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プラグイン アクセス権の設定
Storage Plugin for vCenterのアクセス権を設定できます。アクセス権は、ユーザー、ロール、および権限で構成されます。
必要なvSphere権限の確認
vSphere Client内でプラグインにアクセスするには、ユーザーに適切なvSphere権限を持つロールが割り当てられている必要があります。vSphereの「Configure datastore」権限を持つユーザーにはプラグインへの読み取り / 書き込みアクセスが許可され、「Browse datastore」権限を持つユーザーには読み取り専用アクセスが許可されます。どちらの権限もない場合、「権限が不足しています」というメッセージが表示されます。
プラグイン アクセスのタイプ | 必要なvSphere権限 |
---|---|
読み取り / 書き込み(設定) |
Datastore.Configure |
読み取り専用(表示) |
Datastore.Browse |
ストレージ管理者ロールの設定
プラグイン ユーザーに読み取り / 書き込み権限を付与するには、ロールを作成、クローニング、または編集します。vSphere Clientでのロールの設定方法については、VMwareドキュメント センターで次のトピックを参照してください。
アクセス ロールの操作
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vSphere Clientのホーム ページで、アクセス制御領域から [Administrator] を選択します。
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アクセス制御領域で [Roles] をクリックします。
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次のいずれかを実行します。
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新しいロールを作成する:[Create Role] 操作アイコンをクリックします。
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ロールをクローニングする:既存のロールを選択し、[Clone Role] 操作アイコンをクリックします。
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既存のロールを編集する:既存のロールを選択し、[Edit Role] 操作アイコンをクリックします。
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管理者ロールは編集できません。 |
選択したオプションに応じて、該当するウィザードが表示されます。
新しいロールの作成
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権限のリストから、ロールに割り当てるアクセス権を選択します。
プラグインへの読み取り専用アクセスを許可するには、[Datastore]>[Browse datastore]を選択します。読み取り / 書き込みアクセスを許可するには、[Datastore]>[Configure datastore]を選択します。
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必要に応じて他の権限を割り当て、[Next] をクリックします。
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ロールに名前を付け、説明を入力します。
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[Finish] をクリックします。
ロールのクローニング
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ロールに名前を付け、説明を入力します。
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[OK] をクリックしてウィザードを終了します。
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クローニングされたロールをリストから選択し、[Edit Role] をクリックします。
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権限のリストから、ロールに割り当てるアクセス権を選択します。
プラグインへの読み取り専用アクセスを許可するには、[Datastore]>[Browse datastore]を選択します。読み取り / 書き込みアクセスを許可するには、[Datastore]>[Configure datastore]を選択します。
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[Next] をクリックします。
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必要に応じて名前と説明を更新します。
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[Finish] をクリックします。
既存のロールの編集
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権限のリストから、ロールに割り当てるアクセス権を選択します。
プラグインへの読み取り専用アクセスを許可するには、[Datastore]>[Browse datastore]を選択します。読み取り / 書き込みアクセスを許可するには、[Datastore]>[Configure datastore]を選択します。
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[Next] をクリックします。
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必要に応じて名前と説明を更新します。
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[Finish] をクリックします。
vCenter Server Applianceに対するアクセス権の設定
ロールの権限を設定したら、次にvCenter Server Applianceにアクセス権を追加する必要があります。このアクセス権で、指定したユーザーまたはグループにプラグインへのアクセスを許可します。
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メニューのドロップダウン リストから [Hosts and Clusters] を選択します。
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アクセス制御領域から [vCenter Server Appliance] を選択します。
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[Permissions] タブをクリックします。
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[Add Permission] アイコンをクリックします。
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適切なドメインとユーザー / グループを選択します。
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作成したロールを選択し、読み取り / 書き込みのプラグイン権限を許可します。
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[Propagate to Children] オプションを必要に応じて有効にします。
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[OK] をクリックします。
既存のアクセス権を選択して、作成したロールを使用するように変更することもできます。ただし、権限の低下を回避するために、ロールには読み取り / 書き込みのプラグイン権限に加えてそれまでと同じ権限も設定されている必要があります。 |
プラグインにアクセスするには、プラグインの読み取り / 書き込み権限があるユーザー アカウントでvSphere Clientにログインする必要があります。
アクセス権の管理の詳細については、VMwareドキュメント センターで次のトピックを参照してください。