SANtricity 11.8 Solutions
ボリューム グループの作成
ホストにアクセス可能な1つ以上のボリュームのボリューム グループを作成できます。ボリューム グループは、RAIDレベルや容量などの特性が同じボリュームのコンテナです。
次のガイドラインを確認してください。
-
未割り当てのドライブが少なくとも1本必要です。
-
1つのボリューム グループに含めることができるドライブ容量には制限があります。これらの制限はホスト タイプによって異なります。
-
シェルフ / ドロワー損失の保護を有効にするには、少なくとも3台(RAID 1を使用する場合は2台)のシェルフまたはドロワーに配置されたドライブを使用するボリューム グループを作成する必要があります。
-
AB6100またはAB3100ストレージ システムを構成する際は、各コントローラーが最初の12個のスロットと最後の12個のスロットそれぞれで同じ数のドライブにアクセスできるようにします。この構成により、コントローラーがドライブ側の両方のPCIeバスをより効果的に使用できるようになります。現在、システムでは、ボリューム グループの作成時にドライブを選択するには、[アドバンスト]機能を使用します。
ボリューム グループの容量は、選択するRAIDレベルによって次のように異なります。
-
RAID 1を使用する場合は、ドライブを一度に2本ずつ追加してミラー ペアを構成する必要があります。ミラーリングとストライピング(RAID 10またはRAID 1+0)は、ドライブを4本以上選択した場合に実装されます。
-
RAID 5を使用する場合は、少なくとも3本のドライブを追加してボリューム グループを作成する必要があります。
-
RAID 6を使用する場合は、少なくとも5本のドライブを追加してボリューム グループを作成する必要があります。
ボリューム グループを作成する際には、ドライブ数、セキュリティ機能、Data Assurance(DA)機能、シェルフ損失の保護、ドロワー損失の保護など、グループの特性を設定します。
AB6100およびAB3100ストレージ システムについては、リソース プロビジョニング、ドライブのブロック サイズ、およびボリュームのブロック サイズも設定します。
大容量のドライブとボリュームをコントローラー間で分散させる機能を利用して、1つのボリューム グループに複数のボリュームを作成すると、ストレージ容量を効率的に使用してデータを適切に保護するのに役立ちます。 |
-
[管理] ページで、ボリューム グループのストレージ システムを選択します。
-
[プロビジョニング]>[プールとボリューム グループの設定]を選択します。
-
[作成]>[ボリューム グループ]をクリックします。
[ボリューム グループの作成] ダイアログ ボックスが表示されます。
-
ボリューム グループの名前を入力します。
-
データ ストレージと保護の要件に応じて最適なRAIDレベルを選択します。ボリューム グループ候補の表に、選択したRAIDレベルをサポートする候補だけが表示されます。
-
(オプション)ストレージ システムに複数のタイプのドライブがある場合、使用するドライブ タイプを選択します。
ボリューム グループ候補の表に、選択したドライブ タイプとRAIDレベルをサポートする候補だけが表示されます。
-
(オプション)ボリューム グループで使用するドライブを自動で定義するか手動で定義するかを選択できます。デフォルトの設定は自動方式です。
ドライブの冗長性と最適なドライブ構成について理解しているエキスパートでないかぎり、手動方式は使用しないでください。 ドライブを手動で選択するには、[ドライブを手動で選択(アドバンスト)] リンクをクリックします。クリックすると [ドライブを自動で選択(アドバンスト)] に変わります。
手動方式では、特定のドライブを選択してボリューム グループを構成できます。未割り当ての特定のドライブを選択して必要な容量を確保することができます。ストレージ システムにメディア タイプやインターフェイス タイプが異なるドライブが混在している場合、新しいボリューム グループの作成用に選択できるのは1つのドライブ タイプの未設定の容量のみです。
-
表示されたドライブ特性に基づいて、ボリューム グループで使用するドライブを選択し、[作成] をクリックします。
表示されるドライブ特性は、自動方式と手動方式のどちらを選択したかによって異なります。詳細については、SANtricity System Managerのドキュメント「ボリュームグループの作成」を参照してください。