ONTAP tools for VMware vSphere 9.13
複数のvCenter Server環境でONTAP Toolsを登録するための要件
単一のVMware vSphere HTML5クライアントによって複数のvCenter Serverインスタンスを管理している環境でONTAP Tools for VMware vSphereを使用している場合は、ONTAP ToolsとvCenter Serverが1:1のペアになるように、vCenter Serverごとに1つのONTAP Toolsインスタンスを登録する必要があります。そうすることで、vCenter 7.0以降を実行するすべてのサーバーを、単一のvSphere HTML5クライアントからリンク モードと非リンク モードの両方で管理することができます。
ONTAP ToolsをvCenter Serverと一緒に使用する場合は、管理するvCenter ServerインスタンスごとにONTAP Toolsインスタンスを1つ設定または登録する必要があります。登録するすべてのONTAP Toolsインスタンスのバージョンを同じにする必要があります。 |
リンク モードは、vCenter Serverの導入時に自動的に設定されます。リンク モードでは、Microsoft Active Directory Application Mode(ADAM)を使用して、複数のvCenter Serverシステムにわたってデータが格納され、同期されます。
vSphere HTML5クライアントを使用して複数のvCenter Serverを対象にONTAP Toolsタスクを実行するためには、次の条件を満たす必要があります。
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VMwareインベントリ内で管理するvCenter Serverごとに1つONTAP Toolsサーバーを登録して一意の1:1ペアにする必要があります。
たとえば、ONTAP ToolsサーバーAをvCenter Server A、ONTAP ToolsサーバーBをvCenter Server B、ONTAP ToolsサーバーCをvCenter Server Cなど、1:1で登録していきます。
ONTAP ToolsサーバーAをvCenter Server AとvCenter Server Bの両方に登録することはできません。
VMwareインベントリにONTAP Toolsサーバーが登録されていないvCenter ServerとONTAP Toolsが登録されているvCenter Serverが含まれている場合は、ONTAP Toolsが登録されているvCenter ServerについてONTAP Toolsのインスタンスを表示してONTAP Tools処理を実行できます。
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シングル サインオン(SSO)に登録された各vCenter Serverに、ONTAP Tools固有のView権限が必要です。
適切なRBACアクセス許可も必要です。
vCenter Serverを指定する必要があるタスクを実行する場合は、画面左上の[インスタンス]セレクタに、使用可能なvCenter Serverが英数字順に表示されます。デフォルトのvCenter Serverは、常にドロップダウン リストの先頭のサーバーです。
ストレージの場所が認識されている場合(たとえば、特定のvCenter Serverで管理されているホスト上にデータストアがある状態でプロビジョニング ウィザードを使用した場合)は、vCenter Serverの一覧が読み取り専用オプションとして表示されます。これは、vSphere Web Clientで右クリック オプションを使用して項目を選択した場合にのみ該当します。
ONTAP Toolsで管理していないオブジェクトを選択しようとすると警告が表示されます。
ONTAP Toolsの概要ページで、特定のvCenter Serverに基づいてストレージ システムをフィルターできます。概要ページは、vCenter Serverに登録されているすべてのONTAP Toolsインスタンスで表示されます。特定のONTAP ToolsインスタンスとvCenter Serverに関連付けられているストレージ システムを管理できますが、複数のONTAP Toolsインスタンスを実行する場合は、ストレージ システムごとに登録情報を分けておく必要があります。