ONTAP tools for VMware vSphere 9.13
ONTAP Toolsの既存ユーザー向けの導入ワークフロー
ONTAP Tools for VMware vSphereの9.xリリースでは、最新バージョンへのインプレース アップグレードがサポートされています。
Virtual Storage Console 6.x、Storage Replication Adapter 2.x、3.x、4.x、VASA Provider 6.xなど、個々のアプリケーションの以前のリリースには、別のアップグレード プロセスが使用されます。このような旧バージョンのVSC、VASA Provider、またはSRAが環境にインストールされている場合は、テクニカル サポートに連絡して次の処理を実行してください。
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ONTAP Toolsの最新リリースを導入します。
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既存の設定データを移行します。
設定データには、ストレージ システムのクレデンシャルと
kaminoprefs.xml
ファイルおよびvscPreferences.xml
ファイル内のプリファレンスが含まれます。
多くの場合、設定データを移行する必要はありません。ただし、過去にプリファレンス ファイルをカスタマイズした場合は、それらのファイルを確認し、新しく導入したONTAP Toolsに対しても同様の変更を実施します。新しく導入したONTAP Toolsにストレージ システムを追加し、その際にクレデンシャルを指定できます。
VASA Providerを導入している場合は、既存の環境からのアップグレード後に、[Edit Settings
]オプションを使用してONTAP Toolsのメモリー サイズを12GBに設定する必要があります。仮想メモリーの予約サイズも変更する必要があります。メモリー サイズを変更する場合には、仮想マシンの電源を切断してください。
VSC、VASA Provider、SRA仮想アプライアンスの7.2または7.2.1リリースを使用している場合、統合アプライアンスの9.7P1以降のリリースに直接アップグレードすることはできません。まず既存の環境を仮想アプライアンスの9.7リリースにアップグレードしてから、最新リリースにアップグレードする必要があります。
ONTAP Tools 9.10以降にアップグレードするには、仮想アプライアンス9.7P1以降が実行されている必要があります。
最新リリースのONTAP Toolsを導入する場合は、ONTAP Toolsのスペース要件とサイジング要件を参照してください。インプレース アップグレードの実行方法については、ONTAP Toolsの最新リリースへのアップグレードを参照してください。