SANtricity 11.8 Solutions
インストールとアップグレードの要件の確認
Web Services Proxyをインストールする前に、インストールの要件とアップグレード時の考慮事項を確認しておく必要があります。
インストールの要件
Web Services ProxyはWindowsまたはLinuxのホスト システムにインストールして設定できます。
Web Services Proxyのインストールには次の要件があります。
要件 | 説明 |
---|---|
ホスト名の制限 |
Web Services Proxyをインストールするサーバーのホスト名に、ASCII文字、数字、ハイフン(-)以外の文字が含まれていないことを確認してください。この要件は、サーバーの自己署名証明書の生成に使用されるJava Keytoolの制限によるものです。サーバーのホスト名にアンダースコア(_)などの他の文字が含まれていると、インストール後にWebサーバーを起動できません。 |
オペレーティング システム |
Web Services Proxyは次のオペレーティング システムにインストールできます。
互換性があるオペレーティング システムとファームウェアの一覧については、富士通サポートにお問い合わせください。 |
Linux:その他の考慮事項 |
Webサーバーが適切に機能するためには、Linux Standard Base(init-functions)が必要です。オペレーティング システムに応じたlsb/insservパッケージをインストールする必要があります。詳細については、Readmeファイルの「Additional packages required」セクションを参照してください。 |
複数のインスタンス |
Web Services Proxyのインスタンスはサーバーごとに1つしかインストールできませんが、ネットワーク内の複数のサーバーにインストールすることができます。 |
キャパシティ プランニング |
Web Services Proxyでは、ロギング用に十分なスペースが必要です。使用可能なディスク スペースについて、システムが次の要件を満たしていることを確認してください。
ディスクスペース監視ツールを使用して、永続的ストレージとロギングに使用可能なディスク ドライブ スペースを確認できます。 |
ライセンス |
Web Services Proxyは、ライセンス キーを必要としない無料のスタンドアロン製品です。ただし、該当する著作権とサービス利用規約が適用されます。グラフィカル モードまたはコンソール モードでプロキシをインストールする場合は、エンド ユーザー ライセンス契約(EULA)に同意する必要があります。 |
アップグレード時の考慮事項
以前のバージョンからアップグレードする場合は、保持される項目と削除される項目があることに注意してください。
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Web Services Proxyについては、以前の設定が保持されます。これには、ユーザー パスワード、検出されたすべてのストレージ システム、サーバー証明書、信頼された証明書、サーバーのランタイム設定などが含まれます。
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Unified Managerについては、リポジトリにロードされていたすべてのSANtricity OSファイルがアップグレード時に削除されます。