプリケーションサーバーのデフォルトのTransmission Control Protocol（TCP）ポート番号は8445です。