SANtricity 11.8 Solutions
ボリュームの初期化
ボリュームは、最初に作成するときに自動的に初期化されます。ただし、一定の障害状況からリカバリーするために、ボリュームを手動で初期化するようRecovery Guruから指示される場合があります。
このオプションを使用する場合は、必ず富士通のサポートの指示に従ってください。初期化するボリュームは1つ以上選択できます。
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すべてのI/O処理を停止しておく必要があります。
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初期化するボリューム上のデバイスまたはファイルシステムをすべてアンマウントしておく必要があります。
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ボリュームが最適ステータスで、ボリューム上で変更処理が何も実行されていない必要があります。注意: この処理は開始後にキャンセルすることはできません。ボリュームのすべてのデータが消去されます。Recovery Guruの指示があった場合を除き、この処理は行わないでください。この手順を開始する前に、富士通のサポートに相談してください。
ボリュームを初期化しても、ボリュームのWWN、ホストの割り当て、割り当て済み容量、リザーブ容量の設定は保持されます。また、Data Assurance(DA)設定とセキュリティ設定も同じままです。
次のタイプのボリュームは初期化できません。
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Snapshotボリュームのベース ボリューム
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ミラー関係のプライマリー ボリューム
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ミラー関係のセカンダリー ボリューム
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ボリューム コピーのソース ボリューム
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ボリューム コピーのターゲット ボリューム
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すでに初期化が進行中のボリューム
この手順は、プールまたはボリューム グループから作成された標準のボリュームのみに該当します。
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[管理] ページで、初期化するボリュームが含まれているストレージ システムを選択します。
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[プロビジョニング]>[ボリュームの管理]を選択します。
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任意のボリュームを選択し、[さらに表示]>[ボリュームの初期化]を選択します。
[ボリュームの初期化] ダイアログ ボックスが表示されます。ストレージ システム上のすべてのボリュームが、このダイアログ ボックスに表示されます。
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初期化するボリュームを1つ以上選択し、処理を確定します。
次の処理が実行されます。
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初期化されたボリュームからすべてのデータが消去されます。
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ブロック インデックスがクリアされます。これにより、書き込み前のブロックはゼロで埋められているかのように読み取られます(ボリュームは完全に空のように表示されます)。
この処理には時間がかかることがあり、システムのパフォーマンスに影響する可能性があります。