SANtricity 11.8 Solutions
Storage Plugin for vCenterの概要
SANtricity Storage Plugin for vCenterを使用すると、VMware vSphere Clientセッション内からETERNUS AB/HBシリーズ ストレージ システムを管理できます。
実行できるタスク
このプラグインを使用して、次のタスクを実行できます。
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ネットワーク内で検出されたストレージ システムを表示および管理する。
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複数のストレージ システムのグループに対してバッチ処理を実行する。
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ソフトウェアOSのアップグレードを実行する。
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ストレージ システムから別のストレージ システムに設定をインポートする。
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ボリューム、SSDキャッシュ、ホスト、ホスト クラスタ、プール、ボリューム グループを設定する。
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ストレージ システムに対してその他の管理タスクを実行するためにSystem Managerインターフェイスを起動する。
このプラグインは、ストレージ システムの各コントローラーに組み込まれているSystem Managerインターフェイスをそのまま置き換えるものではありません。System Managerは追加の管理機能を提供します。必要であれば、プラグインのメイン ビューでストレージ システムを選択して [起動] をクリックし、System Managerを開くことができます。 |
このプラグインを使用するには、VMware環境にVMware vCenter Server Applianceを導入し、アプリケーション ホストにプラグインWebサーバーをインストールして実行する必要があります。
vCenter環境内での処理の流れについては、次の図を参照してください。
インターフェイスの概要
プラグインにログインすると、メイン ページが開き、[管理 - すべて] が表示されます。このページから、ネットワーク内で検出されたすべてのストレージ システムを表示および管理できます。
ナビゲーション サイドバー
ナビゲーション サイドバーには以下のオプションが表示されます。
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管理 – ネットワーク内のストレージ システムの検出、ストレージ システムのSystem Managerの起動、1つのストレージ システムから複数のストレージ システムへの設定のインポート、ストレージ システム グループの管理、SANtricity OSのアップグレード、およびストレージのプロビジョニングを行います。
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証明書管理 – ブラウザーとクライアント間の認証を行うための証明書を管理します。
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処理 – バッチ処理(ストレージ システム間での設定のインポートなど)の進捗状況が表示されます。
ストレージ システムのステータスが最適でない場合は、一部の処理は使用できません。 |
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サポート – 富士通のサポートのオプション、リソース、および連絡先が表示されます。
サポートされるブラウザー
Storage Plugin for vCenterには、いくつかの種類のブラウザーからアクセスできます。サポートされるブラウザーとバージョンを次に示します。
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Google Chrome 89以降
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Mozilla Firefox 80以降
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Microsoft Edge 90以降
ユーザーのロールと権限
Storage Plugin for vCenterのタスクにアクセスするには、読み取り / 書き込み権限が必要です。デフォルトでは、定義済みのVMware vCenterユーザーIDには、プラグインでタスクを実行する権限は割り当てられていません。
設定の概要
設定の手順は次のとおりです。
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プラグインをインストールして登録します。
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プラグインのアクセス権を設定します。
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ストレージ システムを検出します。
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ストレージをプロビジョニングします。
詳細情報の参照
vSphere Clientでのデータストアの管理の詳細については、VMware vSphereのドキュメントを参照してください。