SANtricity 11.8 Solutions
ホストへのボリュームの割り当て
I/O処理に使用できるように、ボリュームをホストまたはホスト クラスタに割り当てる必要があります。
ホストにボリュームを割り当てる際は、次のガイドラインに注意してください。
-
ボリュームは一度に1つのホストまたはホスト クラスタにのみ割り当てることができます。
-
割り当てられたボリュームは、ストレージ システムのコントローラー間で共有されます。
-
あるホストまたはホスト クラスタからボリュームへのアクセスに、同じ論理ユニット番号(LUN)を複数回使用することはできません。一意のLUNを使用する必要があります。
-
新しいボリューム グループの場合、すべてのボリュームの作成と初期化が完了してからホストに割り当てると、より早くボリュームを初期化できます。ボリューム グループに含まれるボリュームを1つでも割り当てた時点で、すべてのボリュームの初期化にかかる時間が長くなります。
ボリュームを割り当てると、ホストまたはホスト クラスタにストレージ システム内のそのボリュームへのアクセスが許可されます。
このタスクの実行中に未割り当てのボリュームがすべて表示されますが、ホストがData Assurance(DA)対応かどうかで処理は次のように異なります。
-
DA対応ホストの場合は、DA有効、DA無効のどちらのボリュームでも選択できます。
-
DA対応でないホストでDAが有効なボリュームを選択した場合、ボリュームをホストに割り当てる前にボリュームのDAを自動的に無効にする必要があるという警告が表示されます。
次の場合、ボリュームの割り当ては失敗します。
-
すべてのボリュームが割り当てられている。
-
ボリュームがすでに別のホストまたはホスト クラスタに割り当てられている。次の場合、ボリュームを割り当てることはできません。
-
有効なホストまたはホスト クラスタが存在しない。
-
ホスト ポート識別子がホストに対して定義されていない。
-
すべてのボリューム割り当てが定義済みである。
-
[管理] ページで、ホスト接続があるストレージ システムを選択します。
-
[プロビジョニング]>[ホストの設定]を選択します。
[ホストの設定] ページが開きます。
-
ボリュームを割り当てるホストまたはホスト クラスタを選択して、[ボリュームの割り当て] をクリックします。
ダイアログ ボックスに割り当て可能なすべてのボリュームのリストが表示されます。任意の列を並べ替えるか、[フィルター] ボックスに入力すると、特定のボリュームを簡単に検索できます。
-
割り当てるボリュームごとに横にあるチェック ボックスを選択するか、テーブル ヘッダーにあるチェック ボックスを選択してすべてのボリュームを選択します。
-
[割り当て] をクリックして処理を実行します。
ホストまたはホスト クラスタへのボリュームの割り当てが完了すると、次の処理が行われます。
-
割り当てられたボリュームに次に使用可能なLUN番号が受信されます。ホストはこのLUN番号を使用してボリュームにアクセスします。
-
ホストに関連付けられているボリュームの一覧にユーザーが指定したボリューム名が表示されます。該当する場合、ホストに関連付けられているボリュームの一覧には、工場出荷時に設定されたアクセス ボリュームも表示されます。